えびふらい|食品会社辞めました

元食品会社の研究職です。二人の子育てに奮闘中の、40代オヤジです。育児 x ガジェット…

えびふらい|食品会社辞めました

元食品会社の研究職です。二人の子育てに奮闘中の、40代オヤジです。育児 x ガジェット = うまくいく、をコンセプトに日々記事を書いております。

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私が食品会社を辞めたワケ

私が食品会社を辞めたワケは給料が安いからです。皮肉なことに食べていくために、食品会社を辞めた形になりました。 私は新卒から10年以上、ある食品メーカーで研究職として働いてきました。人事評価はいつも「まずまず」でしたが、会社業績の上下に関係なく給料が上がることはありませんでした。 独身の頃はまあまあの生活ができましたが、結婚して子供が二人生まれ、生活費が明らかに不足するようになりました。 転職の不安もありましたが、幸いなことに全く別業界の新天地でも何とか仕事できています。

    • FAXを使うJTCに勤めて分かった。意外に食品会社はIT化している

      私は現在、「JTC (伝統的な日本企業)」で働いています。 働きはじめて分かったことですが、今でも業務フローの中でFAXがバリバリの現役です。エクセルで作成した書類をFAX送信、なんていうのが日常になっています。 かと思えば、別のところにはDX専門の部署があり、スパコンを使った計算をしたり、社内教育用の動画作成をしたり、ビックデータ活用を積極的に進めたりしています。 JTCはDXしながらFAXを使うなぜこんなことになっているかというと、あまりに組織が巨大すぎて、私の部署

      • 元食品メーカー従業員が思う、日本の製造業で不正が起こる理由

        それは「不正ギリギリ」「ちょっとぐらいの不正」の方が評価されやすいシステムが存在するから、だと思います。 はじめに日本の製造業で、不正のニュースが続いています。 特に、日本の製造業を代表するトヨタグループの、しかもグループの原点である豊田自動織機で発生した不正は、さすがに「正直終わっとる…」と思わざるを得ないところがあります。 かくいう私は、食品メーカー、しかもジャパニーズ・トラディショナル・カンパニー(JTC、伝統的な日本企業)で働いてきました。 それだけにトヨタグ

        • 穀物酢「"激安の酢"がヤバすぎる」と嘆く人は、庶民の暮らしも想像してほしい

          東洋経済ONLINEに掲載されている、「安部司さんの日本酒記事」も、その記事にツッコミを入れるブログも、話題になっております。 今回は、安部司さんの「お酢」に関するこちらの記事に、私がツッコミを入れてみます。 私の結論としては「お酢のN-BOXとポルシェを比べたら、そうなるでしょう」ということです。 大手メーカーは「ぼったくっている?」大手メーカーは「大量生産の薄めた酢を販売している!」とミスリードになりかねないですね。 安倍司さんは米酢の話をされているので、米酢の定

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        • 子育て x ガジェット = うまくいく
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        • 小さいことを気にする微生物マガジン
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        • オヤジの育休奮闘記
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          添加物使っていても表示免除「キャリーオーバー」

          X (旧Twitter)でこちらのツイートを見かけました。 確かにそのお気持ちは、わかります。一般の方には「シリコーン樹脂」ってちょっと馴染みが薄いものですからね。 シリコーン樹脂は消泡剤 (泡を消す)目的で使われています。皆さんも料理をするときに、泡立って吹きこぼれた経験おありではないかと思います。 工場では大規模で製造するため、「泡立って吹きこぼれる」というのは結構な問題になりますので、消泡剤は大事なものなのです。 大事なのはわかったけど、やっぱりシリコーン樹脂が

          添加物使っていても表示免除「キャリーオーバー」

          ルンバ i2、子育て世代こそ買うべき!他社からの乗り換えで実感した魅力

          子育てしている私は伝えたい、ロボット掃除機は「あったら便利」の代表格だ!と。 私も最初は「ロボット掃除機なんて、別に育児を手伝ってくれるわけでもないし...」と思っていました。しかし、実際にロボット掃除機を使ってみたら、その便利さに手放せなくなってしまいました。 これまで私は他社製のロボット掃除機を使ってきました。しかし有名なシリーズであるルンバの「i2」を購入してみたところ細かい使い勝手が良く、「さすがルンバ!」と感じることが多々ありました。 ルンバ i2は毎日の掃除

          ルンバ i2、子育て世代こそ買うべき!他社からの乗り換えで実感した魅力

          就職で大事なのは業種?職種?食品会社を辞めて気づいたこと

          それは「意外となんとかなった」ということと、業種よりは「職種」に重きを置いて、今のところは良かったということです。 各企業の就職活動も活発になる今日この頃。 仕事の「業種」「職種」についての私の考えをつらつらと書いてみたいと思います。 やりたい業種、やりたい職種、人によってさまざま希望があると思います。私の観測範囲上、という極めて狭い範囲の印象ではあるものの、「業種」に強いこだわりがある人は比較的少ないのかなと思っています。「どんな職種でもいいから、とにかくIT業界に勤め

          就職で大事なのは業種?職種?食品会社を辞めて気づいたこと

          元食品会社の従業員が「賞味期限」について語ってみる

          結論としては「賞味期限を目安にお早めにお召し上がりください」ということになります。 さて、農林水産省のサイトによると、賞味期限というのは と説明されています。賞味期限を過ぎても、すぐに食べられなくなるわけではありません。 また、賞味期限は「安全係数(0.8以上が目安)」が設定されています。これは、「おいしく食べられる期限が200日」だった場合、賞味期限は 200 x 0.8 = 160日ということになります。 だから、賞味期限の160日を過ぎたところで、ガタッと品質が

