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エニアグラムで自己及び他者を理解する~その1~

皆さんこんばんは、Biz Craftです。

今回のテーマは人の性格タイプを知る人間学についてご紹介します。
人間学ですから、ジャンルとしてはビジネスに近いものです。
対象読者は全ての方です。

皆さんはエニアグラムという言葉をご存じですか?
心理学を学んでいる方にはきっと馴染みのある言葉だと思います。
まずは自分の特徴を知ることから始めてみましょう。


2000年以上前から存在する人間学

エニアグラムとは、ギリシャ語のエネア(9)という数字と、グラム(図)をかけあわせた造語となります。
これは人間の性格を9つに分類し自己及び他者の考え方の違いを知る手法です。
これを学ぶことのメリットは、職場仲間や知り合いが何を考え何を感じ仕事や生活に生かしているかを知ることにあります。
そして自分自身の考え方を客観的に見つめ直すことで、自分とは対極的な考え方へと転換することができるようになります。

自分自身のタイプを知ろう

まずは自分を知るために9つの人間タイプをご紹介していきます。
イメージしやすいように代表的な特徴を箇条書きにてリストアップしました。チェックリストにご活用下さい。

タイプ① 完全でありたい人
タイプ② 人の助けになりたい人
タイプ③ 成功を追い求める人
タイプ④ 特別な存在であろうとする人
タイプ⑤ 知識を得て観察する人
タイプ⑥ 安全を求め慎重に行動する人
タイプ⑦ 楽しさを求め計画する人
タイプ⑧ 強さを求め自己主張する人
タイプ⓽ 調和と平和を願う人

各タイプの特徴ダイジェスト版

タイプ① 完全でありたい人
・間違いや訂正事項に注意が向く
・正しいか間違っているかで物事を判断する
・うわべは冷静だが心中では正義感からくる怒りが存在する
・批判にたいして非常に敏感である
・完璧を目指している
・責任感が強い
・楽しみをあとに延ばす
・衝動や欲求を抑圧する
・自分自身を頼りにする

タイプ② 人の助けになりたい人
・与えること、助けることに価値を置いている
・与えたからには、自己承認してほしい
・時に利用されていると感じる
・自分の要求を表現することが下手
・自分を表現することで人を喜ばせる
・人を操作する
・影の実力者となることが好き

タイプ③ 成功を追い求める人
・仕事を成し遂げること自体を重視する
・結果第一であり、やり方はその次である
・物事を成し遂げることに自分の存在価値を見出す
・実績に基づいた評価を望む
・感情は仕事の妨げになる
・自分がどう見られたいかを職場での役割に合わせる
・重圧を感じているためせっかちである

タイプ④ 特別な存在であろうとする人
・自分の持っていないものに注意が向く
・手に入ったと思ったら、すぐ別のものが気になる
・自分が特別で選ばれた存在だと感じる
・自分を人から愛される人間ではないと考えている
・苦しんでいる人に感情移入してしまう
・ロマンチックで芸術家志向
・普通だと思われたくない

タイプ⑤ 知識を得て観察する人
・普通以上にプライバシーが必要である
・参加よりも観察に注意が向く
・物事を理性でとらえようとする
・感情的な揺れがほとんどない
・外界を騒々しく感じ自分の邪魔をされないようにしている
・何事も少ない方がいいと考える
・自分だけで何でもできる
・ため込む傾向がある。
・自分を周囲から区画する
・自分では劣っていると感じている

タイプ⑥ 安全を求め慎重に行動する人
・難局、危険、障害などに注意が向く
・いらない心配までしてしまう
・安全が何より
・疑い深く、裏を考えてしまう
・他人を簡単には信用しない
・権威を疑う
・成功について相反する感情をもっている
・結果が怖くて先延ばしにしてしまう

タイプ⑦ 楽しさを求め計画する人
・建設的なことや将来の可能性に目が行く
・楽観的で色んな選択肢が見える
・一つのことに深くかかわるのが苦手
・楽しさを求めている
・何でも経験して楽しみたい
・多くのことに興味がある
・活動的で予定が詰まっている
・経験は成功よりも大事と考える
・ナルシスト的なところがあり、自分は特別な存在だと感じる
・自分には魅力があり、人に好感を与えていると思う

タイプ⑧ 強さを求め自己主張する人
・誰が権力を握り支配しているのかが気になる
・自分が強くなり弱いものを守りたいと思う
・自分の弱さを認めたくない
・何事もゼロイチで考えてしまう
・完璧な真実と正義を信じている
・攻撃的、高圧的、衝動的である
・刺激や興奮を求める
・思ったことはそのまま口に出し、対立も厭わない
・怒りを表に出す

タイプ⓽ 調和と平和を願う人
・一見どうでもよいことに注意が向く
・大切でないことに注意が向く
・問題のすべての側面が見える
・争いを調停したり調和を図るのがうまい
・相手を喜ばせようと気遣いをする
・違和感なく人の輪に入る
・対立を避ける
・怒りや攻撃性を表に出さない
・エネルギーや怒りを心中に抱えている

以上、9タイプの特徴をご紹介しました。
いかがでしたでしょうか?

自分はどのタイプに当てはまると感じましたか?
きっと他のタイプにも共感するところもあり、一つには絞り切れないところもあるでしょう。
(ちなみに私はタイプ①とタイプ⑤が当てはまるようです)

今回はひとまず自分の核となるタイプを知ることだけで十分です。
次回以降は職場での各タイプごとの対処法をご紹介する予定です。







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