相変わらず、「パートナーシップってほんと、修行だな〜」という日々を送っている。まだ結婚1年未満でいわゆる新婚だから、一般的に言ったらラブラブであるべきなのだが。（実際、パートナー氏からは時々そう言われる。）

私が修行と感じる理由は多分、２つある。
一つは、今まで何十年もお気楽おひとり様ライフをエンジョイしてきたから。もう一つは、そもそも超マイペースで、自分のペースを乱されるのが何よりも嫌いな人間だから。
「だったら結婚するなよ」という感じだが、自分がここまで「自分のペースを乱されるのが大嫌いな超マイペース人間」であり、「いつでも思いついたら、誰の許可も必要なく、パッと動ける自由さが必要」な人間だということに、結婚するまで気づかなかったのだから仕方ない。

もちろん、過去に人と付き合っていた経験もあるけれど、彼らは皆、マイワールドをガッツリ持っている人たちで、彼らも結構マイペースな上に、相手との距離感が私と近い人たちだった。特に元婚約者は、私を好き勝手自由にさせてくれており、「そんなふうに自由にのびのびしているあなたを見るのが好き」と言ってくれる人だった。だから、私という人間が、誰かとベッタリ一緒にいすぎると息苦しくなる人間であることに気づけなかった。

少し前までの私は、そんな元婚約者と今のパートナー氏を比べ、元婚約者と別れたことを少し後悔し、今のパートナーと結婚したことを後悔し、そんな決断をした自分を責めていた。
さらに、そんなふうに元婚約者と今のパートナーを比較している自分に対して「人として最悪だな」「自分は何様のつもり？」と、批判、罵声を浴びせていた。

自分を無条件に愛してくれる”ワタシ”を育てる

不思議なのだけど、自己対話をし始めてから少しづつ、自分に対して優しい目で見れるようになってきた。
「『良くないこと』って分かっていても、そんなふうに思っちゃう時だって、まぁ、あるよね😌。いいよ。大丈夫だよ。世界中のすべての人が批判しても、罵声を浴びせても、ワタシだけは、裁かないから、安心して、本音を言って大丈夫だよ☺️。ワタシは、絶対にいつも、あなたの味方だよ。どんなに汚くて、酷くて、嫌な奴なことを思っても、ワタシは絶対にあなたを嫌わないから、大丈夫😌。ワタシのあなたへの愛は、一切変わらないから🥰」
そんな、「人間だもの Byみつを」のような存在が、自分の中に少しづつ現れるようになってきた。
そうすると、だんだん心が楽になる。
心が楽になってくると、過去への後悔や、自分の決断を責める気持ちに対しても、だんだん、優しい視点で見れるようになってくる。
「今感じていること、気づいたことは、やったからこそ分かることであり、私はその時々の自分の好奇心や本心に素直に従ったのだから、本当に、後悔なんて一つもする必要はないし、自分を責める必要もないんだ」
と、いうふうに。
すると今度は、「今、このような状況だから、色んな気づき、学びを得られているんだよな。もしあの時、元婚約者と結婚していたら、超嫌な奴になっていた可能性がある。もし今のパートナーと結婚していなかったら、今得られている学びや気づきは得られなかった。そう考えると、今の状況は、あるべくして、あるんじゃないだろうか？」というように、”いま”を肯定する気持ちが滲み出てくる。
そんな「”いま”を肯定する感覚」を感じていると、今度は、元婚約者や、今のパートナーに対する感謝が湧いてくる。

…と、ここまで書いて気づいた。
「人との比較」や「後悔」は、確かに好ましくはない。しかし、それらのことを”しない方が良いこと”と判断し、それをしてしまう自分を責めることは、結局、「良い、悪い」の二元論の世界、善悪を裁く世界だ。
「自分を裁かない」「どんな自分も丸ごと受け入れる。愛する」「二元論の世界から卒業する」と決めたし、そうしているつもりだったけれど、まだ善悪の世界に住んでいた・・・。
二極の対立でジャッジする思考癖は、なんと根深いのだろう。まるでタマネギのようだ。剥いても、剥いても、まだ出てくる。
だけど、一つひとつ気づいたら手放す、気づいたら手放すを繰り返していくしかないし、そうしたら必ず、良い悪いでジャッジするデュアリズムの世界から解放される。タマネギと同じで必ず終わりはあるから。

そんな根深い二元論思考を自分の中から溶かしていく時に必要なのは、
「どんなに意地悪で汚くて卑劣で嫌な奴なあなたでも良いよ。心配しなくて大丈夫だよ。どんなあなたでも、ワタシはあなたを無条件に愛しているから。その愛は何があろうと、決して揺らがないから」
という言葉。
結局、幸せに生きる上で一番大切なのは、自分自身からのこの言葉な気がする。
そして、そのために必要なのは、自分の内側に、自分への無条件の愛を注いでくれる”ワタシ”を育てること。
それには色んな方法があるけれど、自己対話ノートはとても有効だと思う。

ということで引き続き、自己対話を通して自己理解を深め、自分を許し、自分の在り方を整えてゆく。