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安室ちゃんが私に与えていた影響と私が安室ちゃんを好きな理由

かなり前に安室ちゃんのCDのことを記事にしました。

引っ越しや断捨離で他のアーティストのCDはかなり処分したけれど、安室ちゃんは別格で、どうしても安室ちゃんのCDは手放せませんでした。

ですが、手放さなくて正解!

今は YouTubeで多くのアーティストの曲を聴くことができるため、手放したアーティストの曲や購入まではしなかったけど記憶に残っている曲を聴いたりしますが、安室ちゃんの正規版を YouTubeで聴くことはできません。

だから、私の選択は間違っていなかった!

懐かしい曲を聴くと、当時の思い出を色々と思い出したりしますよね?

でも、安室ちゃんはその当時という「スポット」のみならず、その後も含めて「長い線」で思い出が引っ張り出されてきます。

安室ちゃん人気は日本だけではなかったのは周知の事実ですが、私が台湾に留学していた時、台湾の女の子たちにも安室ちゃんは人気がありました。

安室ちゃんが出産したことを知ったのは寮の地下室に置いてある現地の新聞を読んだ時。
熱狂的なファンではなかったけれど「無事出産したんだ。良かったね。おめでとう」と口に出していた記憶があります。

それから、台湾の友人たちと「安室ちゃんかわいいよね!」と共感しあった記憶も。

だけど、私が一番記憶に残っている出来事はその数年後の自分の発言です。


私の通っていた大学は交換留学制度があり、私たち日本の学生は台湾へ留学をし、反対に台湾の日本語学科の学生は私たちの大学へ留学をしに来ていました。

生きた言葉に触れるためにはお互い会話練習が必要だったので、学内では私たち中国語学科の生徒と台湾の日本語学科の生徒の会話練習がかなり頻繁に行われていました。


私も会話練習をしていて、その中の一人が大学卒業数年後に日本で働くことになり「半分会話練習・半分おしゃべり」という時間を再開するようになりました。

学生時代とは違いお互いに社会人となり数年。
見ている世界も学生時代とはまったく違っているため、これからの将来を見据えた話をすることも出てきました。

そんな中で「日本の女子の考えを知りたい」と聞かれたのが、日本の女性の自立率だったと思います。
「結婚してこどもができた後、離婚をしたくてもしない人が多いのはなぜ?」みたいな質問をされたのだと思うのですが、私は「こどもを養うことができないから」だったか「生活できないから」と答えた記憶があります。

そうしたら「安室ちゃんはシングルマザーだよね?」と言われたので、「だって彼女は自立して自分で稼いでいるから可能なんだよ」と即答しました。

この返答をした時、自分の口から「自立している」「稼いでいる」という言葉が出たことがとても衝撃的だったのが、このやり取りを今でも覚えている理由です。

なぜなら就活をしていた時、私は生涯仕事を続けていくものだと思っていたはずなのに、この発言をした自分は「出産したら(もしくは結婚したら)家庭に入って依存する」という考えが根底にあることに気づいてしまったから。

また、具体的な数字は知らなかったにしても、自分一人でこどもを養っていけるとは思っていなかったことにも気づきました。

自分がまさか結婚を機に仕事を辞めることになるとは思いもよらなかったし、こどもの教育資金が青天井な上、子育てには本当にお金が必要なことを知ったのはこのやりとりから多分5年以上経ってから。

今は結婚・出産後も働き続ける女性の方が多くなってきていますが、当時の日本はまだまだ妊娠や出産を機に退職する女性が多かった時代。
私も当たり前のようにそう思っていた、ということです。

対して台湾は、女性が結婚はもちろん出産しても働き続けるのが当たり前という風潮でした。
日本のように女性がワンオペ育児になることや家事の負担が大きくない社会背景が確立されていたからです。

私の意見が「日本の若い女性の総意」ではありませんが、きっと他の女性からも同じような意見を聞いたのでしょうか。
その時は「ふーん」でその話は終わりました。

ですが、私はその時自分が安室ちゃんを「安室ちゃんの生き方が好き」という感覚でいることに気づきました。

だからきっと安室ちゃんのCDを手放せないでいたんだろうな。
安室ちゃんのCDは単なる曲や物質ではなく、私の精神に働きかけてきているものだったんだろうな。


私は結婚を機に仕事を辞めてしまって、まーったく自立できていません。

もしも人生巻き戻しができるなら、パソコン一つあればどこでも仕事ができるような仕事を選ぶべきだわ。
夫の転勤が有っても影響を受けないような。

それでキャリアを積んでいったら、自分の仕事に自信を持っていられる。
今の私は仕事のキャリアがないから自信ないもん。

私に安室ちゃんを好きな理由を気づかせてくれたあの人は今どこで何をしているのかな?
元気かな?
一緒の時間を過ごしてくれてありがとうね。

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