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【フォーシーズンズホテル京都】“苺の魅力を味わい尽くす「ストロベリーアフタヌーンティー」〜自身によき変化をもたらすのは、いつも偏見の一歩外側にある〜

2024年1月上旬から3月中旬まで開催されているフォーシーズンズホテル京都のストロベリーアフタヌーンティーにお邪魔してきた。

あまおうを中心とした旬の苺をふんだんに使い、フレッシュ、ソルベ、ジュレ、ムースなど、様々な食感や味覚でイチゴを堪能できるバラエティ豊かなラインナップは目で見て、舌で感じて二度美味しい、人生史上最高に心が躍った苺の世界だった。

見た目にも味わいにも華やかなアフタヌーンティーをぜひともあなたの目でご覧いただきたい。


フォーシーズンズホテル京都

◎歴史ある名庭を受け継ぐコンテンポラリーオアシス

寺社仏閣が立ち並ぶ東山の静かな一角。やわらかな木漏れ日を浴びながら竹林を抜けると、そこには伝統とモダンな感性が調和するラジュグアリー空間が広がります。約800年にもおよぶ歴史を持つ名庭「積翠園」を抱くフォーシーズンズホテル京都は、この悠久の都において、奥ゆかしき伝統と四季折々の美意識、モダンな感性が響き合う安らぎに満ちた滞在をご提案しています。優美な池庭を愛でる茶道体験、穏やかな禅の世界を体現したスパやプールなどのウェルネス施設。天井まで届く高い窓は1枚のキャンバスのように、春は桜、夏は新緑、秋には艶やかな紅葉、冬の雪景色と、四季折々の景観美を描き出します。

〜公式HPより抜粋〜

ザ・ラウンジ & バーへ

いざ、入店

ラウンジは、重厚感あふれる落ち着いた佇まい。

随所に京都らしい和のあしらいが存在していて、宝探しをしているようで楽しい。

ウェルカムドリンクのおもてなし

フレッシュな苺を使ったウェルカムドリンク

まずは、香り高いブラックティーに甘酸っぱいフレッシュな苺を浮かべたウェルカムドリンク「ストロベリーティー」で迎えていただいた。

注いだ瞬間から、空気中に“苺のいい香り”が漂い、アフタヌーンティーが始まる合図にはピッタリという感じ。

これから過ごす時間にますます期待が湧いた。

ストロベリーティーは、ほんのり甘みがつけられていてほっこりしてしまう。

格式高いホテルでありながらも、

「肩の力を抜いて、ごゆっくりおくつろぎくださいね」

というメッセージが込められているようで思わず緊張の糸が解ける。

ご満悦の筆者

あまりの口当たりの良さにカップをソーサーに置くことを忘れて飲み干してしまったほど。

フレッシュな苺も思わず食べてしまったが、甘くて美味しい…!

階下の空間美も圧巻の美しさ…。

忙しなく準備されているスタッフの方の心境をよそにチラリと見えたバックヤードに目をやると、そこにはこれから提供されるアフタヌーンティーのセットがずらりとお行儀よく並んでいた。

遠目ながら、煌びやかで可愛らしい。

アッサムティーをベースにイチゴシロップやイチゴピューレを加えた
ノンアルコールカクテル「ストロベリーマティーニ」

ファーストドリンクにオーダーしたのは、LINEお友達登録者限定のノンアルコールカクテル「ストロベリーマティーニ」。

アッサムティーをベースにイチゴシロップやイチゴピューレを加えられたドリンクは口当たりなめらかで、ジューシー…!

本来であればお喋りを楽しみながらゆっくりと飲むのがお作法なんでしょうが、あまりの美味しさにごくごくとスポーツドリンク並みに飲み干してしまった(ごめんなさい

風味の良さにとどまらず、苺の果実味が凝縮されたカクテルは、まさに大人の味。

薄張りのマティーニグラスの口当たりがまたよくて、我が家にも欲しくなってしまったが、買ったところで満足して当分使わないだろうな、、と衝動買いする気持ちをグッと堪え手元のグラスを眺め見た。

いざアフタヌーンティー、実食

スコーン2種

最初に提供されたのは、2種類のスコーン。

<スコーン2種>
・バニラスコーン(上)
・ストロベリーチェダーチーズスコーン(下)
・自家製ストロベリーコンフィチュール&クロテッドクリーム

苺にチェダーチーズが合わさるなんて、珍しい組み合わせ。

甘すぎず、ほんのりとやさしい風味と甘さがチェダーチーズの塩気によってより一層引き立てられているように感じる。

自家製ストロベリーコンフィチュール&クロテッドクリームも絶妙なアクセント…!

