見出し画像

【宣誓】復職後は"あざといワーママ"になる

こんにちは、らはです。

そろそろお花見シーズンですね。去年(息子が0歳の頃)はおむつ替えやミルクの時間を気にしながらの少々落ち着かない花見でしたが、息子もだいぶ成長したし、去年よりはゆっくり花見ができそうです。

さて、先日心療内科にて「復職可能診断書」を発行していただきました。うつ状態も改善し、いよいよ社会復帰のときが近づいてきました。

復職したらまた無理をしてしまいそう。でも、もう二度と同じ状況に陥るのは避けたい! というわけで、今の気持ちを備忘録として記しておきます。


そろそろ復職するか!と思えた理由

ぶっちゃけ、「もっと休みたい」と言えば主治医は休職のための診断書を書いてくれたと思います。ですが、おもに以下2つの理由から復職を考え始めました。

①メンタルが回復してきた実感があること
ちょっとカフェに寄ってみようと思えたり、小説を読んでみようと思えたり、"何かをしてみよう"と思える意欲が戻ってきました。

②減っていく現金に耐えられなくなってきたこと
傷病手当の申請が遅れてしまったこともあり、3ヶ月無給状態が続いています……。しかしお金は出ていく一方。日に日に減っていく残高、そして上昇する物価。さすがにこのままでは家計的にマズイぞと思い始めました。

少しずつ春の陽気を感じられるようになり、なんかちょっとワクワクしてきた、というのもあります。人間冬よりも、春のほうが明るい気持ちになりやすいのかも。

心療内科の先生には「ぼちぼち働きたいんですが、復職可能診断書を書いてもらえますか?」と相談。手慣れた様子で診断書を書いてくれました。

休職したホントの理由は、仕事の量ではなく…

復職するにあたって、医師より「改めて、なんで休職したと思う?」と尋ねられました。確かにココをクリアにしておかないと、同じ状況に陥る可能性がありますからね……。

休職に入って間もない頃は、「仕事の量が多かったから」というのがおもな休職理由だと思っていました。

ただ、この理由にはなんとなくしっくり来ておらず、休んでいる間ずーーーっと「なぜ私は休職することになったのか」について考えていました。(考えたくて考えていたわけではなく、仕事のことが頭から離れず、考えざるを得なかった)

「仕事の量」が問題だったとして、じゃあ量が適正であれば問題なく働けていたのか?というと、答えはNO。

詳しくは書けないけれど、「仕事の内容」にも問題があったのです。子どもが生まれる前は、それでも働けていました。どんなに疑問を抱いて苦しい思いをしたとしても、仕事以外で発散できていたから。

でも、いざワーママになってみると、働くことのハードルが一気に上がりました。そもそも働けるかどうかは子どもの体調次第だし、残業だって簡単にはできない。今までのようにインプットの時間を確保するのだって一苦労。子どもが生まれる前よりも"頑張っている感覚"はあるのに、ろくに成果は上げられず。時短ゆえに、給料もフルのときよりがくんと下がる。

こんなに大変な思いをしてまでやる仕事って何?
そこまでしてやりたいことなの?

と、仕事の本質を問わずにはいられなくなったのです。

薄々感じていた自分の仕事やキャリアに対する違和感。その違和感を放置していたツケが、今まわってきたのです。

というわけで、私が休職した理由は「仕事の量に加え、内容にも問題があったからだ」と見ています。

復職後に忘れたくないこと

心療内科の先生からは、「あなたは真面目だから」と何回も言われ、復職後の留意点を念押しされました。あそこまで言われるってことは、よっぽど真面目なんでしょう……。

先生からは、以下のようなことを言われました。

100点を目指して結果的に70点にするのではなく、あなたの場合は最初から70点を目指しましょう。学校の勉強と違って、100点をとっても、120点・140点と基準が上がるのが社会。常に100点をとり続ける必要はないんです。

とはいえ、常に上昇志向を求める会社が「70点でヨシ!」なんて言ってくれるはずもなく。そんな職場では、「あざとさ」も大切だと先生は言っていました。仕事は早くやればやるほど、相手の求める基準も上がっていくもの。頼まれた仕事は、たとえ終わっていたとしても少し寝かせてから渡すぐらいの「あざとさ」が必要だと。そうやって、周囲からの期待をうまくコントロールすることが必要なのかもしれません。

働く上では「上昇志向」も大切だと思っています。私も子どもが生まれるまでは、この会社に居るからには常に成長し続けるべきだと思っていました。

でも、子どもが生まれてからは、「長い人生、そうじゃない時期があってもいいんじゃないか?」と思うようになりました。ガンガンアクセルを踏んで成長に貪欲になる時期もあれば、ちょっとペースダウンして現状維持に重きを置く時期があってもいいんじゃないかと。組織によって目指す姿は違うと思いますが、周囲の話を聞いてみても、もっとママが働きやすい社会であっていいんじゃないか……?と思うんですよね。

私だっていつかまた、アクセルを踏む時がくるかもしれない。
そのときに備えて、今は細く長く続けることを意識したいと思っています。

現実問題、これからどうする?

で、現実問題これからどうするか、ということなのですが。

休職直前とまったく同じ業務に従事するのは難しいと感じており、仕事の内容については会社と交渉するつもりです。交渉次第では、退職せざるを得ないかもしれません。

「正社員」というカードを手放すのはとても怖い。家庭の状況的に専業主婦になるという選択肢はなく、転職するか、フリーランスとしてやっていくかの二択です。いずれにしても年収は下がるだろうけど、心を壊しながら働くよりはいい。息子にも、胸を張って「ママはこの仕事をしている」と言える人間でありたい。夫もこの話には同意してくれました。

そんなわけで表題の叫びです。

復職後、あるいは転職後、あるいはフリーランスとして独立した後は、あざといワーママとして、心健やかに生きていくことを誓います。

(もっとも、フリーランスになった場合は、あざとく~なんて言ってられないとは思うけれども…)

最後までご覧いただきありがとうございました。

この記事が参加している募集

仕事について話そう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?