2019年の10連休ゴールデンウィークの初っ端は、福島市飯坂にある「手打ち中華そば 和屋」へ遠征。こちらは、白河ラーメンの雄「とら食堂」の系譜を福島市で守る名店でございます。最近、無性に白河ラーメン食べたかったのですよ。仙台市内にもあるにはアルのですがね。

オーダーは「半熟煮たまご焼豚麺（1,050円）」。昔、取材でお邪魔したときは手打ち雲呑もあったのですが、今はやってないみたいですね。残念。

んで、今回は珍しくリフトアップの写真なんか撮ってみました。麺が冷めるから嫌いなんですけどね。写真を撮るために旨さを犠牲にするのは馬鹿馬鹿しい、と思う人なので普段は絶対やりません。

では、なぜ今回は撮影したからって、この旨さを記憶したいから。そう、TORAの系譜の特徴のひとつが手打ち麺。数あるとら系の店の中でも、ここまで口の中ではっきりと輪郭を感じる麺を打つ店は、そうそうありませぬ。ポコポコの表面にスープをまとい、もちもちとした食感に抜群のコシ。不揃いな太さが表現するリズム感がたまらないのですよ。最高。

さらにスープも、白河特有の醤油が全面に出た味わいとは違い、鶏の美味さと醤油の風味が心地よい塩梅。そしてバカほど乗ったチャーシューですよ。バラ・内モモ・かぶり肉。3つの食感を楽しめるチャーシューは、味はもちろんそのボリュームにも注目。いやぁ、高速道路に乗って来た甲斐がありました。

週末の昼は相当混むよう。一車線の国道４号沿いで駐車場待ちはしんどいので、裏にあるらしい第２駐車場へ回りましょう。詳しくはあなたの目でお確かめください（駐車場の場所を）。

手打ち中華そば 和屋／福島市飯坂町平野字原76-1