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グリーンズジャパン運動日誌

 積極的支持者と言うわけではありませんが、「緑の党グリーンズジャパン」のサポーターです。サポーターになった理由は「やっぱり環境は大事だよ」と言う本当に案外気軽な気持ちで、今も気軽に続けています。政党組織というよりサークルみたいな政治団体ですが、一応国際局などがあって世界中の緑の党とネット通信で懇談会みたいな事は行われています。
 元々「新党さきがけ」と新左翼系、ノンセクトも交えたグリーンズジャパンの事務局は政治慣れしているため、結成当初の理念はある程度遵守しつつ、旧日本社会党系の市民派勢力と選挙協力しています。西三河地区のグリーンズジャパンは完全に社会党に連なる系列ですね。いわば「こちらが本物の社さ新党」と言いたいところですが、元々執行部も党派ごとに権力が集中しないように極めて分権を進め、いわゆるカリスマ系の指導者は不在です。もちろんそれが気軽に参加できる理由ですが、分権を通り越して極めて個人主義も強く、まともに一致ができるのは最終的には自然エネルギーをもっと増やしていこうぐらいで原発ですら温度差があります。比較的自由度が高いので、若い会員、学生会員も少なくないです。
 ただ古くから環境活動をやってきた人達が中心で、後継者が育っているのかと言われるとグリーンズジャパンに関していえば、新しい政党なのに10年後はどうなっているか分からないと言う危機感。グリーンズジャパンに少しでも好意的に関わった人達なら、皆思う事です。元共同代表すら、いつのまにかれいわの幹部になっていました。ドイツの緑の党は西欧どころか世界最大の緑の党ですが、その政治姿勢は案外実利を重んじて、組織的なアプローチと経済界との妥協もできるのですがグリーンズジャパンは非常に仲が悪かった日本共産党とようやく選挙協力ぐらいはするようになったぐらい。まだまだ未発達です。

エコテロリスト?

 最近ヨーロッパの方で環境団体がテロというよりただのイタズラをする行為が報道されます。あちらの方では「エコテロリストを製造したのは緑の党である!」と批判したり、もっと酷いと「緑の党はグローバル資本がバックにあり、その環境政策で••」という人もいます。日本の場合は、正直上記したようにサークルみたいなもので討論会をして満足して終えるので、気軽です。まともに政治団体として機能しているのは東京都本部ぐらいでほぼゼロから曲がりなりにも都議を誕生させた組織力は、組織率がもう何やってもうまくいかない労働組合こそ学ぶ事も多いのですがいかんせん地方のサークル組織はお芝居を見る感覚で反原発集会に参加する人も少なくないので、辛くいえばまともに政党として集票ができるのは東京のみです。思えば2013年が最初で最後のチャンスだったのでしょうね。その頃私は緑の党なんて知らない人間でしたが三宅洋平を擁立し多くの票を集めました。その時代から山本太郎に親和的だった三宅が緑の党の顔になってくれるわけがありません。当時の三宅の選挙運動スタイルはれいわ新撰組や参政党に受け継がれました。案外立憲民主党も国民民主党もパクっています。
 かつてあった封建体制の郷愁として「農本主義」というものがあります。美しい山河を、美しい農村を守ろうという運動は少し右に軸がズレると強烈なナショナリズムになる可能性があり三宅洋平はそのタイプでした。地方サポーターの私達と違い事務局は三宅の扱いに困ったでしょうね。

グリーンズジャパンは国政進出できるのか?

 個人的にいえばグリーンズジャパンはもっと勢力拡大して欲しいけど、今の気軽に環境活動を考えようのサークル的な東海地方緑の党の方が心地いいので、労働組合役員はやっているとサークルでも言っていますが、一応民主党系の選挙は手伝っている、緑の党は心の安息地という事は内緒です。と言っても別に相手がそれについて何か文句を言う人達でもないんですが、そもそもグリーンズジャパン自体東海地方全部でようやくサークルクラスの活動が出来る組織力しかないので、案外政治的には非自民、反自民ぐらいで(その反自民も単純に与党の期間が極めて長い自民党に対する市民感情、日本独特のイデオロギーかもしれません)反自民なら多分維新も応援するし、河村たかしすら応援します。
 ただ一定の組織を持つ東京緑の党は、そもそも民主党が2大政党を目指していた時代ある有名人が参院議員でした。高校野球を見ていると沖縄の高校が出場すればほぼ必ずある曲が流れます。それは「ハイサイおじさん」この曲を作ったのは喜納昌吉&チャンプルーズというバンドでした。喜納はイラク戦争に憤り、2004年民主党公認で立候補。参院議員となります。再選はできなかったのですが、アーティスト系政治家の嗅覚が優れていて、組織に属していながら政治立場は有権者が何を求めているのか?瞬時に判断し熱烈な信者を作る能力に長けていた人物でした。その喜納昌吉のスタッフが三宅洋平の選対に多く加わっていたとか?陰謀論みたいな話ですが、無さそうでありそうな話です。イデオロギーが違っても案外同じような人生を歩んでいる人間とは大いに柔軟性が働く。それも人間です。
 喜納昌吉も三宅洋平も山本太郎も同じアーティストです。アーティストとしての実績の違いあれど。アーティストに見えて実は強固な民族主義者。組織防衛者。そんな事はよくあることです。極左的な主張をしつつやっている事は極右。それをやり遂げる能力もないのに極端な意見を発信し続ける。鳩山は左翼政治家だった?馬鹿らしいです。あれほど民族主義者だった政権もありません。政権を取ればその立場の重さから逃げ出すような人でした。

緑の党政権実現論。

  サークルでもせめて国政野党というハードルぐらいは超えて欲しいです。アーティストに限らず人間は何かしろエピソードがあるはずで、それを盛りに盛って、自分が得をする事はあります。そういえば私は今の会社に入る時、叔父さんのコネを使いながら面接では当時ほぼ縁切れだった父との思い出を語りました。面接官は人を見抜くプロというのは大嘘です。明らかな大嘘は断定できるだけで、そこそこ練り込んでくると判断は無理です。大嘘発券機でも面接官としては優秀すぎるほど優秀なんですよ。人であれば採用するという企業もゼロではないですが、それでもそこから色々とチームワークができる人間か見抜くのは私は無理です。グリーンズジャパンも同じようなもので、こういう実績がある、それが芸能界で見る人によっては好き嫌いが激しい仕事であってもという手合いには弱いですね。NGOを立ち上げる人はバイタリティ凄いのですが、じゃあ若くしてNGOを立ち上げた人間が素晴らしい人格を備えているのか?と言われると••。人間どれだけ自虐的な事を言ってもどうしても、滲み出るのは自己顕示欲。当たり前です。言葉や文字を獲得した人類は次は表現でしょう。
 緑の党が2大政党とまでいかなくても、国政で議席を得るには自己顕示欲と相手の自己顕示欲を傷つけない事です。プライドは重い。どんなに理由が面倒なものでも人間は人間ある限り、プライドを傷つけられたら末代まで恨まれます。そう言った機微が分かれば緑の党も晴れて国政進出です。でもまともに政治団体しているのは東京だけだから、東京のグリーンズジャパン支持者に訴えたい!妥協はしつつ、状況を見て妥協しない!という方針で。本当にこれが面倒だから皆んな玉虫色になるんです。

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