見出し画像

知らぬ恋

恋をするたび思い知る
恋を知らなかったということに
恋というものがもし
身の内に 湧き出す泉でも
心の内に 膨れる煙でもなく
誰かと誰かの間に
とつぜん生まれる
色も形も違う 宝石 だとしたら
目の捉えない
手で掴めない
 輝き が
あるところに留まらず
あらゆるところに満ちてゆくのを
止めることができず
ただ口を閉ざすだけ

ご支援頂いたお気持ちの分、作品に昇華したいと思います!