見出し画像

手紙から伝わる優しい温もり

先日、お店に通ってくださるお客様から思いがけないプレゼントを頂いたのです。
手作りの小物入れとお手紙でした。

お客様は、日頃から良くお店を利用して下さっていましたが、ご高齢になり少し離れたご自宅から車で通う事を心配したご家族様が「家から近いお店に変わった方がいいんじゃないか?」と提案されたとの事。

お客様とは、来られるたびに他愛もない雑談をして帰る仲でした。気さくで、いつも気軽に優しく話をして下さって、接客業である私のほうが元気を頂いている様な気になる、そんな方でした。優しい人柄に癒され、元気をもらっていたのです。

突然のお別れのご挨拶に寂しい気持ちがありましたが、お客様や心配しているご家族のお気持ちも十分伝わるので仕方のない事。
ですが、わざわざ「次から近くのお店を利用するから、今までありがとう。」と、わざわざ伝えに来てくださるだけでも優しさを感じるのに、一緒に渡されたプレゼントとお手紙。

お手紙なんて、いつ以来だろう…
もらうとこんなにも嬉しいものだろうか!
手書きのお手紙に綴られるメッセージ、その文字にはまるで温度があるかの様に温かく感じるのです。

手作りのプレゼントもそう。
現代は手作りだと気持ちが重いと避けられつつある様に感じていました。手作りをもらうと有難迷惑に受け取られないだろうか?と気にして、私はいつも相手への贈り物は買ったものばかり。
だけど、手作りってやっぱり嬉しいものですね💕

さらに頭が下がるのは、この様な気遣いをだいぶ歳が下の私へして下さったこと。
お客様からすれば、子供の様に若い私。そんな私への丁寧な対応。

いつかは私もこのような年の重ね方をしたいな!と、思いました。
人柄、生き方が素敵な方と出会えることは幸せだなぁ、と感じたお話。

ご期待やお気持ちありがとうございます。