          元食品会社の従業員が「賞味期限」について語ってみる

          食洗機が子育てをもっとラクに!揃えたいアイテムと「結露対策」

          子育てであまりに多い食器洗い。食器洗いの手間を少しでも減らそうと、食洗機を導入しました。 食洗機は子育て世帯の強い味方だと感じています。 食洗機を使えば、食器洗いの時間を大幅に短縮することができます。子どもと一緒に遊んだり、他の家事をしたりすることができますね。また、強力な洗剤と高温で洗浄するので、手洗いよりも衛生面で安心です。 という話は食洗機を買う前に調べていたのですが、食洗機を購入してから「実は必要だったもの」があり、また「結露対策」が必要でした。 子育て世代の

          食洗機が子育てをもっとラクに!揃えたいアイテムと「結露対策」

          元食品会社の従業員が「崩れたクリスマスケーキ」の件を語る

          他にいろいろニュースはあるのに….。食べ物に関しては、世間に大きく取り上げられるなあと思う、元食品会社の従業員です。 このニュースを見ていて思い出すのが、食品会社時代の社内の仕組みですね。私の勤めていた会社では、営業の力が強い印象がありました。 営業が案件を持ってきて、経営サイドは技術的な検証はせず皮算用だけして、たとえ技術的に無茶な案件であっても研究開発陣がなんとかする、みたいな業務フローでした。 特に昨今厳しかったのは「短納期」「超低コスト」「原料不足」の組み合わせ

          元食品会社の従業員が「崩れたクリスマスケーキ」の件を語る

          元食品会社の従業員が選ぶ「味ぽん」の次

          シンプルにみえて、奥が深い世界である「ぽん酢」。 本来「ぽん酢」は柑橘果汁(+酢)のことを指す言葉。「味ぽん」はそこへ醤油などで調味した「味つけぽん酢」になります。 とはいえ一般に「ぽん酢」といえば、「味つけぽん酢」で通じるようになっちゃってますね。私も家族に買い物を頼まれたら、ちゃんと確認しようと思います。 さてさて、すっかり「ぽん酢」として認知されたミツカン「味ぽん」ですが、味ぽんは酸っぱい、もっとおいしいものに乗り換えたい、はたまたミツカン製品は買わない事にしたの

          元食品会社の従業員が選ぶ「味ぽん」の次

          元食品会社従業員が「ミツカン」の報道について語ってみる

          ついに週刊文春も取り上げたミツカンの件。 今回の報道を見て「ええ…」と思った方もいらっしゃるかと思います。一方で私は「食品会社なら、あり得なくもないなあ…」と思ったんです。 こんなご時世に「お世継ぎ」? 個人が尊重されるようになったこの時代に、「創業家」「お世継ぎ」「養子縁組」なんてあるのかと、お思いの方もいらっしゃるかもしれません。 世間の風潮に反して、食品会社に所属していた時には「養子縁組」は割と聞くワードでした。 特に地方の企業さんだと「家柄」をいまだに重視す

          元食品会社従業員が「ミツカン」の報道について語ってみる

          食品会社の給料が少ないワケ

          タイトルの主語がデカすぎる気がしないでもないですが、先日記事に書いたとおり、給与面から私は食品会社を辞めました。 もちろん、世の中にはサントリーさんなど給与面で恵まれた食品会社もありますが、全般的に食品会社の給料は低いです。では、なぜ食品会社の給料は低いのでしょうか。 私の勤めていた企業の話がベースになりますが、理由を3つほど挙げてみました。 薄利多売のビジネスモデルになりがち 日常使う食品は、自動車やスマートフォンにくられば当然単価は安いです。話の構図として「食品

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          新しい仕事と住まい:40代男性が転職3ヶ月で中古住宅を購入した話

          この度私、家を購入しました。 「40代」「転職後3ヶ月」「中古住宅」と言うことで、決して主流な購入パターンではないかもしれませんが、似た境遇で住宅の購入を検討している方の参考になればと思います。 家を購入しようと思ったわけ住宅購入は人生の中でも大きな買い物になるわけで、決断にはそれなりの「きっかけ」が必要でした。 きっかけは「転勤」 住宅購入に踏み切った大きなきっかけは、転職直後の転勤でした。 新しい仕事に行く前から、「最初の赴任地は一時的なもの」と言われていました

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          40代子持ち、技術職オヤジの三年間に及ぶ転職活動体験記。転職エージェントを味方につけよう

          私〈えびふらい〉はこのたび転職いたしました。 40代 ふたりの子持ち ニッチなスキル(食品微生物の技術者) 管理職経験なし という、一昔前なら「転職は絶対無理」と言われたスペックの私。 ですが、転職エージェントのおかげもあって転職することができました。 「みんなが転職すべき!」というわけではないですが、子育てしながらキャリアに悩む40代の方に、少しでもこの記事が参考になれば幸いです。 転職市場の実際のところ(2023年版)転職活動を始めたきっかけ 転職活動の

          40代子持ち、技術職オヤジの三年間に及ぶ転職活動体験記。転職エージェントを味方につけよう

          療育に行く事になりそうです

          この春、年中さんになる我が家の息子。年少さんの間で、幼稚園のカリキュラムについていけない場面を、しばしば見かけました。プログラムの内容をうまくすることができなかったり、勝手に別の場所へ走り出してしまったりしていました。 最初は「子どもは自然にうまくやっていくものだから、うまくやれなくても大丈夫」と思っていました。しかし、子どもが繰り返し同じようなトラブルを起こしていることに気づき、何かしらの支援が必要だと考えるようになりました。 そこで、私たち夫婦は市役所の専門家に相談し

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