遠山怜_lay toyama/ 作家のエージェント(人)

出版プロデューサー/コンテンツ発掘人&自分もコンテンツ作る人。 前職は広告野郎。『上馬…

遠山怜_lay toyama/ 作家のエージェント(人)

出版プロデューサー/コンテンツ発掘人&自分もコンテンツ作る人。 前職は広告野郎。『上馬キリスト教会の世界一ゆるい聖書入門』6刷『ウケる人、スベる人の話し方』3刷。創作に関するノウハウやメンタリティを発信。創作する人を応援。狂気のウサギ運営主。

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現代で創作し続けるということ、つまり自己紹介

このnoteアカウントは、作家のエージェントをしている遠山怜が創作に関連する文章・エッセイ、個人創作などを発表する場所です。 別のアカウントでは、俗に〝狂気のウサギ〟と呼ばれるキャラクターが登場する漫画を発表しています。このウサギは自ら創作し続けるため、また創作する人を応援するために生まれた超宇宙生命体です。もしよかったら、こちらのアカウントもフォローしてください。 本アカウントは狂気のウサギ漫画以外の投稿用アカウントです。過去同一アカウントに掲載していた漫画以外の創作に

    • 「私たちの時代はそれが普通だったよね」症候群

      「私たち(俺たち)の時代はそれが普通だったよね」 「昔はもっとひどいことがあったんだから」 そして、「今の人はいいよねえ」。 こういう言葉をネットでもリアルでもよく聞く。たいていは差別やハラスメント、いじめなどの行為が表沙汰になり、問題視されたり糾弾されている際に、その話題への反応として目にすることが多い。半分は驚きながら、半分は笑い、口を歪ませながら「でも、」という前置きから始まることもあるだろうか。 近年、日本でもようやくハラスメント問題や不当な差別、人権侵害や法令違

      • “奴ら”の正体

        「ああ言う奴ら、見ていると本当にムカつきますよ」と、前職の同期は言った。目線の向こうには確かに“奴ら”がいた。「こっちは真面目にやってるのに、許せない」それを聞いた私は、深くうなづいた。 *  以前、広告業界で働いていたときのこと。同期は30名ほどいたが、そのうち特に良く話す一人がいた。仮にKとする。Kとはお互い考えていることに共通点が多く、話しているとさしてディテールは説明していないのに、ある程度は分かり合えていたりする。喋っていて話が尽きないし、いつでも心のどこかに不

        • 寂しさで他人をコントロールしようとする人たち

          作家のエージェント遠山怜です。誰にとっても他人事ではなくて確実にあなたの周囲で起こっていることで、そしておそらくあなた自身に関係している話をしたい。つまり寂しさとその諸々の変化球について。 数年前、ある飲み会に参加したときのこと。 ほとんど初めて会う人が揃う会で、参加者は探り探りコミュニケーションを取っているような場。そこである年配の男性が若い女性に声をかけていた。相互理解を深める、知り合った同士の初期の雑談として出身地の話をしていたのだが、その女性が京都出身だというとその

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          【募集】うんこを食べられる可能性について十数年考えていたら、とうとう書籍化されることになりました

          作家のエージェント遠山怜です。このたび、私の腹心の疑問を発端として、それがとうとう書籍の形になることに相成りましたので、その話をさせてください。 * 突然ですが、うんこを食べる可能性について考えたことはありますか?私はあります。それは、子どもの頃のこと。私の曖昧でボンヤリとした頭脳に、あるとき電撃が走ったのです。 “自分のうんこを食べることができれば、人類の食糧問題は解決されるのではないか?” その問いが私の頭に思い浮かんだとき、私は思わぬ多幸感に包まれたものです。こ

          【募集】うんこを食べられる可能性について十数年考えていたら、とうとう書籍化されることになりました

          未完の天才になるな

          私の仕事は作家のエージェント。この仕事をしていることをいうと、相手の反応はだいたい3パターンに別れる。 1つは、「なんかよくわからないですね」という反応。これは仕事の内容が一般的ではないからしょうがない。2つ目には、敵意か賞賛を向けてくるパターン。何かと残念ながら悪い意味で話題の的になりやすい業界なので、「さあてどんなもんか確かめてやりましょうか」という腹づもりで探りを入れにくる人もいる。俺はこんなに業界のこと俯瞰的にわかってますよという自信のもと、練りに練られた秘蔵のダメ

