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偶発的な体験に生まれる価値

『ULTRA JAPAN』のクリエイティブディレクションや『STAR ISLAND』の総合プロデュース、リトリートラウンジ「UNBORN(アンボーン)」の開設など、新時代の創造性を育む場をつくり続ける小橋賢児さんがLIFE FARMING CAMPを体験し、その魅力を語った。

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 自然が呼び起こす“ネクストの豊かさ” 贅沢、幸福、ラグジュアリー……“豊かさ”を表現することばは様々にありますが、“ネクストの豊かさ”は、各々の身に起こる偶発的な体験にあると思っています。それが、LIFE FARMING CAMPにはある。 予定調和ではないからこそ、その瞬間にしか起こらない。セレンディピティのような体験です。それがストーリーとなって紡がれてゆく。 本来、僕たち人間は、そのような自然の中で生きていました。現代に忘れかけていたものをLIFE FARMING CAMPで、肉体を通して、感覚を通して、体験を通して、思い出させてもらえる。知らず知らずのうちに、自分の体内時計、あるいは、自分のOSがアップデートされるイメージです。 常に自然は移ろいます。行く時々でその表情は変化する。自分自身のコンディションによっても感じ方は異なります。毎回、そこに“同じ”はありません。出会う人、気温、風、音、香り……四季折々の表情を五感で味わう。その度に、僕たちは自然に生かされていることをあらためて思い出します。

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 物質的な豊かさから、その人にしかない体験としての豊かさへ。 お金で誰もが交換できるモノから、自分の身に起きた唯一の体験へと、豊かさの価値は変化している。小橋さんは、それを“ネクストの豊かさ”と表現した。効率性や合理性を求めて、マニュアルを学ぶことは、同じ情報や技術を再生産すること。そこに“かけがえのない”価値はない。 小橋さんは、予定調和ではなく、偶発的に起こる体験に価値があると話した。それは「自然」の中にある。一瞬として同じ表情を見せない自然の中に身を置き、五感で味わう。それは新たな感覚の発見であり、同時に、現代人が忘れていた感覚を呼び起こす。独自性は、それぞれのユニークな体験を通して育まれる。それは、アートに近い現象なのかもしれない。「人」をアートする。「感受性」をアートする。LIFE FARMING CAMPには、“かけがえのない” 体験で、人生をアートする力がある。


小橋 賢児
The Human Miracle株式会社代表取締役 / クリエイティブディレクター 1979年東京都生まれ。
88年に俳優デビューし、数多くのドラマに出演後、2007年に芸能活動を休止。『ULTRA JAPAN』のクリエイティブディレクターや『STAR ISLAND』の総合プロデューサーを歴任。500機のドローンを使用した夜空のスペクタルショー『CONTACT』でJACEイベントアワード最優秀賞の経済産業大臣賞を受賞。「Hi-NODE(ハイノード)」の企画アドバイザーを務め、都市開発や地方創生に携わる。2020年7月に完全ノンアルコールバー「0% NON ALCOHOL EXPERIENCE」、2021年1月に新時代のリトリートラウンジ「UNBORN(アンボーン)」をオープン。

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