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蝉とわたし(←夏休みの日記風)

蝉の鳴き声が
好きです。
愛おしいとさえ思います。

限りある時間を
命を
ふりしぼって
鳴いているのが
伝わってくるから
かもしれません。

数日前の朝、
玄関のドアを開けると
ドアのすぐ前に
蝉が一匹
仰向けに横たわっていました。

あぁ、動いていない。

せめて
どこか樹木と土のある場所に移動してあげたい。

咄嗟にそう思った私ですが
たとえ動いていなくても
蝉を
直に触ることができません。

そこで部屋の中から
薄地の布を持ってきて
ふわっと蝉にかぶせて
包んでから
近所の樹のある場所へ
移動しようとしました。

すると蝉が布の中でバタバタっと
すごい勢いで動き出したんです。

生きてた!
よかった!!
よかったね!!!

そのままマンションの中庭から急いで外へ出て
布をそっと開くと
蝉は
彼方へと
勢いよく
飛び立っていきました。

最近ちょっとうれしいと思った出来事のひとつでした💓

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