詩日誌 2023.09.16

2023.09.16

1.

湿気の強い朝だった。僕は出来る限りのことをしっかりこなして管理人室を整え、昨日の日報をメールで然るべき各所へ送り、今日の日報を準備した。朝はやるべきことが多い。

『スプートニクの恋人』の中では主人公が失踪しいなくなっていた。物語の中で誰かがふと消えてしまうことは村上作品に頻出するテーマだ。何かを失くす、それを見つける、あるいは探すという行為、それはきっと文学的なことなのだ。

2.

『スプートニクの恋人』を再び読了したので、今度はトマス•エスペダルというノルウェー人の作家が書いた本を読んでいる。タイトルが気になって手にした本で、『歩くこと、または飼いならされずに詩的な人生を生きる術』という。

歩くといえば、そろそろ茗荷谷の家から多摩湖まで歩こうと思っている。Walk to the Lakeという小さな紀行文も書きたいな、と。

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