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久しぶりに小説を読んでみた

普段図書館で借りる本は、エッセイや料理、子育て関連が多いです。

しか~し、

今回は
PTAかいちょーさんがnoteで紹介されていた『ヨモツイクサ/知念実希人』
を読んでみましたー!

実は怖いのは苦手でして、
ホラー系ミステリーを読んだのは、初めてかもしれません。

「ヤバい」「グロい」と事前情報を得ていたので、
心構えはできていたのですが・・・


いやー、作者が医師だからでしょうか?


表現がリアリティに富んでおり
身体がムズかゆくなるほど気持ちが悪くなりました……

私の想像力もなかなかだなーと思うほど
「グロかった」です。


で、ですね。

数年ぶりに小説を読んで思ったのです。

活字って無限大。


日本語は表現の幅が広いな、って。



そんなの当たり前じゃん、
と思われるかもしれませんが、
久しぶりにまとまった文章を読んだら
素直に思ったのです。


活字は読み手の想像力を最大限に発揮できます。

でも、それは
その力を焚きつける文章があってこそですよね。


作者が思い描いている様を文章にするって、
どれだけの表現力を持ったらかなうのだろうと考えてしまいました。



語彙力だけでなく、豊富な日本語の言葉の中から
『選択』していく作業は、
ただ活字数を増やして書くってことではありません。

物語の構想だけでなく、ミステリーゆえの表現力を
兼ね備える必要があるでしょう。


「気持ち悪っ」って思いつつも
生態の緻密な表現に圧倒されながら読みました。


読み手によって解釈や想像した世界は異なるものの、
その自由さが活字の良さですよね。

イメージするものは、モノクロでもカラーでもいいですし、
何なら登場人物の声だって自由に妄想できるってことです。


活字の世界は無限大と言えます。


私は怖い系の話が苦手です。

ここ数年は小説から遠のいてさえいました。

久々に読んだことで自分の想像力をふんだんに働かせ、
日頃いかに自分が偏った考えや発想をしているのかと
気づかされました。
(そもそもが乏しい)

「ちょっと気になる」って方も、ぜひ読んでみて欲しいです。

漫画もいいけれど、
活字の良さやすばらしさを感じられる一冊だと思います。



PTAかいちょーさん、ご紹介ありがとうございました。






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