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イライラとは何か?

ニュースを見て「こんな人知らない」とわざわざコメントする人が少し減ったと仮定すると、それはあまりにも世の中が知らない人だらけなことにやっと気づいた人が増えてきたのが理由の1つ。もう1つあるとしたら、パーソナライズが機能している証拠とも言える。

また年寄りは「若い人は同じに見える」と話すが、わざわざ「じいさんばあさんはどれもジジババ」と言い返さなくてもいい。似たような話で興味関心がなくても目や耳に飛び込んできた華やかな視覚情報に何か意見したくなっても、ポジティブに表現したり、受け取る能力が衰えているのだ。その事象自体はネガティブなことではないので、悲観する必要もない。

人はときにとても自分勝手なので、自分にとって都合が悪い、興味がないことを無視すればいいものを、張り合ってしまうことがある。そうなると周りの空気を悪くするので、普段から感情は「ハイ」でも「ロー」でもなく、「フラット」がどの位置なのかを把握するのは、健全な関係作りに役立つ。

自分の気分のフラットさはなかなか客観的に感じることはできないが、自分の気質を「ノン・アサーティブ(受身的)」「アグレッシブ(攻撃的)」「アサーティブ(バランス型)」にカテゴライズするとわかりやすくなる。認知行動療法、アサーションで使われる話なので詳しくはプロの意見を参考にするといい。朝はアグレッシブでノンアサ。疲れてくるとアグレッシブとアサーティブを行き来する。脳がしっかり働いていて、休養がしっかり取れているとアサーティブ。のように、なんとなく気分の移り変わりを感じることができるはずだ。

わかっていてもやめられないのが人間なので、問題があると感じたときの対処法に掘り下げる一つ手前の段階として、こういった感情の観察方法や、物事を否定せずに判断する力を養いたいものです。たぶん、瞑想や定期的な運動、リフレッシュが効果的なんだろう。

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