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食のことわざでわかる、太るトコと痩せるトコ

食にまつわる、ことわざがあります。

「柿が赤くなれば医者が青くなる」
「蜜柑が黄色くなると医者が青くなる」
色でわかる旬な食材は体にいいですね。

「大根おろしは医者いらず」
免疫増進、癌抑制、消化吸収効果ですね。

「味噌は医者いらず」
発酵食品で腸内環境アップ。

「医者を殺すにゃ梅を食え」
血流改善や抗菌ですね。


実は食材の話をしたいのではないです。
医者は商売だというのを忘れてはいけません。
患者数は売上だと、ことわざで思い出します。

昔は医者も商売の一つ、人々が健康になったら商売あがったりです。

それがいつのまにか、お上のこと、行政の一部の認識になっているような気がします。
医療はビジネスなのを忘れさせるのが、保険診療制度のような気がします。
保険とは名だけ、保険料ではまかないきらず、社会保障という税金が医療ビジネスに入ってます
「安く病院に行けるんだ!、文句を言うな!」という意見もあるでしょう。
良い面もあれば、悪い面もあります。

日本の医療は、医師の腕での競争できません。
優秀な医師もヤブ医者も同じ点数になります。
保険診療制度では、医療行為に対して厚労省の役人が決めた一律の点数や料金設定がされてます。これにより、優秀な医師とヤブ医者が行う同じ医療行為には同じ報酬を受けることになります。
優秀な医師は報われないと感じるでしょうし、医師のモチベーションを低下させるでしょう。

一部の医師は、開業して高度な特別の治療法で保険診療以外の診療を行うことがありますが、一般的ではないでしょう。
時価であったり、おまかせコースの寿司屋がなく、値段が一律に決まった回転寿司店ばかりのようです。これでは腕のいい寿司職人が消えて、マニュアルを沿うバイトスキルで十分になります。
そんな医師のモチベーションを低下させる制度は患者の不幸です。

経営する病院にとっては、薬を貰いに定期的に来る客が優良客、あれこれ聞く客は回転が遅いから困った客です。
患者に合った診療より、点数が高い診療へと考えるのが経営側でしょう。
フォーストフード店と同じで、売りたいセット品を買ってくれ回転が良い客が大事です。
よって、大なり小なり経営側が医療スタッフへの圧力となっているでしょう。
お客様のご意見を叶えようとする良心的な医師は、病院には経営効率が悪い医師でしょう。
かかりつけ医や定期検診など、サブスクみたいです。

高額医療制度により、患者を救っている表向きの反面、税金で医療界に売上増にしています。高齢者など患者が訴えることを青天井に対応していくことが出来るし、悪意があるところでは完治よりも繋ぎ留める方法を選んだりするでしょう。
精神科の入院基準、ベッド数を調整した診療、万事に反映しているのでしょう。

医療と関わらないド素人の私でも、このようにいろいろ想像してしまいます。
医療の全てを批判していません。良心的な医師や医療従事者は大変かもと思ってしまいます。

政府による医療予算は、1980年代に6兆円だったのが、現在は30兆円。
経済成長してない日本で、税金で5倍に成長させました。税金を払った国民は、5倍に健康になったのでしょうか。
医療界はメタボになり、国民は痩せ細くなっています。
医療界も幸せ太りではないから、諸症状がありそうです。

昨今の医師による過労死レベルの激務の問題を考えると、大学病院等に勤める最前線の勤務医たちも同じく痩せ細っていく側の搾取される方のようで、代わりに肥え太っていく側は医療界のどの部分でしょう。
現場に出ない自民党を後押しする医師会の幹部たちでしょうか。さらに後ろにいるビッグファーマでしょうか。
12/13のニュースです。
『医療サービスの公定価格「診療報酬」の来年度の改定で、引き上げる方向で調整に入った』
岸田首相はしっかりと医師会から1,400万円の献金を受け取り、実質的な増税をして医師会の為の政策を順調に行ない、一方を痩せさせ、一方を太らせてます。

米国GDPの大きな割合を占める、軍事産業と医療産業。ここ数年の世界への影響を見ればわかる。「”平和のため“と人が死ぬ」
「“健康のため”と人が苦しむ」
こんな矛盾したことわざを作れるような社会構造になってるのが問題だと思ってしまいます。

世界中で同じ問題では無いようです。
社会保障が充実した北欧では、逆に風邪位で病院には行かないですし、出産してもすぐ退院させられるようです。
ドイツでは病院でもインフルエンザにハーブティーを処方するそうです。

そんなもんかと思ってしまいますが、医療はどこかで問題を抱えてます。
人々は改善しようと試みてるけど、むしろ悪化している悪循環にある気がします。
人々は政界には不信でも、医療界へは信じてる人が多い事がコロナの時に改めて分かりました。
命が人質にとられている感じなのかな?


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