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経験すること学ぶこと

短い人の一生ですが、こんなに様々な価値観が入り乱れた時代は、今までなかったのではないでしょうか。

もちろん、明治維新の頃など大きく価値観が変わった時代はいくらでもあるでしょう。しかし、情報の量とスピードが段違いな今、転換した価値観が続くことも少なく、明日にはまた別の価値観のもと生きているなんてことも珍しくありません。

情報量の多さゆえに、たくさんの価値観が入り乱れ、統一性もありません。

さらに、みんながみんなその意識の転換の流れに乗っているわけえではありません。『時代は変わった』と口では言いながら、言葉の端々に古いものをにじませてしまう中高年は多い。自分に対する自戒も込めて。

意識をアップデートできない理由はなんなのか。これは親の代からの刷り込みがあることが、まず大きな理由です。親の代の価値観というのは、やはりひと世代前のもの。例えば、わたしが20代の頃は、男性が髭以外の毛を剃ることはまずありませんでした。理由はよく分かりませんが、おそらく体毛の濃さ=男性ホルモン=男らしさ、みたいな図式だったのだろうと思います。今も同年代ですね毛を剃っている男性はほぼいない。

しかし、その下の世代は眉毛を整えたりするのは当たり前。これは、わたしたちの世代の中で、そうすることによってなんらかのメリットがあることを経験した人がいて、そこから変化が生まれたのではないかと思います。

かつては親の世代の価値観もそれなりに意味があったのでしょうが、これだけ変化のスピードが速くなると、それはほぼ意味がなくなります。

自分自身で経験して学ぶ。それしか時代の流れについていく術はないように感じます。

雑多な雑踏。画一的ではないのが面白くて好き。

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