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私は英語学習ジャンキーだった

ゆうです。

私はかつて、現実から逃げるために英語の勉強をしていた時期がありました。

ADHDなので、子どものときから、やるべきことを先延ばしする、見通しが甘いので無理な計画を立て計画が守れないなどの問題を抱えていました。

20代後半に、当時在籍していたIT系企業で大失敗をし、閑職に飛ばされ「仕事ができない」という問題を忘れたくて、過度に英語学習に全振りしていました。

そのせいで、英語学習に没入しすぎていて日常生活がおろそになっていました。今から振り返れば、英語学習をすることで、ADHD特性のために引き起こされたつらい現実から逃避していたことがわかります。

語弊があるかもしれませんが、現実に解決すべき重大な問題を抱えていたときの英語学習は、現実逃避のためのアルコール乱用や薬物のようなものになりえます。

というのは、英語がうまくなったり、TOEICの点数が上がったり、英検などの資格試験に合格したりすると、一時的に自己肯定感があがり、気分がよくなります。脳のなかではドーパミンが分泌されます。

言い方は悪いですが、私は、つらい現実を忘れるための「英語学習ジャンキー」でした。

アルコールや薬物は社会的に「好ましくない」とされているのに対し、外国語学習は社会的に「好ましい」とされているので、とても厄介です。

しかし、現実逃避は一時的に気分を上げるものに過ぎず、いつかはその問題と向き合わなければなりません。

むしろ、問題は先送りにすればするほどどんどん大きくなっていきます。

逃げ続けると必ず最悪の結果がやってきます。

現実問題で問題を抱えていた私は、英語学習に逃げる前に、まずはその問題に真っ正面から向き合わなければなりませんでした。

人生における物事に優先順位をつけ、仕事など、人生で優先順位の高い領域での問題をスモールステップで解決しながら、無理のない範囲で同時並行的に英語を学習すべきでした。


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