文章術の基本のキホン
こんばんは。カーボです。
今日は僕が心がけている
文章の基本のキホンを
ご紹介します。
他の方のものと
散々被っているとは
思いますが、
それを含めて
やっぱり大事だよ!
というところを
おさえてもらえれば
と思います。
○文章はとにかくシンプルに
文章はシンプルにというのは
わかっていてもなかなかできないです。
具体的には下記の項目に
気をつけるといいです。
○無駄な言葉を削る
なくても意味が伝わる言葉は
全て不要です。
一度書いた後に読み返して、
なくても意味が伝わる言葉は
即削りましょう。
○主語と動詞はちかづける
これも基本中の基本ですが、
何も考えずに書くと意外に
遠くなりがちです。
○1行は20文字以内。1文章は60文字以内
難しいときもありますが、
基本はこれです。
現代の文章の基準は
スマートフォンでの読みやすさ
です。
スマホでKindle本を読むと
約20文字で改行されてしまいます。
なので、基本的には20文字以内に
改行を心がけるくらいでちょうどいいです。
基本的に日本語は60文字を超えると
主語述語関係が入り乱れる
複雑な文章となります。
それだけ長くなると、必ず
「繋がなくても良い」文章が
出てきます。
1行で20文字。1文章で60文字。
これを心がけるだけでも大分違います。
しっかり交通整理して、
文章を分けるようにしましょう。
○ワンセンテンス、ワンメッセージ
一つの文章は一つの意味。
これも当たり前のようでいて、
バーっと書くと、
意外にできてない時があります。
○先にドバッと書いて一気に削る
これも基本テクニックですね。
キレイに最初から書こうとすると、
無駄に時間だけかかってしまいます。
とにかく書いてから
あとで一気に推敲する方が
効率的かつ効果的です。
○接続詞はできるだけ削る
「なので」「そして」などの順接続詞は、
だいたい無くても伝わる言葉が多いです。
なので、読み返すときにその言葉を削って
意味が通じるようであれば即消しましょう。
↑の「なので」はいらないですよね😄
○逆接続詞はちゃんと入れる
「しかし」などの逆接続詞は
反対にきちんと入れないとマズいです。
ここは注意してちゃんと入れておく
ことにしましょう。
○自分は頭が良いと勘違いしている人間ほど、わかりにくい文章になりがち
かつての僕は、
自分の文章は素晴らしい!
と勘違いしていました。
・漢字検定一級にしか出てこない漢字
・殆どの人が知らない語句
・ほとんどが漢字だらけの文章
・あえて古い言葉を使う
こういうのを多用して悦に入っていました。
俗にいう平野啓一郎さん病です。
世代なもんで…
これより私は、或る個人的な回想を録そうと思っている。これは或いは告白と云っても好い。そして、告白であるが上は、私は基督者として断じて偽らず、唯真実のみを語ると云うことを始めに神の御名に於て誓って置きたい。誓いを此処に明にすることには二つの意義が有る。一つは、これを読む者に対するそれである。人はこの頗る異常な書に対して、径ちに疑を挿むであろう。私はこれを咎めない。如何に好意的に読んでみたとて、この書は所詮、信を置く能わざる類のものだからである。多言を費やして無理にも信ぜしめむとすれば、人は仍その疑を深めゆく許りであろう。然るが故に、私は唯、神に真実を誓うと云う一言を添えて置くのである。
↑平野啓一郎『日蝕』の冒頭
これを読んで、
「カッコイイ!」
と思っちゃった人は
平野啓一郎さん病を発症します。
僕のように無駄に難しい言葉や、
古い言い回しを多用して
ヒンシュクを買ってしまいます。
そして、そのことに指摘されても
「自分が頭が良いと勘違いしている」
ので気づかないし、
直そうとしないのです。
(ああ、恥ずかしい…)
こういう文章は天才に任せて、
凡人はとにかく
わかりやすい文章を
心がけましょう!
○まとめ
文章の基本のキホンは、
・文章はとにかくシンプルに
・無駄な言葉は削る
・主語と動詞は近づける
・1行は20文字。1文章は60文字以内
・ワンセンテンス、ワンメッセージ
・先にドバッと書いて一気に削る
・接続詞はできるだけ省く
・逆接続詞はちゃんと入れる
・自分は頭が良いと勘違いしている人間ほど、
わかりにくい文章になりがち
です。
以上のことに心がけてみてください!
平野啓一郎さんの著書↓ 名文です!
では、また!
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