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ボルネオ先住民の手仕事に出会える場所 in東京

東南アジアの赤道直下に位置する世界で3番目に大きな島「ボルネオ島」。その島の最北には、およそ42のエスニックグループ、そして200以上のサブエスニックグループが暮らすといわれているマレーシア領の「サバ(Sabah)」という地がある。

サバでは、各地域で定期市が開催され、各々が採れたての野菜や果物、肉、魚、乾物、手工芸品、嗜好品などを持ち寄り、シートやテントを広げ販売している。

サバの人々は、市場/マーケットのことを「タム(tamu)」と呼ぶ。そして、タムという言葉には「会う」という意味がある。

各地で開催されるサバの市場を訪れると、どこの場所でもいつもたくさんの人々が集い、活気に満ちた光景を目にする。

そこでは、ただモノを売買するだけではなく、市場という場所で人と人とが出会い、再会し繋がる。

そんなサバの市場のように、「日本でもボルネオの手工芸品と出会える場所」そしてまた、「いらっしゃった方々が繋がりを感じられる場所」をと思い・・・

なんとこの度、「タムー出会い」をテーマにしたイベントを東京で開催させて頂くことになった。

ラボテリアさん

開催場所は、東京都大田区東矢口にある「Lab-Terior(ラボテリア)」さん。蒲田駅の隣に位置する東急池上線の蓮沼駅で下車し、大通りから脇道に入ったところにある外観からもこだわりを感じられる魅力的なお店だ。

ラボテリアさん店内

扉を開け、中にお邪魔するとこれまた店主様がセレクトしたこだわりの作品たちが美しく並んでいた。

自然素材のものや、一つ一つ丁寧に手作りされた、想いのこもった作品たちに囲まれ、温かみを感じる落ち着く場所だ。

店主様自身も流木やシーグラスを使ったアート作品を制作している。

出店時のラボテリアさん

こんな素敵なお店、ラボテリアを運営するともこさんとの出会いは、千葉県白井市で開催されたマルシェイベントに私自身が出店していた時だった。

私のブースの斜め向かいから目に飛び込むオーシャンブルー。限られたスペースの中で表現された世界観。鮮やかな色にハイビスカス、自然素材のもの。私の大好きが詰まったお店がそこにあった。

ラボテリアさんの流木スタンド

自分自身のお店の什器にと、かねてより流木スタンドを探していたのだが、斜め向かいからラボテリアさんのブースにチラチラと目を向けると、流木スタンドが!出会ってしまった、ボルネオの手工芸品にとてもよく合うものが。

そして、ともこさんもまた、斜め向かいにいた私のブースに並んでいた、ボルネオ先住民が制作したビーズネックレスが目に入ったようで、お気に召してくださった。

ボルネオ先住民ルングス人
制作のビーズネックレス

お互い営業中だったので、たくさんはお話できなかったが、ともこさんはボルネオ先住民の作品だけではなく、その背景と「ボルネオ先住民の伝統文化を守り伝えたい」という私の想いに大変なご理解を示してくださった。

まるでボルネオ島サバのタム(市場)でのように、ともこさんとのこんな出会いがきっかけで、この度、共同イベントを開催させて頂くことになった。

イベント詳細

【日時】
3月30日(土)
10時〜17時

【場所】
Lab-Terior(ラボテリア)
〒146-0094 東京都大田区東矢口1-14-14

【アクセス】
東急池上線蓮沼駅
五反田方面のりばより徒歩6分

私が運営するボルネオ手工芸品のお店「ラヤンラヤン」では、ボルネオに暮らす先住民が制作した伝統のシダかご「リナゴ(rinago)」やボルネオ伝統モチーフをあしらったネックレス、「イナヴォル(inavol)」と呼ばれる手織り物の作品を扱っています。

イベントでは、これらの作品の展示&販売に加え、ボルネオでの制作風景や暮らしの様子を映した写真や動画も展示させて頂きます。

是非、この機会にボルネオ先住民の手仕事に触れてみてはいかがでしょうか。皆さまのご来店をお待ちしております。

<ラボテリアさんインスタグラム>


<ラヤンラヤンオンラインショップ>



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