ドメストル美紀

読むこと、書くことがパッション! フランス人の夫、17才と15才の兄弟猿 とベルサイユ…

ドメストル美紀

読むこと、書くことがパッション! フランス人の夫、17才と15才の兄弟猿 とベルサイユにて暮らしています。 著作『どんな日もエレガンス』『フランス伯爵夫人に学ぶ 美しく、上質に暮らす45のルール』など。 マガジンに小説を載せました。https://lit.link/mikidem

マガジン

  • やさしい手ほどき~On Elegance

    エレガンスに憧れて30年余り。気づいて学んで会得できたこと、できなかったことをこちらでシェアしたいと思います。お役に立てるかな。そうだといいな。

  • やさしい手ほどき スーツ偏

  • ウィーンへ行きました。

    ブログのようにさらっと読める小説シリーズ、今回は音楽の都、ウィーンへ参りましょう。 ゆき恵は悩める32歳のCA。壊れた家庭で育ったせいか、安定・不安定の境界線にいます。今、彼との結婚を前に、グラグラ揺れている、そんな中のウィーン・ステイ。同期の綾乃、美樹と一緒に、それぞれの旅模様があって、という話。 感想、提案、ご教示、全てウエルカム!どうぞ宜しくお願い致します。

  • 創作小説 マイ・ストーリー~Awakening

    別アカウントに掲載している私の創作小説です。#創作大賞2022 参加作品です。お時間あるときに読んでやって下さいませ。

  • サンタモニカへ行きました。

    ブログのようにさらっと読める小説シリーズ、今回はサンフランシスコへ行きます。喪失の悲しみ、閉塞のつらさに耐えきれず、アラフォーCAかおりのmしっとりとしたセンチメンタル・ジャーニーにお付き合い下さいませ。

最近の記事

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ベルサイユより、ボンジュール!

noteの皆様、はじめまして。これからお付き合いのほど、どうぞ宜しくお願いします。エッセイストのドメストル美紀です。 ベルサイユに住むようになって、まもなく5年目に突入します。その前はパリに、その前はフォンテーヌブローに、フランス在住期間は述べ20年となります。 本好きが高じて、書く方にもパッションを持つようになりました。こちらのアカウントにはエッセイを、また、別アカウント、MyStories には創作小説を載せています。 その他、インスタグラムではフォトログを →@mi

    • わたしのふらんす ③階級を知る

      「わたし視点」からフランスを語る「わたしのふらんす」シリーズ、第3回目です。今回は、2000年のフランスに時計の針を巻き戻します。 ********** わたしが現在のようにフランスをベースに暮らすことになったきっかけはInsead への留学でした。30代初めの頃のことです。 場所は、パリではなくフォンテーヌブローという城下町。そこに一年滞在しました。 そこで知ったフランスの新たな一面といえば、階級というものでしょうか。 わたしが留学したのは2000年のことですから、まだ

      • わたしのふらんす、その② フランスの地霊

        今回は、客室乗務員時代に訪れたパリを振り返ります。 別に時系列に全てを網羅しようとは思っていないのですが、前回「振り返ることで気づくことがある」と知ったので書いてみたいのです。 前回の80年代終わりから今回は90年代に移ります。よろしければお付き合いくださいませ。 CA界の嫉妬 大学卒業して初めての仕事はANAでCA職に就きました。あの頃は、CAがかろうじてまだ花形職業とされていた頃で、実際美しい方が多い職場でした。同じフライト班の同期達もモデルさんのように美しい顔立ちで

        • わたしのフランス

          これから何度かに渡って、「わたしが見てきたフランス」というものを書いていこうと思います。気まぐれな思い付きなので、途中で投げ出してしまうかもしれないけれど、行けるところまで行ってみたくて。 美化せず、見下しもせず、フィルターは「わたしの眼」だけのフランスを書き綴っていきます。 フランスに憧れる人、フランスに来たいと思っている人のお役に立てるといいな、とちょっとだけ思っています。 でもほとんどの動機は、「書きたい、書いておきたい」というそれだけです。身勝手なエッセイですが、お

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        ベルサイユより、ボンジュール!

