何かを考える題材として、映画を鑑賞することも面白いと思っています。
グッドモーニングショー、テレビ番組のワイドショーと言われる番組の制作現場を題材にしています。

ワイドショーは生放送で行われることが基本になりますが、どんな風に作られているのか気になっていました。
生放送ですから、突発的な事件が発生して、放送内容が変わることもあります。

私が作品を見ていて興味深かったこと、３つあります。
１つ目は、天気予報のコーナーです。

基本的に若い人が登用される理由、スタジオから野外まで急いで走る必要があるからです。
オープニングでは、スタジオで整列して挨拶しますが、その後は野外の中継場所に向かって、ヒールを脱いで走る描写がありました。

足の爪には綺麗にペディキュアしていて、ストッキングを履いているのに全力疾走するのです。
現実のテレビ放送でも、冷静に天気実況をしている予報士さんが、毎日走りまくっている姿を想像してしまいました。

２つ目は、報道部とワイドショー制作の情報部の対立が描かれていることです。
私の個人的な考えでは、そんなに報道部が威張り散らすことは無いと思います。

報道部と情報部が徹底的に対立している状態であれば、一連のジャニーズ問題が生まれる環境が存在しません。
ジャニーズに関連するニュースを伝えるとき、報道部は情報部のことを気にして、ジャニーズ事務所の指示の通りに報道したのですから。

３つ目は、放送されてお客さんが殺到することを想定していたけれど、放送出来なかったお菓子屋さんのシーンです。
ときどき、放送されずに用意した大量の商品をどうすればよいのか、抗議するお店関係者の話を耳にしますが、その内情も紹介されています。

生放送の番組であれば、放送内容が変わることを前提にしておかないと駄目みたいです。
放送される時期、数日は延期される可能性があることを想定しておくべきかも。

映画は娯楽作品なので、楽しめれば良いと思います。
何となくですが、テレビドラマっぽい映画のような感覚でした。

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