こんにちは、語学の裏設定のゆうです。今日は、今年の１１月からオーストラリアへ移住への道が開けるというお話です。

海外の永住権なんて、外国人と結婚する以外道がないだろうな、と諦めていた人に一発逆転のチャンスが振り込みます。その名も「491ビザ」という、彼氏・彼女が居ないだけで、10移民ポイントが割り振られるという前代未聞のお一人様応援ビザが始まろうとしています。

独身者歓迎のビザが登場した背景には、オーストラリアには都心部以外の人口を増やそうという意図があるからです。それゆえ、「田舎で３年間滞在し、田舎の会社が永住ビザ付きで採用してくれれば(スポンサーされると言います)」されると言います)」15移民ポイントももらえます。

厳密に言えば、３年間田舎で滞在し、スポンサーされることは491ビザで永住権を狙う上での必須条件になり避けられませんが、何をもって田舎と呼ぶのかとか、スポンサーとは何なのかを説明しないといけないので、この詳細は後の章に譲ります。

そして、もしいまあなたが２５歳～３２歳の若者であれば、それだけで３０移民ポイントももらえます。３３歳以上３９歳以下であっても、２５ポイントですし、やや減りますが４４歳以下でも１５ポイントもらえます。

また、国内外の仕事の経験も加算されます。例えば、日本で３年働いた経験があれば、５ポイントが加算されます。

もしオーストラリアの田舎の地域で３年間仕事をしたのであれば、１０ポイントが加算されます。どのみち田舎に３年間はいないといけないので、専門学校や大学に行って勉強するよりも仕事をしていたほうが遥かに得だとハッキリ言えます。

仕事歴が無いという人でもまだチャンスはあります。IETLSという９点満点の英語の試験で７点取れたら１０移民ポイントを獲得できますし、８点なら２０移民ポイントになります。

後の章にまとめましたが、他にもまだ移民ポイントを取得できる基準があるので、永住権が狙いやすい好条件の波が来ていると言えます。

アメリカンドリームならぬ、オーストラリアンドリームを掴むか掴まないかは、もはやあなたの意思次第なのです。

ここから下は、491ビザの9月20日現時点の最新情報をお伝えしていきます。正式な施行が11月なので、まだ公式の情報は一切出ていません。現時点で分かるのは大まかな方針だけです。

しかしこの記事がキッカケにとなり、憧れの海外移住を果たす第一歩になれば嬉しいですし、そのような位置づけで本記事を活用していただければと思います。

１．491ビザの期間について

まず誤解されがちなのは、491ビザは永住ビザではないという点です。491ビザはあくまでも、永住ビザにつながる扉なのです。

491ビザが認められると、オーストラリアで田舎と指定されている地域に５年間滞在することができます。

そして、３年間田舎の会社で働き、次の章で書く諸条件を満たしていれば永住権の申請が可能となります。

もう１点注意が必要なのは、永住権の申請が可能ということは、必ず永住権が降りるというわけではないです。大学入試の願書を提出したからと言ってかならず合格するわけではないのと同じで、申請を通過しなければなりません。

通常、永住権の申請をするには６５移民ポイントが必要ですが、７０点、７５点、８０点と、移民ポイントが高い人から順に永住権審査が開始されます。点数によって優先順位が違うのです。

もし同じ点数だったら、独身の人は優先順位高めで処理されることになっているので 、独り身で永住権を狙うことも夢ではありません。

繰り返しますが、現時点の情報は公式ではないので、11月になり491ビザが施行されたら必ず公式情報を確認してください。

２．独身の人が491ビザを申請するには何が必要？

３年間田舎で仕事をすることが一番の条件ですが、それ以外にも何点か満たさないといけない条件があります。それらについて現時点で分かっているだけ書きます。

大事なので更に繰り返すと、施行前の情報を鵜呑みにせず、施行されたら必ず公式情報をチェックしてください。

　　・田舎とはどこか

シドニー、メルボルン、ブリスベン、ゴールドコースト、パース以外の都市ならどこでも田舎です。

ワインで有名なアデレードも地政学上は都市のくくりに入っていますが、なぜか491ビザのフレームワークの中では田舎扱いです。ある程度都会が良いという人はアデレードが狙い目です。

　　・３年間何の仕事をするのか

仕事なら何でも良いというわけではなく、現在オーストラリア国内で人手が飽和しきっていない職業に限ります。9月20日現在で、５０４職業あり、もし読者さんの職業が「Skilled occupation list (通称SOL)」と呼ばれる一覧に載っていれば、無事永住権に繋がります。

現在、３年間耐え忍べば永住権に繋がるので、現在の仕事がこの中に乗っていなくても、永住権のためにキャリアチェンジするのも手です。

オーストラリアの専門学校に通ったり大学に通いキャリアチェンジすると、学歴で移民ポイントが入るので、現実的なオプションだと言えます。例えば、現地の専門学校で学ぶだけでも１０移民ポイントがもらえます。

　　・スポンサーとは何か

スポンサーとは会社の名目で従業員の永住権を申請することを指します。

会社がほしい人材だと思うからこそ従業員をスポンサーするので、会社に気に入られるような従業員である必要があります。能力的にも人柄的にもです。

基本的に、３年間勤め上げた会社からスポンサーしてもらうことになるので、その期間は人間関係の構築や専門スキル磨きに力を注ぎ、職場にいなければいけない人間だと認識されるような努力が欠かせません。

491ビザで永住権を狙う場合スポンサーしてもらうことは必須条件なので、ここが生死を分ける境目だと言えるポイントです。

・超えないといけない最低年収ラインが有る

仕事が一覧にあって、田舎の会社で３年間勤め上げれば良い、という条件にもう１つ最低でも年収$53,900を超えないといけないという制限が加わり、簡単に言えば、ホワイト企業に務めることが必須条件です。

以上、この３点の条件を満たしていれば、仕事関連の491ビザの条件は大方クリアしたと言えるでしょう。

３．さらに移民ポイントを取りたい人は

移民ポイントは６５点取れれば４９１ビザで永住権が申請可能となりますが、換算対象になりうる項目は全部で１０項目あります。

・年齢
・英語能力
・オーストラリアでの学習期間
・最終学歴
・オーストラリアの外での職歴
・オーストラリアでの職歴
・パートナーの有無
・パートナーがSOLリストの職についているか
・翻訳の資格があるか
・独身かどうか

今自分は何点なのか、というのは下のページからチェックすることができます。全部英語なので、もしちょっと分からないという項目がありましたら、コメント欄でお気軽にご質問ください。

というのが、４９１ビザについての最低限カバーしておきたい情報についてです。

従来は永住権を取得するのに移民ポイントは６０点必要で、５５点まで」なら到達するけど、残りの５点がどうしても足りないから永住を断念する、というケースが多かったのです。

今回足切り点は５点引き上げられましたが、独身の人は＋１０という、かつて無いボーナスが付くようになったので、実質今まで埋められなかった５点分が稼げるようになりました。

なかなか外国人の彼氏・彼女ができない、、、と後ろめたさを感じてしている人でも、オーストラリアに永住チャンスが巡ってきました。

ここで一度勝負を仕掛けて、憧れの海外永住を果たしてみませんか？

本記事が皆様の第一歩に繋がったことを祈って。

それではまた！

おまけ

以前オーストラリアの魅力についての記事を書きましたので、モチベアップのためなどに読んでいただければと思います。

オーストラリアの魅力とは