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サンフランシスコ留学20日目・総括

この記事の概要

この記事は僕のサンフランシスコ留学について書いているものです。詳細は前回の記事を参照してください。
そして、今日でトビタテ上は留学期間が終了し、後は観光するだけなので、ここで全体を通しての感想など総括を書こうと思います。


Day20

プロジェクトの発表

本日はついにプロジェクトをGoogleXの方や保護者の方々の前で発表します!ちなみに午前中は暇だったのでトルネードの予測モデル作ってみたりOS開発したりしてましたが、本筋ではないので割愛。
以前にも書いたとおり、ぶっつけ本番で英語で発表するのはハードルが高すぎるので、事前にドキュメントで原稿を作っておいて、iPad見ながら話しました。プレゼン的にはあんまり良くはないですが、これが今の限界だと思います(質疑応答も一応発言した)。
で、他のグループの発表も見たかったのですが、エージェントの方から時間がないと言われてしまったので途中退室。自分の好きなプログラミングを一日中出来たから、本当に楽しい2週間だった。

発表の様子

ホストファミリーへ

というわけで最後の2日を過ごすホストファミリーへ移動します。ホストファミリーへはエージェントが送迎してくれました。到着したのが5:30頃で、部屋の説明とか簡単にしてもらって約6時。
そのあと晩ごはんを7時から食べたんだけど、ここのホストファミリーの方がめちゃくちゃフレンドリーで、ずっと話をしていたので、部屋に戻ったのは9時だったwちなみに、こちらの方もフィリピンがルーツらしい。話の内容は日本の食べ物って美味しいよねとか、カルフォルニアでも日本でも地震は怖いよねーとか、思い出せないぐらい多種多様だった。
あと、家のことも簡単に触れると、これぞアメリカの家って感じで豪華。サンフランシスコのホストファミリーは決して広いとは言えなかったけど、こっちは本当に広いし豪華。少し意外だったのはこっちの家では靴じゃなくて裸足で歩いてと言われたこと。やっぱり靴履いてない方がリラックスできる。

総括

総括はトビタテの広報活動でも同じ内容書くので、形式はそっちと同じにしようと思います。

留学内容

まずは留学内容を簡単に振り返っていきます。スケジュール的には最初の1週間で語学学校に通いながらサンフランシスコの博物館を周りました。博物館の感想としては展示の仕方が日本より過程重視で面白いと感じました。
で、語学学校が終わった後金曜日には研究者の方にオンラインで取材をしました。この取材では、今まで脳科学に忠実に基づいたAIを作ればAGIができると思っていたのが、古典的な解釈であることを知り、他にも有意義な話を多く聞くことができました。
その後の2週間はサマーキャンプに参加しました。僕のプロジェクトを一言で言うなら地震予測です。僕はずっと機械学習のコードとAPIのコードを書いていましたが、AIを実際に訓練する経験が少なかったので楽しかったです。それにグループで作業することも少ないので、貴重な経験になったと思います。
ざっとですが、僕の留学内容はこんな感じです。

留学中に感じたこと、心がけたこと

これはたくさんありますが、特に印象的なものをピックアップしようと思います。まず一番大きいのはテンションの差かな。正直個人差はあれどこっちの人は平均的にテンションが高い。だから会話に入りにくいのは言語の壁もあるけど、話題をうまく探すのが難しいってのもあると思う。僕はあんまりアニメ見ないけど、日本のアニメの話は結構受けると思う。
もし会話に入れなかったら、ボードゲームとかを一緒にやるといい。特に人狼なんかは喋ってなんぼなゲームだから、楽しみながら英語の練習ができる。あと、ルールが違ったりするのもまた面白い。
関連する話として、わからないことはちゃんと聞いたほうがいい。毎回聞いてると少し申し訳ないけど、理解できずに迷惑かけるぐらいなら、質問してはっきりさせておいたほうが良い。それに、自分からわからないことの説明をするだけでもスピーキングの練習になる。
次は貴重品の話。貴重品は結果的に(少なくともサマーキャンプを終えた今)何もなくしてないし、盗まれてもいないけど、それはちゃんと管理したおかげもあると思う。サンフランシスコの一部地域は結構治安悪いから、夜でなくても備えるのは大事。
こっから少しどうでもいい話だけど、食事について。食事は基本的に日本より不健康で、あんまり美味しいとも言えないかな。ピザだけは日本といい勝負だけど、どの料理も油っぽくて欲望に任せて食べると絶対やばい。特に肉についてはキャンプ中に思ったことがあって、鶏肉以外は食べないほうがいい。鶏肉だけは比較的油が少なくて、味もいいけど、ほかは脂身が多いので要注意。
最後にシャワー。これは多分場所によっても違うけど、基本的に日本よりかは不自由。ホストファミリーでは多分大体がバスタブとシャワーが合体してる形式だけど、シャワーと蛇口の切り替えはあんまり慣れない。寮のときは狭かったから余計大変だったけど、自分なりにやり方見つけて乗り切ってきた。

留学経験を活かして実現したいこと

トビタテのプレゼンした時に使った言葉で言うなら、今回の留学では僕の学んできた機械学習の知識の活用方法を学び、AGIのヒントを得ることが目的でした。それぞれ収穫があったので一つずつ書きます。
まず、活用方法から。これはサマーキャンプのプロジェクトをやる上で結構わかってきた。まず第一に、実際にモデルを組むなら特徴量エンジニアリングの練習とか、モデルの形は何がいいのかとか、理論的には学べないことを知る必要があることを深く感じた。コレ自体は知らなかったわけではないけど、体験したことでどうやって練習すればいいのかが分かった。
活用方法で言えば、少し意味が違うけど、ChaGPTはじめ対話型AIの使い方が分かった。今までプログラミングに使ったことはなかったのだけど、インストラクターが教えるときもChatGPT使うし、チームのメンバーもプロンプトに必要な関数を書いてコピペして調整してる感じだった。自分で書くのも大事だけど、あれは全然効率が違うなと思ったから、自分のスタイルに取り入れていきたい。
次にAGIのヒント。そもそも、サマーキャンプで2人のインストラクターと、その他何人かのメンバーに聞いたんだけど、AGIと言ってもあまり通じない。これの理由ははっきりしないけど、単純にそういう分野の人たちではないだけかな?
でも、高校のOBの方から聞いた話は本当に新鮮だった。脳の学習アルゴリズムを知りたければ脳をブロードマンの脳地図のように分割されたものではなく、様々な場所のニューロンの繋がりを考える必要がある。しかし、仮にこれが明らかになったとしても、それを全てプログラムするのは非常に難しいと思うので、脳の処理を観察して、それをもとにネットワークを結合していくのが今できる最善の方法だと思った。

意気込み

まず、こっちの人とプロジェクトやるのがめっちゃ楽しかったから、いつかまたこっちに戻ってきて研究できたらいいなと思う。あと、今回のプロジェクトでの経験を無駄にしないようにこれからはKaggleとかで実践的なモデルの構築もしていきたい。そしてそれをやりつつ神経科学にもアンテナを貼りながら今後も自分の探求を進めていきたいと思う。

最後に

大変なことも多かったですが、全体としては非常に楽しくて、満足できる留学でした。今後もトビタテの留学生は増えていくと思いますが、英語力と自分の特技をバランス良く磨いて、積極的に何かを吸収しようとしていればいい留学になると思います。
ぜひ高校の間に一度は留学してみてください!

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