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アラフォーオヤジ 6ヶ月の育児休業を申請するまで

私の勤め先は「男性の育児休業取得を奨励する」というペーパーが掲示されています。が、誰も育児休業取得を奨励されたこともなければ、誰も育児休業を取得していない環境です。そんな環境で、アラフォーオヤジの私が6ヶ月の育児休業を申請するまでの流れをまとめました。

始まり「育児休業をとろう」

育児休業を取得しようと思った理由は、シンプルに「子どもと過ごす時間を大切にしたい」から。いつ死ぬかわからない人生、せっかく社会的に認められている制度なのだから、限りある家族の時間を少しでも増やしたかったのです。

「人生いつ死ぬかわからないので、育休を取得したい」といったら、会社の人事担当の方は苦笑していました。自分は結構本気で、そう思っているんですけどねえ。

妻の方も「休んでくれるのはありがたいが、仕事の方は大丈夫なのか」という心配をしていました。妻よ、アラフォー平社員が半年休んだところで、会社は今日も回っているよ。

準備「仕事の引継ぎ方」

出産予定日の半年前に、直属の上司へ「半年間育休を取得したい」と話をしました。随分と苦虫を噛み潰したような顔をされましたが(まあ、当然か)、その日から自分の仕事の引き継ぎをスタートしました。

仕事の引き継ぎには「Google スプレッドシート」をフル活用しました。自分の仕事を一枚のスプレッドシートに抜き出し、それぞれの仕事は誰が引き継ぐのか、仕事の進め方や参照資料をまとめていくとともに、職場のチーム全員がいつでも共有できる状態にしました。

仕事の引き継ぎは「自分だけが」「丸投げされてる感」がどうしても拭えないもの。その全てを払拭することはできませんが「みんなの動き」「全体の中の自分の動き」が把握できることで、多少は「自分だけが」感や、「丸投げされてる」感が緩和されたのかなと思っています。

副次的な効果として、自分の仕事を一度棚卸しして、他の人と共有してみることで、実は無駄だった作業やもっと上手いやり方が見つかったことですね。育児休業がなければ、仕事の棚卸しなんてしようと思わなかったです。

そうして育児休業届を提出

「育児休業をします」と言い出したものの、「え〜、、」というリアクションに囲まれたスタートでした。計画を立てて、作業工程を見える化する、という極めて基本的なメソッドですが、基本を着実に実行し積み重ねていくことで、(表面上は)協力が得られるようになった形です。

届けを出す手続きはあっという間、ですが、そこまでの地道な準備が重要という、特に何もハックのない記事ですが、育児休業取得を検討されている方の参考になれば幸いです。


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