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        • やさしい手ほどき~On Elegance
          10本
        • やさしい手ほどき スーツ偏
          3本
        • ウィーンへ行きました。
          9本
        • 創作小説 マイ・ストーリー~Awakening
          5本
        • サンタモニカへ行きました。
          10本
        • 翼をひらくとき
          11本

        記事

          やさしい手ほどき On Elegance⑩    フランスの家庭料理、ケーキのレシピ

          パリに住む方々をベルサイユにお招きして「大人のエレガンスについて座談会」をしたシリーズの最終章です。 第一回はこちら↓ このは、典型的はフランスのお手軽ランチメニューである、キッシュ&サラダをお出ししました。サラダはカリフラワーとローストしたひよこ豆というちょっと珍しいもの、キッシュもカレー風味というひねりあり。レシピも書いたので、良かったら試して下さい。美味しいですよ~。 今回のnoteではデザートをご紹介します。 あの日は、フォンダン・ショコラと、こちらのアーモンドと

          やさしい手ほどき On Elegance⑩    フランスの家庭料理、ケーキのレシピ

          やさしい手ほどき On Elegance⑨   フランスの家庭料理、キッシュのレシピ

          ……前回の続きです。 今回はカレー風味のチキンキッシュのレシピをご紹介いたします。 こちらもレシピは8名分となります。 タルト皿は直径28センチ、日本のものよりきっと大きいですよね。お作りになるときは、分量は調整して下さいませ。 ・パイシート(市販のもの) ・鶏の胸肉4つ、約500g ・鶏ブイヨンスープ(顆粒のでも) ・玉子4つ、 ・カレー粉、大さじ1+1/2 ・レーズン、70g(軽く刻む) ・クレームフレッシュ(生クリームでも)200g ・塩胡椒 胸肉は、鶏ブイヨンス

          やさしい手ほどき On Elegance⑨   フランスの家庭料理、キッシュのレシピ

          やさしい手ほどき On Elegance⑧    テーブルでのエレガンス (レシピ付き)

          パリにお住まいの方達をベルサイユにお招きしたのは、5月半ばのことでした。その時のルポルタージュ、食卓編です。 ベルサイユ左岸駅から、街、宮殿公園を通り抜け、拙宅にいらしていただきました。フランス式会話術について話し合った様子については、前回の通り。 調度お昼時ですので、まずはクレマンで喉を潤していただきます。 実は、テーブルの写真を撮り忘れたという、大ボケのわたし。もしよろしければ、こちらの動画をご参照下さいませ。10:30秒から食卓の話になります。 この日も、①フラン

          やさしい手ほどき On Elegance⑧    テーブルでのエレガンス (レシピ付き)

          やさしい手ほどき、On Elegance ⑦    フランス家庭に招かれたら

          緑が眩しいベルサイユよりボンジュール! 大きな青い空が広がる初夏が到来しました。 晩秋の、ショールに頬を埋めたくなる憂い空のベルサイユも、霜が降りて粉砂糖を振ったような真冬のベルサイユも好きですが、やはりベストシーズンは、陽が長くなる初夏から晩夏でしょう。 今日は前回の続き。 先日は、パリにお住まいのマダム達をベルサイユの拙宅にお招きし、「フランスのサヴォアフェール」についてお話しする機会に恵まれました。そのときのルボルタージュ第二弾です。 ベルサイユ宮殿駅で待ち合わせ

          やさしい手ほどき、On Elegance ⑦    フランス家庭に招かれたら

          やさしい手ほどき~On Elegance ⑥  初夏の装い編

          ベルサイユよりボンジュール! 上の写真、長閑でしょう?これは先日ベルサイユ宮殿の領内公園で撮ったものです。 ベルサイユ宮殿というと、あのきらびやかなお城と、幾何学模様の花壇の庭園を彷彿されるかもしれませんが、領内公園は、800ヘクタールもあるんですよ。一ヘクタールは100m×100m。その800倍ですから壮大ですよね。 ただ、宮殿自体も壮大なので、せっかくベルサイユまで観光に見えても、領内公園を散策する体力が残っていなくて、「宮殿すごかった、庭園きれいだった!」で終わってし

          やさしい手ほどき~On Elegance ⑥  初夏の装い編

          遠い街角~フォンテーヌブローにて

          夢でも訪れる街 心の片隅に想うばかり 気づくと口ずさんでいました。桑田佳祐さんの「遠い街角 The Wanderin’ street」という曲です。 今から20年以上も前のこと、フォンテーヌブローで学生をしていたことがあります。一年だけのプログラムでしたが、今振り返ればわたしのターニングポイントとなった一年でもありました。 その街を訪れた月曜日。 夫と息子達が宮殿を訪れている間、わたしは街中をぷらぷら。店は入れ替わっていたけれど、街並みは変わらず。 あの角のパティスリ