ストロベリーコンフィチュールは苺が丸ごと入っていて、食べ応えも抜群。

まさになくてはならない脇役そのもので、なくなってしまうのが惜しい、とちびちび付けていただいていたら、気配りのできるスタッフの方がこれまた絶妙なタイミングで「おかわりはいかがですか?」と聞いてくださった。

バニラのスコーンは、生地にバニラビーンズ練り込まれていて、風味がとてもいい。また食べたい味に迷わずランクインした。

スイーツ5種

お待ちかねのアフタヌーンティーのセットが登場。

華やかという言葉がこれほど似合うアフタヌーンティーを私は知らないというほど、女性が喜ぶ色、見た目、カタチの全てを詰め込んだかのような美しいセットが届いた。

<スイーツ5種>
・シャンパンとイチゴのジュレ
・イチゴとローズマリーのムース
・生イチゴのソルベ
・イチゴのモンブラン
・旬のイチゴ詰め合わせ

シャンパンとイチゴのジュレ
(スイーツ部門のマイベスト)

セイボリー4種

下段には、セイボリーの数々が集合。

特に記憶に残る美味しさだったのが、「エビの春巻き バジル風味 トマトサルサ

プリプリのエビが丸ごと一匹春巻きに包まれていて、トマトサルサとバジルソースにつけていただくと爽やかさがプラスされて最高に美味だった。

グランドメニューにあれば単品でもぜひオーダーしたいところ。

<セイボリー4種>
・イチゴと生ハムのフルーツサンド(※甘くない)
・エビの春巻き バジル風味 トマトサルサ
・豚バラのグリルバーガー ハニーマスタードソースとバルサミコ
・イチゴと発酵バターサンド

豚バラのグリルバーガー ハニーマスタードソースとバルサミコ
#チビバーガーにご満悦の筆者

ドリンク

英国高級茶ブランドJING TEA(ジンティー)
プレミアムティーセレクション

フォーシーズンズホテル京都のアフタヌーンのドリンクは、オリジナルブレンドティーを含む、英国高級茶ブランドJING TEA(ジンティー)のプレミアムティーセレクションがメインとなる。

その他にも、オリジナルブレンドコーヒー、エスプレッソ、カフェラテ、カプチーノ、ホットチョコレートなど、合計31種類のドリンクが制限時間内であれば好きなだけ楽しめる。

私のお気に入りは、ライチティーダージリンセカンドフラッシュだ。

ライチティーは香りが本当に良く、一口口にしただけでとても華やかな気分になれた。

また以前は紅茶といえば、アールグレイばかりを好んで飲んでいたが(理由はシンプルでベルガモットの香りが好きだったから)この時ほど、ダージリンが美味しい…と思ったこともないと思う。

こちらは、苺のホットチョコレート。

どれほど甘くて濃厚なんだろう、と名前から想像する甘さに恐れ慄いていたが、飲んでみると意外とあっさり?としていて、例えるならおしるこにようにサラサラといただけた。

さすがは、アフタヌーンティーに合わせるドリンクだと考え抜かれたラインナップに唸った。

早くも、ラストオーダーの時間がやってきた。

最後に「ストロベリーマティーニ」をもう一杯おかわりさせてもらった。

見た目に味に、大満足のアフタヌーンティーとなった。

詳細情報

<フォーシーズンズホテル京都・ストロベリーアフタヌーンティー>
■期 間:2024年1月9日(火)〜 3月12日(火)
■時 間:2部制、要予約
・12:00-14:30(ラストオーダー14:00)
・15:00-17:30(ラストオーダー17:00)
■場 所:フォーシーズンズホテル京都 3階「ザ・ラウンジ&バー」または1階レストラン「ブラッスリー」
■料 金 :平日7,000円、土日祝7,800円
*料金はサービス料15%、消費税10%を含めた価格

お庭も美しい…

約800年にもおよぶ歴史を持つ名庭「積翠園」

鯉も仲良く泳いでいました。

編集後記

ごく最近まで、アフタヌーンティーが嫌いだった。

しかし、最近になってそれは『偏見』であることに気づいた。

具体的に言うと、SNSでヌン活している女子たちの投稿を見るたび、あぁ…またこの手の投稿か、とそっと画面を閉じていた。

投稿を見るたび、「純粋にアフターヌーンティーの素晴らしさ」が伝わる前に、“アフターヌーンティーの空間に身を置くステキな私”にむしろフォーカスが当たっていて、

それらをキリトとった彼女らの加工された自撮り画像を見るたび、承認欲求の塊だ、と無意識に苦痛のセンサーが反応していたように思う。

(すっごくひねくれている、という自覚症状しかない…。)

アフタヌーンティー、それ自体に忌み嫌う要素はなかったと言えるはずだから私の『偏見』でしかないのだが、

実際にアフタヌーンティーの体験を重ねてみると、SNS女子たちがアフタヌーンティーの虜になる要素がいくつも存在することに気づいた。

一例を挙げると、

季節ごとに移り変わる旬の食材を目と舌の両方で感じられること。

素敵な空間に身を置いて優雅な時間を過ごしていることが、忙しなく生きる自分への労いであり、自分を大切にすることにつながっていること。

一度に全ての飲み物を制覇することは出来ないから、また次回のお楽しみにとっておこう…etc.

お気づきだろうか。

“偏見”という字と、“偏愛”という字はまさに1字違い。

嫌いだったはずのオセロが「好き」に好転していく時、もうすでに偏愛沼への旅路がはじまっているのかもしれない。

また嫌いとは単にその良さを知らない、知る努力を怠っているだけなのかもしれないな、とも。

自身に変化をもたらすのは、良くも悪くもいつも偏見の一歩外側にあることを忘れてはならない…そんな気づきとともにあった時間だった。

おまけ

エルメスの人力車(世界に一つだけだそう…)

かほ|旅とエッセイ。
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