日比野はソワソワしていた。久々に訪れたカフェ、4人掛テーブルはアクリル板で仕切られていた。一度でいいから、どうしてもやってみたいことがあったのだ。
「お客様、ご注文は?」
「姉さん…俺のことは忘れて自分の人生を生きてくれ。もうここには来るな……」
「おい拘置所の面会ごっこやめろ」
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