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元労働組合専従職員が語る戦争反対と恒久平和

本当は労働組合の選挙実態と虚像というタイトルで考えていましたが、思うところがあって延期にしました。またどこかでその事も書きますね。さて今日は私は一介の平和論者としてお話しします。案外若い世代の方が素直に聞いてくれる平和論。なんだか小林よしのりさんを見て凝り固まった中年に説明するのも億劫ですが太平洋戦争の嘘と虚像の日本軍についてもよくある戦争論として今回書いてみたいです。

軍旗はためく下に犠牲になった人多くいました。

深作欣二の初期作品に「軍旗はためく下に」という作品があります。よく太平洋戦争の戦死者は靖国神社に祀られて神様になった。だから靖国にお祈りしましょうという人はいます。あの大日本帝国という人権がない国で亡くなった人たちに哀悼の意を表します。戦争の全ての犠牲者にご冥福をお祈りします。ただ軍人でも靖国神社に祀られない人も多かったです。例えば戦死ではなく軍事法廷で亡くなったとしたら。その軍事法廷が公平なものではないとしたら。敗勢が明らかになった日本軍は多くの味方である兵士を腹いせで軍事法廷にかけました。深作欣二はそれに思うことがあったのでしょう。今や海外の方が評価の高い「軍旗はためく下に」を制作しました。靖国神社の隣にある遊就館という施設、UAゼンセンの友人が誘ってくれました。私ははっきり言ってこの施設は気分を害しました。華々しく散った戦死者を讃えていました。どこの国もあるんでしょうねこのような施設。ゼンセンは連合内でも異質なタカ派労組ですが友人は思うところがあったのでしょうね。「どう思った?私は人の命が軽いなと思ったよ。名誉だけで家族はどう思うの?」

大日本帝国は大きな過ちも犯しました

日本人は太平洋戦争に関して多くの意見があります。アメリカ軍による原爆投下は多くの意見がありますね。また空襲についてもです。被害者である日本人も多かったでしょうね。また加害者である帝国日本軍の側面も大きかったと思います。やった方は忘れてもやられた方は忘れません。フィリピンの労働組合関係者の多くが日本軍による犠牲者も出てまた日本軍の抵抗運動に参加した人も多かったです。親日だからというあやふやな知識で語らないことです。

人間の命軽視してはいけません

東日本大震災で多くの人が亡くなりましたが多くの美談も生まれました。美談ではありますが職務で自分の命を投げ打つ人は疑問だという意見も多く出ました。私もそう思います。住民のために最後まで役場の放送室で避難を呼びかけた職員がいます。素晴らしいことですが自分の命を失ってしまいました。それを上司が後でインタビューであれこれ答えていましたが勇気ある貴方こそ生き残ってもっと被災者のために役場職員としてできたことがあったはずです。命は一つしかありません。ご自愛ください。一つしかないのですから。

プーチンの戦争、左派はどう思う?

ロシアによるウクライナ侵攻はもう1年が経っています。プーチンは右派の政治家でそれを賛美するのも右派でした。今でも右派の政治家が彼を擁護する事もありますが反米主義である左派も乗っかる人も残念ながらいます。ウクライナを守るために立ち上がった人々、またロシア寄りのウクライナの人々がいて複雑怪奇ですがプーチンは侵略者であり反米であろうが容認できない殺人者である事は否定できません。彼は多くの虐殺をチェチェン、シリア、ウクライナで行いました。国際法廷で裁かれる人物です。ポルポト、バシール、ミロシェビッチと変わらない大悪人です。

平和とは

関心を是非持ってください。戦争がしたい勢力は巧みな世論誘導をして考えることができない無関心層を利用するのが得意です。無関心層は国のために死んだ人を最大限美化する装置となります。労働運動においていわゆる正社員と契約社員の差はそこから生まれます。常にアンテナ貼ってください。

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