だから……、だから…、私は、今の先生には頭の中に書いたものを見せる事は出来ない。いつか、私の頭の中に書いた母さんがした事の全てを、みんなの前で発表出来たら良いのに…。そしたら、まこちゃんは「亜衣ちゃん、そんな酷い目に遭っとったんじゃね！」って涙目になってくれるかも知れない。先生や他のクラスメートは、「新木さんが危険な目に遭いながら一生懸命書いたものを大事にしよう」って、「みんなでこの事について一生懸命考えましょう」って学級会になって、みんなが学べる良い機会になるかも知れない。…そして、そして須山くんは……、「お前辛い目に遭ってたんだな。俺の母ちゃんはそんな乱暴しないから、うち来いよ」って………。

『無垢、汚れの花 —Mother did sexual abuse—』 第九章

気になる方、九章だけでも読んでみて下さい。

亜衣、小学生になりました。母親の虐待行為は激化しています。

この第九章では、もう一歩間違えたら死にます。 #離人感 、#現実感消失症 も出てきています。

私は、風呂(再)という副題を付けています。

それだけではなく、亜衣の初恋。

…須山くんも、こんな性格の悪い私の一面を知ったら、毎日カッコ悪くぶたれまくってる恥ずかしい私を見たら、裸で、こんな「バチン！」されてる私を見たら……、恥ずかしくない、あの須山くんの事が好きそうな大人しい女子の方を好きになるのかな……。「やっぱり新木より、」って、「じゃーな」って…、そしたら……、大人になった須山くんと一緒に住んで「お前、大変だったんだな」っていう穏やかな想像も、「これからは安心しろよ」っていう感動する涙が出るような想像も、…壊れる………

『無垢、汚れの花 —Mother did sexual abuse—』 第九章

また、性的虐待についても、想起され始めてます。この、決意の記憶力で性的虐待についてきちんと描写されるのは、十二章、十三章、最終章です。

※5/20追記:性的虐待が描かれるのは、十三章と最終章でした。十二章ではありません。失礼いたしました。

興味本位でも怖いもの見たさでも良い。未来にみんなが見てくれることだけが…。亜衣の願いが、書かれています。

遠くなく、コラムを書かれるかもしれない亜衣…衣有さん。

美人で法律事務所のお仕事頑張っていてロマンティストでちょっと天然で可愛いですよ。

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