娘と春の陽気に誘われて、
お気に入りのスポットへ車を走らせました。

青い空、青い海。

この景色に癒されますよね。

機械的ではない「波の揺らぎ」が心地よい。

やっぱり私は『海派』です。

もちろん、山も好きです。

でも、波の音がより心地よいのです。

この辺りは、近年移住者が多いらしく家族連れも多かったです。

私が20代の頃は田舎の風景だったけれど、
今ではマンションや一軒家が立ち並びカフェもできて、
すっかりおしゃれな街並みへと変わりました。

今では都会の風景です。映えスポットですね。

この砂浜は、粒子が細かく滑らかなうす黄色をしていて、
裸足で歩くのも心地よいです。



少し散歩をしていると、
ふと打ち上げられたものが気になりました。

黒っぽいモジャモジャしたものが点在しています。

これって、海藻？　それとも、網かな？

しゃがんで確認すると、どうやら乾燥した海藻や竹、木々でした。

海藻か。
網かと思った。
勘違いで良かったー。

安心したのもつかの間。
その海藻には細かいものが絡んでいました。

てっきり小石と思いきや、
大豆より小さな発砲スチロールやプラスチック片が
絡まっていました。

結構な数がある。

なんかですね、
これを見たらなんか複雑な心境へと変わったのです。

一見、すごく綺麗な海で、砂浜に目立ったごみはありません。

砂浜を裸足で走り回っている子ども達もいて、
微笑ましい風景が広がっています。

でも、何だかな……

美しいように見えても、海が確実に汚れていることを感じたんですよね。
すごく身近な問題だと、改めて気づかされたというか。

50代というのに実感するのが遅いかもしれませんが、
今までとは違う印象を受けたのです。

私は環境問題の専門家ではないですし、
クリーン活動をしているワケでもありません。

たまに岩場の海岸でシーグラスを拾うくらいです。

環境問題についての記事やニュースを知っていますし、
自分なりに心がけていることもあります。

でも、打ち上げられたものを観察することはありません。

今回たまたま気になっただけです。

たまたま目にしただけの素人ながら、
思った以上にショックを受けました。

この一画だけで、これだけ小さなごみが打ち上げられているならば、
海に浮遊している数はかなりあると想像しました。

小さくなればなるほど生物に取り込まれるだろうし、
場合によっては窒息することがあるよな、とか。

知らず知らずのうちに私たちの口に含まれているかもな、とか。

紫外線や波によって、ある程度の大きさがある物も
月日がたてば傷み、削られ、小さくなっていき破片も出ますよね。

私は目に見えるごみには気をつけていたけれど、
その先への想像力が足りなかったかもしれません。

波を見て癒されながら、
いつもとは違う感覚がありました。

今まで以上に環境への配慮を、
身の回りから工夫しようと思いました。

一方、
娘はかなりリフレッシュできたようで、

娘「海を見ると、自分って自然界の一部だと感じるし、
悩みや不安もちーっぽけに感じるね～」

と、テンションが高めでした。

私とは正反対の反応。

ま、来て良かった。

実は、この記事を載せるか迷いました。

今まで環境について１本も記事を載せたことがないにも関わらず、
急に方向性が違うものを載せるのもどうなんだろう？と。

でも、迷うことはやめました。

私には割り当てられたノルマやテーマもありませんし、
気づいたことや感じたことを綴ればいいと思ったのです。

素人だろうが、何だろうが、
誰に迷惑をかけるワケでもありませんし、批判でもありませんから。

内容は、何でもいいじゃんって。

『ま、いっか～』と気持ちを切り換えました。

気の向くままに、
感じたままに、
型にはめることなく綴ろうと思います。

ありがとうございました。