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私たちはなぜイライラするのか

今日は短いコラムです。
ツイッターにこんな投稿をしたら、たくさんの反応をいただきました。

同じ体験をしているという方々のご意見です。




関係ないですが、こんなツイートもありました。
イライラしている人が多いと、怖いですよね。

cakesでは最近、「ヲタ夫婦」を連載されている漫画家の藍さんが、電車でいきなり知らない男性に殴られ怒鳴られた(!)体験を描かれてました。


やっぱり東京にいるとイライラしてる人が多いのかな。
今日はこれについて考えてみます。

なぜ、東京の人はイライラするのか

東京に来ると、なぜイライラするのか。
いろんな理由がでました。

・人が多すぎるから
・気候が良くないから(暑かったり寒かったり)
・スペースに余裕がないから
・みんなの余裕のなさが伝染するから
・被害妄想が発動するから(嫌な思い出がある)

ならば田舎ならイライラしないかと言えば、田舎も場所によっていろいろみたいです。

面白いなーと思ったのがこの意見です。

イライラすることを許容される」と言うのは新しい視点かも。確かに、マレーシアでイライラしたり怒ったりすると、いいことないですからね。

一方で、シンガポールで「まいっか力」を学んだので、イライラしなくなった、という人もいました。見習いたい。


私は日本ってシステムが完璧すぎて「遊び」がないので、
そこに対する怒りが生じちゃうことがあるなぁ、って思うことがありますね。

結局は日本人ということで甘えが出て、「つい他人にこう行動してしまうよう」期待しちゃうってことなんでしょうね。

マレーシア人はなぜイライラが少ないのか

では、なぜマレーシア人は寛容なのか、そもそもマレーシア人は本当に寛容なのか。現地で国際結婚してる方と話してみました。

出てきた視点はこんな感じです。

・インフラが整ってないから、他人の遅刻を責められない
・大雨などで動けなくなることも多いから
・ゆっくり仕事する人が多く待つことに慣れてる
・南国だから、時間がルーズになるのは仕方ない
・気候が良いからイライラしないのでは
・嫌なら別の民族に頼む、という選択肢がある
・予定を割とフレキシブルに捉える人が多い
・マレーシア人は寛容だが、宗教については厳しい
・断食中はイライラする人も見かける


そう言えば、別の華人の友人はマレー系のデベロッパーで不動産を買って「支払い予定日を過ぎてるのに工事が遅れて請求書が来ない。ラッキーよね」と言ってました。そ、そうか、そこをラッキーと捉えるのね。

工事が延びるのは、割とマレーシアでは当たり前です。

マレー人ビジネスマンに聞いたら、彼は「すぐに怒ったりイライラする人はマチュアではない(成熟していない)という印象を与えますよね。幼児っぽいと思われますから、ビジネスでは損です」と言ってました。

ああ確かに。
この視点も、多くの人が共有している気がしますね。「怒りをコントロールできない=幼児っぽい」という見方は確実にある。

私の今のところの仮説は、マレーシア人が寛容なのは、「他人にもシステムにも期待しない人が多いから」です。
あなたはどう思われますか?

では、また。


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