学校生活④ 自分の価値

障害者じゃない、どこか違うはずと、私は何かにつけて思いたかったんだと思います。中学校の時のいじめの体験や家族との関係、入学拒否によって、障害のある自分は周りの人とって迷惑なんだと思わされる機会が多かったからでしょう。

特に私は大人に取り入ればなんとかなる、と思ってしまっていました。

記事に書くのを忘れていたのですが、学校の文化祭で、「私の主張」という作文を全校生徒の前で発表するという機会がありました。

私をいじめていた友達は、私との関係についてを題材に作文を書いていました。しかもその時といじめをしている期間は被っています(笑)

私はどんな気持ちでこの作文を書いたのだろうと言う気持ちでいっぱいでした。なかにはそれを聞いて感動して泣いている人もいて「障害がある私」のことを書けば、ウケがいいと思ったのかなあ、なんて落ち込むより先に、冷めたことを思いました。なんだかそこから、どんな関係性であっても、意外と簡単に崩れてしまうものなんだと諦めていたような気がします。
こんなものなんだと。

だいぶ話はそれてしまいましたが、その経験があってから私は友達を作ることも怖かったのかもしれません。だから高校では先生と関われば良いと、初めは友達を避けていたのかなと。

前の記事にも書きましたが、単純に障害のある友達と関わることにも抵抗があったのも確かです。

案外鮮明に覚えているものですね。それぐらい私にとって暗黒期でしたね。

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