京都が誇る本格ナポリピッツァ、移転後初のDa Yuki(ダ・ユウキ)へ
「京都で格別に美味しいピッツァを食べるとしたら、どこがおすすめ?」
こんな質問をされたら、真っ先に紹介したいお店がある。
それが、東山エリアにある「Pizzeria Napoletana Da Yuki(ピッツェリア ナポレターナ ダ ユウキ)」、
通称『Da Yuki(ダ・ユウキ)』だ。
本場さながらのナポリピッツァを提供している名店。
かれこれ10年以上通っているが、2024年3月に新店舗に移転したということで、早速行ってきたのでレポしたい。
Da Yuki(ダ・ユウキ)とは
「東山駅」の程近くにある『Da Yuki(ダ・ユウキ)』は、閑静な岡崎というエリアにあり、目の前には平安神宮の朱色の大鳥居が望める立地にあるピッツェリアだ。
シェフは本場ナポリのピッツァを追求したイタリア料理人
シェフは、京都のイタリア料理店に勤務した後、本場ナポリに渡り修業を積まれた鎌田 友毅(カマダ ユウキ)さん。店名の由来は、シェフの本名からインスパイアされているそう。
もし、私がコース仕立てで頼むなら
ダ・ユウキは、アラカルト専門店。
本記事は、もし私がコース仕立てにするなら?という視点でオーダーしてみたので、注文時の参考にしてもらえれば幸いです。
本日のメニューはこちら
世界中のワイナリーから取り揃えているこだわりのナチュールワイン
Da Yukiの料理を楽しむなら、ワインは外せない。
世界中のワイナリーから取り揃えている銘柄は全てナチュールワイン。
グラスワイン(泡・赤・白)は、味の好みを伝えるとソムリエさんがおすすめの数種類の中から選ばせてくれる。
造り手の想いやストーリーに想いを馳せながら飲む一杯は最高だ(ヒットが多いので、おかわりしがち)
本日の鮮魚のカルパッチョ
本日の鮮魚は、スズキの一種とのこと。とても噛みごたえがあって、スパイシーなオリーブオイルと岩塩がとてもいいアクセントになっている。思わず唸ってしまった。泡がすすむ。
梶谷農園のグリーンサラダ
梶谷農園のベビーリーフとエディブルフラワーをたっぷり使用した本日のグリーンサラダ。
ドレッシングは、オリーブオイル・塩・ビネガーのみで味付けしたシンプルなサラダだが、これが毎回頼んでしまう病みつきな味。
採れたてなフレッシュな野菜が美味しいのはもちろんのこと、シンプルなドレッシングの味わいが爽やかでレシピを聞きたくなるほど美味しい。
馬肉のタルタル
赤身の馬肉に、玉ねぎ、オレガノ、ニンニクが合わさったタルタルは抜群に美味しい。
そのまま食べてももちろんだが、オリーブオイルが沁みたパンに載っけていただく。パンは、サク系ではなくて、どちらかといえばフニャ系。生肉好きな人はぜひオーダーしてほしい。
余談だが、馬肉好きな筆者は今年もふるさと納税で、馬肉を注文しようと決めた。再現できるかな?
ピッツァ ハーフ&ハーフ(マルゲリータD.O.C&桜海老と釜揚げしらすのマリナーラ)
お待ちかねのピッツァ。
いつも欠かさず頼んでしまうマルゲリータD.O.C。
と今回は、この季節限定の春の味わいの桜海老と釜揚げしらすのマリナーラとハーフ&ハーフにしてみた。
〝D.O.C〟とは、水牛モッツァレラを使用したピッツァのみが名乗ることができる愛称。Da Yukiではカンパーニャ州・カゼルタ産の水牛モッツァレラを空輸しているとのこと。牛乳より脂肪分が高く濃厚でミルキーな味わいがトマトやバジリコにピッタリ。
普通のマルゲリータもメニューにはもちろんあるが、はじめてならぜひ〝マルゲリータD.O.C〟をオーダーしてみてほしい。水牛のモッツァレラチーズはとてもコシと弾力があって好きなので、もう普通のチーズには個人的に戻れない…。
辛いもの好きなら、ぜひ鷹の爪が入った「辛いオリーブオイル」を別添えでもらってみてほしい。アクセントになってgood!
数あるピッツァの中でも特に有名なナポリピッツァは薄い生地を楽しむもの。
ナポリピッツァとは、「生地の材料」「生地は手伸ばし」「窯での直焼き」「燃料は薪や木屑のみ」など、一定の規格が存在する中で全てを満たしたものに対して初めて名乗れるそう(知らなかった)
調子にのって、2枚目も頼んでしまった……。
「やや小さめがよければ、マイナス200円で20cmサイズというのにも対応しております」というお店の方のアドバイスを華麗にスルーし、我々はまたフルサイズを注文した。
桜海老と釜揚げしらすの食感のアクセントがとてもいい。優勝だ!
尾崎牛内もも肉のビステッカ
メインは、お肉をオーダー。
岩塩と粒マスタードにつけていただく尾崎牛の内モモは、しっかりとした噛みごたえと赤身のジューシーさが堪らない。グリルされたタマネギも一緒に口に運ぶとよりいっそう甘さが際立っていた。フルボディの赤ワインがすすんでおかわりしてしまった。
今回はオーダーしていないがお肉がヘヴィだと感じる方は、メインは鮮魚のフリットも美味しいので、ぜひ食べてみてほしい…!(最後まで迷ったほど本当におすすめ、二回目)
ドルチェ(ティラミス&エスプレッソ)
いつ食べても、ここは本場イタリアで食べたティラミスの味がする。
スポンジに沁みたほろ苦いエスプレッソがいいアクセントになっていて、まさに大人のドルチェ。
満腹でも、ペロリだった。
Da Yukiの基本情報・まとめ
筆者は、平日の遅めのランチ(13:30)に予約して伺ったが、当日訪れてみると店内はすでに予約で満席の様子。
人気店かつ移転して間もないこともあり予約をおすすめするが、平日ランチの一回転目のお客さんがお店を出られると徐々に予約していないお客さんも受け入れられている様子だった。
予約していない場合は、13:30以降が狙い目かも。
移転した現在の店舗の広さは、以前のそれに比べると3倍ほどのスペースになっているはずだが、接客の良さは変わらず。たくさんのお客さんに目配せしながらも、とても丁寧に心を尽くしてくれる様が伝わるほど、どの店員さんもニッコニコ。
これはまた来たくなるはずだ。
平安神宮・岡崎エリアへお越しの方はぜひ足を運んでみてください。
お店のすぐ横の川辺を歩くのも気分転換になって楽しい。
平日昼間からワインをいただいて、振り返ればイタリア人のような過ごし方をしたこの日。たまにはハメを外して、日本でもバカンス気分を楽しんだっていいよね。
アモーレ、イタリア!
アモーレ、ダ・ユウキ!
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