子供が欲しいのかわからない女の子たちへ

これは、今までの私がずっと思っていたことです。
結婚もしたい!と思ったことなかったんです。

上手くまとめられるかわかりませんが、
結論は、子供が欲しいと思えないとか、結婚したいのかわからない!と思う時には、その気持ちがどこから来るものなのかを探ってみてはどうでしょうか?ということです。
それが、過去のトラウマから来るものだったら、そのトラウマと向き合って解決する。それから、自分に本当に必要なものはなんなのか?と問い直してみるのはどうですか?という提案をしたいなぁと思います。
そのトラウマは、自分が育った家庭環境から来るものかもしれないし、
過去に付き合った人から来るものかもしれませんが、
ここのもつれを解きほぐす作業はできるだけ早いうちにやったほうがいいと思います。
とても時間がかかることだし、
自分に合った方法を見つけるのは、難しいかもしれません。
でも、そのヒントは、答えが欲しいと思って行動することできっとみつかります。
私も、いろいろなセラピーを試しました。
前世療法もなんでも、効きそう(?)なものは試しました。
お金もかかった!どんな方法も、一発解決!ということにはならなかったけれど、
もしかしたらどのセラピーもじわじわは効いていたのかもしれません。
でも今は、結婚っていいもんなんだなぁと思えるし、子供もうちに来てくれたらいいなぁと思えるようになりました。
こう思う、という理由が言葉で表せないのがとても残念なのですが、
心の底からふわっと温かくなるようなものに変わっていました。
あー、こういう気持ちにもっと早くなれていたら、人生全然違ったろうなぁ。と思います。


私の場合は、結婚した方が圧倒的に便利だったという理由のみ10年前に結婚しました。その時29歳。
式も指輪も何もない、紙切れ一枚の結婚。
それが、最近になって子供を持つ人生を考えてみよう、と思うことが出来るようになりました。
私が結婚にも子供を持つことにも良いイメージがなかったのは、
両親の仲が悪かったからなんだなぁと、今やっと認めることが出来ました。
悲しい思いをたくさんした子供時代。
父といて、幸せそうな母をみたことがなかったし、
私と父の関係もないに等しい程度です。
両親の仲が悪かったら、私は幸せな結婚をするんだ!とか
自分の子供には幸せになってもらいたいんだ!と思うことが出来ませんでした。
結婚のイメージは’’つらいだけ’’というものでした。
実際に私の結婚も、彼が子供を。。。と言い出す前までは、全然いいものではありませんでした。
そして私も関係を向上させようと思っていなかった気がします。
こんなもんなんじゃない?と思っていた気がする。
可もなく不可もなく。位の温度だった気がします。
彼の方も、あまり仲の良いご両親じゃなかったのもあって、
私たちは二人とも、家庭に対するイメージすらなかったんだと思います。
それでも続いていたのは、なんでも正直に話せるし都会だと2人で暮らした方が安いよね。位の絆だった気がします。
お互いが悲しい子供時代があったことはもちろん知っていたし、
最初から、セラピーみたいな関係だよね。と話していました。

よく、女の幸せは子供を持つこと、とか
女に生まれたからには子供を持って。とか言われることがありました。
たぶんこれは、田舎の方が言われるのかも。
東京やロンドンにいると、あんまり聞かないし、
子供を持たないお姉さま方がたくさんいらっしゃる。
結婚してても、子供まだなの?早くした方がいいわよ、なんて言われること全くありませんでした。
多少はあったのかもしれないけれど、欲しいと思えないんだもんなぁって思って気にしていませんでした。
本当に信じられるのは、最後は血のつながりなのよ!と言われたこともありましたが、私にはそれは当てはまらないなぁと今でも思っています。
人生ってつらいのに、ここに自分の子供を生産する理由が見当たらない。と思っていました。

30代後半になって、もうタイムリミットが近づいてきていると思っても、
内心焦ったりということもなく、
欲しいと思う理由が見当たらないんだよなー、
なんであんな大変そうなことみんなやってるんだろう?と思っていました。
今の私たちの状況は、二人で働いていけば経済的にも好きにやっていけるけど、
子供がいるとそうはいかないしなぁと。
相手も、そんなに子供が欲しいと思っていない様子でした。
でも、2,3年くらい前から子供がほしいかも。。。と言い出しました。
そこで初めて、あなたが欲しいんだったら。。。という気持ちが少しづつ出てきました。
それでも私はとても消極的で、子供欲しいならまず稼いできなさいよ。という感じ。

この時点で私は、彼の気持ちは一時的な気の迷いなんじゃないの?という感じでした。
でも、子供欲しいかも。と言われることに嫌悪感みたいなものは全くなかったし、
私たち、いい歳なんだから、欲しいって言っても出来るかわかんないよ?という感じでした。その時、37歳。
たぶんその辺りが私たちにとってのタイミングだったんだと思います。
やっと、私たちは自分の人生に対する責任を取れると思えるようになった頃だったし、
やっと、結婚して新しい家庭を築いて行こうと思うことが出来たような気がします。
もちろん、もっと早くこういう気持ちになれていたらよかったなぁと思うし、
現在39歳での妊娠に不安なこともあります。
でも、もうなんでも来ちゃいなさいよ!的な思いもあります。
自分に起こることや起こっていることが、
運命でも奇跡でもなく、
ただのランダムな人生のイタズラだったとしても、
それでいい、と今は思えます。

結婚や子供が欲しいか?って、自分の力だけではどうにもならない時もあります。
でも私の場合は、思っていたよりも何十倍もステキなものでした。
結婚や子供を持つことに前向きになれない理由をいくつも並べていたけれど、
頭で考えることと、心で感じることがこれほどのギャップがあったことは初めてでした。
周りがいろんなことを言ってくるし、
仲の良い友達の親切なアドバイスだったとしても、
ムッとするようなことがあったり、
的外れなこともたくさん言われると思います。
女の子は特に、年齢の壁もある。
でもそれでも、周りに流されずに、
自分のタイミングで。
私が伝えたいことは、思ったよりとってもいいものだったよ、
ということです。
まっすぐにはいかないかもしれないし、
周りの人とは違うのかもしれないけれど、
それでも、本当に自分が欲しいものとか、
トラウマを解消する時間をとってみるのは、
後の心の平穏にとても役に立つ気がします。

もちろん、それでも子供のいない人生を選ぶのももちろんありだと思います。
ただ、その判断をトラウマをベースにしないでほしいなぁと思うのです。

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