          遠い街角~フォンテーヌブローにて

          やさしい手ほどき~On Elegance⑤    スーツの着こなし方、フランス編

          フランスは、あと2か月で大統領選を迎えます。政治ウォッチャーの息子達が食卓でああだこうだと賑やかなこと。直近では極右のゼムール氏がグングン追い上げているとか。ネットニュースでもゼムール氏の姿を見ない日はありません。 ゼムール氏への支持の伸び、実は予測していました。今のフランスではポリコレよりも極右が正論に聞こえてしまうのでしょう。 でも、予測外だったのは、ゼムール氏の「見た目」の変化。ぐっと良くなっています。ゼムール氏は、老け顔、小男、痩せぎす、の三拍子揃った不運な人、さすが

          やさしい手ほどき~On Elegance⑤    スーツの着こなし方、フランス編

          やさしい手ほどき~On Elegance④   装いは思想、「わたし」編

          前回では、スーツ道について語りました。「装いっていうのは、思想を纏うってことなのよ」という大仰な話だったかと。 偉そうなことを書いてしまったなぁ、と思いながら、クローゼットの中を片付けていた今朝。パンタロン類を整理していると、ジーンズがやたらに出てきます。そこで思わず額を手で叩く。「ああ、わたしの『思想』はジーンズに詰まっているのね」と。 家にいるとき、田舎に行くとき、旧知の友達と会うとき……大概ジーンズです。同世代・若い世代の方と「はじめまして」というときも、気づくとジー

          やさしい手ほどき~On Elegance④   装いは思想、「わたし」編

          やさしい手ほどき~On elegance③  装いは思想、スーツ編

          前回は、装いのエレガンスが危機に瀕している、という話をしました。「危機だなんて、大げさな」と思われたかもしれませんが、今回もまた大仰な副タイトルで行きます。「装いは思想」。思想ですよ、思想。 でも、ふざけているのではありません。 先日、男性のスーツの歴史に関する書籍「The Suit」を読んで、そう思ったのです。装いは自己表現、とはよく言われることですが、それ以上。文化を、歴史を、教養を、そして思想をーーこれら全てが「装い」に込められているのです。 上の写真が、今回読んだ

          やさしい手ほどき~On elegance③  装いは思想、スーツ編

          やさしい手ほどき~On Elegance②  エレガンスの危機?

          昨夜は久しぶりに日本のドラマを視聴しました。ネットフリックスの「新聞記者」です。初回から、ズブズブと政治のタブーに切り込んでいて、興奮してしまいました。日本もこういうドラマが作れるのですね。そのことにほっとしています。主演の米倉涼子さんの抑えめな演技も悪くない。それに、いいお顔になられましたね。美しいだけでなく迫力があって。 こちらの画像は https://spice.eplus.jp/articles/297665/imagesより。「Netflixシリーズ『新聞記者』

          やさしい手ほどき~On Elegance②  エレガンスの危機?

          やさしい手ほどき ~On Elegance①

          バスルームのヒヤシンスがあまりにも芳しくて、パチリと撮ったのですが、香り、届くでしょうか。 ヒヤシンス、白は初めてかも。 肉感的な花弁が艶めかしくもあり、でもやはり白だけが持つエレガンスも湛えています。香りも、白い花は格別に強いと聞きますが、本当ですね。満開の花弁からは、蜜のように甘く、それでいて清涼な香りが漂ってきて、姿同様、センシュアルでいて気品高くて……。 そんな白いヒヤシンス。ぼんやり眺めていたら、遠い昔のある朝を思い出していました。 エレガンスは更衣室にある!

          やさしい手ほどき ~On Elegance①

          New Year Wishes

          明けましておめでとうございます。2022年も、こちらのアカウントだけでなく、創作小説アカウント MyStories(クリックするとリンクに飛びます) にも、沢山書いていきたいと思っております。 今年もどうぞ宜しくお願い致します。 年末は子ども達が田舎の家に行ってしまったので、ぽっかりと時間が空きました。今年こそは一緒に年末年始を過ごすはずだったのに、諸事情から家族別々に新年を迎えることになってしまって、正直な気持ち、寂しかった! でも「寂しさ」っていいですね。時には、だか