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寄稿詩人の紹介 ~ゲスト編~

詩誌La Vague Vol.1の発行がまもなくに迫ってきました。
Vol.1では詩とエッセイそれぞれ1名ずつ、素晴らしいゲストにご寄稿いただきました。ご紹介させていただきます。

◆詩 ゲスト 川口晴美さん

・プロフィール
福井県小浜市出身。東京在住。詩集『半島の地図』で第十回山本健吉文学賞、詩集『Tiger is here.』で第四十六回高見順賞、詩集『やがて魔女の森になる』で第三十回萩原朔太郎賞をそれぞれ受賞。アンソロジー詩集の編纂、新刊書評、社会人向け詩の講座の講師なども。漫画とアニメとホラー映画と2.5次元演劇が好き。(X(旧Twitter)アカウント @mizutori1)

・詩誌へのメッセージ
私が生まれ育った福井県小浜市は、2本の川が海に注ぎ込む河口にある小さな町です。夏の夕暮れには空を映して薔薇色に輝きながら動き流れる水を橋の上からうっとり眺め、冬には凄まじいエネルギーを蓄えこんで鈍色に重く垂れ込める曇り空に呼応するように荒れて飛沫を飛び散らせる水を道路の際で凍えながら見入りました。この体の60%を占めるという水分の幾分かはあの水で、そこから詩は生まれてLa Vagueにも流れ込み、飛び散ったのかもしれません。ここから、止むことなく、どこまでも遠くへ、届くことができますように。

◆エッセイ ゲスト 棚沢永子さん

・プロフィール
東京生まれ、東京育ち。1983年より「現代詩ラ・メール」の編集実務をほぼ10年にわたり担当。鈴木ユリイカ責任編集の詩誌「Something」に編集人として参加。現在は聖蹟桜ヶ丘で喫茶店「ケトルドラム」を夫婦で営みながら編集&ライター業。著書『東京の森のカフェ』、最新刊『現代詩ラ・メールがあった頃』(ともに書肆侃侃房)。

・詩誌へのメッセージ
ラ・ヴァーグのこれから、楽しみに注目していきたいと思っています。ラ・メールは店に置いてありますので、よかったらいつでも見にきてください。何かご参考になることもあるかもしれません。

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準備号から創刊号へ。素晴らしいゲストを迎えて、発信してまいります。詩誌La Vague Vol.1にご期待ください。


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