サンタさんへ
午前中から近くのショッピングモールに買い物に行った。3連休の初日、クリスマス前ということもあったがそんなに混んでいる感じではなかった。
20年ほど前のクリスマス、わたしはサンタさんへ手紙を書いてそれはそれはたくさんのプレゼントのお願いをした。当時流行りのゲームから犬が飼いたい、妹か弟がほしいといったお願いまでこと細かく書いたのを覚えている。
小学校6年生の時にはベストヒット80'sという洋楽のアルバムが届いたり、いつかアトピーがひどかったころは加湿器が届いたりもした。
よくよく思い返せば、センスのいいプレゼントが多くてサンタさんのチョイスには脱帽だった。
ベストヒット80'sは世代を超えて音楽を楽しむことを教えてくれたし、加湿器はアロマオイル対応でいまだに大切に使ってる。
やっぱりサンタさんはわたしのことを身近で見守ってくれてたひとなのかもしれないね。
何が必要で何が役に立つかを見極めてくれてたというか、ね。
わたしがよるのお仕事を始めてから家にいないことが増えて迎えたクリスマス、冷蔵庫にわたしの分のクリスマスケーキとハワイアンジュエリーが入れてあって、あきらかにお父さんの字で「サンタより」って書いてあったね。
3年前のクリスマスはお父さんが早期退職した報告を受けて、家族みんなでわんわん泣いて喜んだね。小さい頃から単身赴任だったり、家には寝に帰って来るだけのような生活で、朝早くから夜遅くまで仕事してるようなひとだったから、とっても嬉しかったんだ。
そんな父のおかげでわたしは不自由なく育ててもらえたことにも感謝してる。
サンタさん、
今度はわたしが恩返ししていくね。
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