          【ネタ】テレビを見ていて静かに衝撃を受けること

          テレビの演者に慣れて共感していると、再現VTR明けに驚いてしまう。 ーーーーーー ▼本noteアカウントでは創作にまつわるノウハウ、メンタリティ、インタビュー、コラボ企画などを掲載していきます。ネタもやります。創作や表現に関わる人を応援する内容を公開しています。ぜひこちらもフォローしてください。 ▼ウサギ漫画専用note ▼twitter 遠山怜_作家のエージェント (@PagannPoetry)

          【ネタ】テレビを見ていて静かに衝撃を受けること

          雑談という日常にありふれた地獄について考えてみたこと

          地獄というものは何もトイチの借金に手を出してヤクザに追い回されているとか、かろうじて一回だけエンタの神様に出演したことのある芸人の、地方のイオンモールお笑いショーに客自分一人だけとか、スタバの隣の席に座った人が昨日恋人と別れたばかりでその友人による恋愛反省会をこっちも聞かされるとかそういうことではなくて、もっとずっと日常にありふれている。つまり雑談だ。 仕事柄、雑談の機会に不幸にも恵まれているが、これだけは本当に頂けない。 ▼雑談累積難易度問題 雑談の累積難易度について

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          耐えがたいレベルで数学が苦手だったので、文系向けの数学本をプロデュースしました

          はっ!無理無理無理無理!本当に無理。あ~、もうそういうの無理。えー、なんか、えー?!どういうこと?あっ、なんかもう考えようとすると頭ぼーっとするし無理。今日の頭脳は終了でーーーーす!!!!! 数式を見ただけで、こんな感じになっていませんか。大丈夫です、私の推測では少なからぬ人が数字とか数式を見ただけで、頭が急速にフリーズ状態に陥ってしまうようです。 どきっとしたあなたに、朗報です。 このたび、数学が苦手な人でも読める、数学の本をプロデュースしました。何を足して何を掛けて

          耐えがたいレベルで数学が苦手だったので、文系向けの数学本をプロデュースしました

          自虐をやめられないのは、あなたの心が弱いわけでも能力が低いわけでもなくてね、

          早速本題に入りますが、自虐をしてしまうのは決してあなたの心が弱いとか能力が低いとか何かにおいて人より劣っているからではありません。あなたが自虐をしてしまうにあたり、「あれのせいだな」とパッと思いつくような原因は、本当の発端ではないのです。認識しづらいところに問題があり、それゆえに自虐をせざるを得ない。 その問題を言い当てても、あなたの自尊心が脅かされることはないでしょう。ご安心ください。しかし、あなたはもっと大きな問題に直面することになるのです。 これは他人の人生を垣間見

          自虐をやめられないのは、あなたの心が弱いわけでも能力が低いわけでもなくてね、

          【書籍内容公開】競争が激化するエンジニア採用市場で、優秀なエンジニアを獲得するには?

          作家のエージェント、遠山怜です。この度、大和賢一郎氏の書籍『小さな会社がITエンジニアの採用で成功する本』のプロデュースさせて頂きました。2019年6月20日に発売された本書籍の内容を、noteで一部公開します。 * 企業のIT化に伴い、激化するエンジニア採用市場。勢いのあるスタートアップや大手企業が、優秀なベテランエンジニアや将来有望な新卒を獲得していくなか、業績が好調でも地名度の低い中小規模の企業は、採用に苦戦しています。 大手のように採用に巨額の資金を投入できない

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          そもそも愛されなきゃいかんのか?

          本記事は過去、旧paletteq(現在はpalette多様性×インタビューメディア)に寄稿した漫画です。旧paletteqのサイト移行に伴い、投稿記事が WEB上で検索できなくなってしまったため、こちらに再掲します。 注:palette様、本アカウントでの掲載に問題があれば、ご連絡ください。 愛されることが当たり前みたいに言われている昨今だけど、本当に愛されなきゃいけないのだろうか?ストレートな疑問を漫画にしました。 * * あえて「愛され」の話をしてみようと思う。

          そもそも愛されなきゃいかんのか?