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東京から仙台まで青春18きっぷで旅した話(途中下車:福島県双葉町 東日本大震災・原子力災害伝承館)


旅程

東京駅を朝出発し、上野駅へ。上野駅からは常磐線で乗り換えをしながらゆっくり仙台駅へ向かう。途中で、いわき駅と双葉駅で改札を出て散策した。
以下に詳細な時刻を記す。

07:38 上野東京ライン 上野行き 東京駅発
07:44 上野駅着
07:57 常磐線 土浦行き 上野駅発
09:08 土浦駅着
09:13  常磐線 勝田行き 土浦駅発
10:02  水戸駅着
10:05  常磐線 いわき行き 水戸駅発
11:41   いわき駅着
いわき駅で降車し、お土産を見る
12:14   常磐線 原ノ町行き いわき駅発
13:12   双葉駅着
双葉駅で降車し、防波堤や東日本大震災・原子力災害伝承館などに行く
16:15    常磐線 原ノ町行き 双葉駅発
16:38   原ノ町駅着
16:40   常磐線 仙台行き 原ノ町駅発
18:14    仙台駅着
仙台駅で降車し、居酒屋さんで夜ごはん🐟を食べる
20:55  やまびこ72 東京行き 仙台駅発
23:20   東京駅着

常磐線での風景

双葉町、仙台駅の散策

双葉町

友人の提案で、双葉町で降りることになった。海の方を見に行きたいらしい。
駅に降り立ったものの、右も左も分からないでいると、それっぽいバスを発見した。シャトルバスの目的地は伝承館で、その近くに海があるということなので乗車した。
15分ほど揺られて到着した先は、双葉町産業交流センターと伝承館(火曜休館)が隣り合わせで建っているところで、海も見える。早速、海へ向かう。防波堤に登ると、足元に海というわけではなく、「あ〜、こうなってるのか〜」という造り。海は産業交流センターの屋上からも見えるそう(バスの運転手さんより)なので、移動した。

バスを降りて海の方へ少し歩いたところ
防波堤の上から見た海
地震で衝撃を受けたまま、と思われるガードレール

産業交流センターの屋上では海風もあり、かなり風が強い。原発の方向は森のようなものがあってよく見えないが、塔のようなものが微かに見える。2階にはレストランもある。後述するスポットでの昼食を予定していたので、ここではスルーした。1階にはお土産もの屋さんと、ここでもまた食堂らしきものがある。このセンターにはオフィスのようなものも入っているし、周りにはほとんどなんの建物もないため、この建物で働く人たちの食事を担っているんだなあと思った。この建物で1番印象に残ってるものは、こちら↓の写真。

産業交流センターにあったポスター


産業交流センター内のレストラン

つづいては真隣にある、東日本大震災・原子力災害伝承館に向かった。Googleマップ上では存在していない(2023年8月某日時点)が、現実には存在する。600円を払って入館した。中には当時の被害を表すものや、原発の説明や当時から今までの動きが展示されていた。写真撮影は部分的にokだったが、掲載はしない。企画展として「原子力災害 第一部モノが語る 第二部人が語る」が開催されていた。当時、時々刻々と変わる状況を把握するためのホワイトボードは緊張感があった。

東日本大震災・原子力災害伝承館の入り口で

駅へと戻るが、途中に立ち寄りたいスポットが2か所あったので徒歩で。1つ目は、浅野撚糸の双葉事務所である。8/27のナニコレ珍百景で放送された場所らしい。タオルの工場があり、売店、カフェもある。伝承館に、浅野撚糸のクーポンがあるので立ち寄るべし。カフェで遅めの昼食として、しらすパスタを食べた。福島県産のしらすがたくさん乗っていた。

浅野撚糸の双葉事務所
カフェで食べた、しらすパスタ
東日本大震災・原子力災害伝承館で配布されていたクーポン
下部右にはカフェで使用済みとなった100円引きクーポンがあった
ナニコレ珍百景の紹介

2つ目は、東日本大震災慰霊碑。駅の近く、空き地のようなところにポツンとある。伝承館に行ったあとだったので、いろいろと感じるものがあった。
慰霊碑から歩いて約10分で駅に到着した。ここからまた電車に乗り、仙台へ向かう。

東日本大震災慰霊碑

おすすめ:駅にある自転車で散策するのがコスパ、疲れの面で最善だと思う。初めに入れた100円は、返却時に戻ってくるらしいので、実質0円。双葉町産業交流センターの公式サイトに案内あり。チラシによると、シャトルバスに自転車の積み込みもできるらしい。

シェアサイクルのポスター
シェアサイクルの自転車置き場

仙台駅

予想していたよりも都会だった、というのが正直な感想である。駅ビルがいくつもあり、都会の標であるポケモンセンターもあった。この時点でもう18時を過ぎており、青春18きっぷだけでは当日中に帰れない…。新幹線で帰ることに決め、念のためにごはんよりも先に新幹線の切符を購入した。

仙台駅の外観

魚介を食べたいということで、近くの居酒屋さんに入った。お刺身のメニューがたくさんあり、「黒ソイ」という魚は初めて見たので迷わず注文した。黒ソイは食感がよく、美味しかった。また、宮城のサーモン刺しも美味しかった!!殻付きカキももちろん良かった。お土産も見たいので、1時間ほどでお店を出た。

宮城のサーモン刺し
活黒そい刺し
本日のおすすめ
雄勝産殻付きカキ(焼)
写真だとサイズが分かりにくいが、割と大きめ
居酒屋さんの入口

お土産は、駅の改札外にたくさんあった。牛タン味のお菓子や、萩の月など、美味しそうなものが多くあった。お土産購入がひと段落すると、ずんだ茶屋で、ずんだ初体験をした。ずんだシェイク、ソフトクリーム、タピオカなどがあった。美味しかった。

ブラックタピオカずんだ

費用

まずは時系列で箇条書きする。
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東京駅でおにぎり1個  180円
青春18きっぷ1日分   2,410円
いわき駅でお土産     516円
自販機で飲みもの     150円
双葉町シャトルバス    200円
双葉町の伝承館入館料   600円
双葉町でしらすパスタ   750円
帰りの新幹線     10,560円
仙台駅でお土産      1,280円
仙台駅でお土産2      994円
仙台駅でずんだ      580円
新幹線用のおにぎり    200円
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計          18,420円

目的ごとの費用
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交通費          13,170円
食費            1,860円
お土産代          2,790円
その他           600円
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そこまで多くも少ないくもないという感じではないだろうか。
帰りの新幹線代を宿泊費に使って、青春18きっぷで帰ってくれば、宿泊費によってはそちらの方が安かったのではないかという気もする。

途中で困ったことといえば、長旅のせいでスマホの充電がほとんどなくなったことである。友人が持っていたモバイルバッテリーに助けられたが、必需品である。この↓モバイルバッテリーは、iPhoneやGalaxyを約4回充電でき、2台同時充電もできる優れもの。


旅の動機

青春18きっぷを使ってみたかった、というのが1番大きい。時間と体力があるうちに、こんな旅をしてみたかった。
2つ目は、双葉町を見てみたかったということである。3.11当時自分はほとんど揺れがなかった地域にいたため、実感が少なかった。大きな地震に加えて、原発のこともあるので、現地に行って見てみたかった。

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