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タダの箱庭プロジェクトのトークイベントにいってきた。〜個人的にこのプロジェクトに感じている可能性とは?〜


はじめに

以前、タダの箱庭というプロジェクトについての記事を書きました。

先月末から発起人の坂井勇貴さんが全国を回っていて、ちょうど東京でイベントをやると知り、タイミングの合ったこちらに参加してきました。

トークイベントの内容ざっくり

この写真だけではさっぱり分からないと思いますが、こんな感じの秘密基地的な場所が会場でした。

内容としては、勇貴さんがタダの箱庭プロジェクトの話や会場でも配られたこちらの本についてエピソードを多数用いて紹介してくれたり、ちょいちょい会場から質問が入ったり、参加者の方も話を共有してくれたりといったざっくばらんな感じ。

久しぶりの友人も来ていて嬉しい再会になったり、過去に料理をいただいたことがあるルアさんの話も初めてちゃんと聴けて新しい出会いとなったりと豊かな時間を過ごすことができました。

また、会場のあるエリアも風情があって、聴くところによると散策して色々楽しめるそうなので、また別の日に行きたいと思えたのもよかったです。(以前、入谷に住んでいたことがあるのですが、下町的というか、雰囲気や時間の流れ方が似てる気がして、思い出したなぁ)

個人的にこのプロジェクトに感じている可能性

この本が配られた先には、ギフトエコノミー的なコミュニティが待っているのですが、このコミュニティのポテンシャルとして他と違うと捉えていることは、

このお金観を見つめ直すことにつながる本が媒介となっていることによって、「お金と私の関係」について語り合う文化の種がセットで備わっていることだと思っているんですよね。

ある種の物々交換・スキルシェア的な法定通貨のオルタナティブの実践コミュニティは増えてきているように思えますが、その実践がメインテーマとなっているかつ、そこで自身のお金観を共有するといった機会・文化と必ずセットになっているコミュニティは私の知る限りないように思います。

しかし、そこが共有できるかが、実際の交換・共有、ひいては価値観に直接的に大きく影響を与えるように思うんですよね。

物々交換といった行為
お金とは?お金と私はどんな関係?といった哲学

そのいずれかだけを積み重ねていくだけでは、お金観のアップグレード、そして心理的に自由になっていく、には不十分だと思うんですよね。

感覚的ですが、片方だけでは8合目まではいけるけど、、、というイメージ。

となると、先日こちらの記事でも書いたように両方大事にしようとすることが重要なのかなと思うのです。

私が試みている実験は、特定のコミュニティ × タダの箱庭 でどんな効果があるのか?ということ。

同じコミュニティで近しい仲間であっても、そういう話題になる本で読書会をしない限りは、お金観の話をする機会はないですよね。

すでに一度、JUNKANだいこんという繋がりの中で、お金観を見つめ直すことにつながる本を継続的に同じ仲間と読み、「お金と私」という枠組の話を何度もしたことで、感じられた開放感や実質的な気づきがあったからだと思うのですが、「コミュニティ内での対話・相互理解のツールであり、その人自身が全体性を取り戻していくきっかけ、としてのタダの箱庭」って役立つかも!?と思っています。

違う言い方をすれば、お金観を対話することによる、全体性(ホールネス)の醸成でしょうか。

さいごに

冒頭で紹介した2つ目の記事で書いた友人2人と初めて読書会をやってみたこともその一環ですし、今継続的に関わっている別のコミュニティでも興味ある人に呼びかけてみているところですので、そちらもどうなるか楽しみです。

それ以外にも最近は「お金と私の関係」をアップグレードできる機会が身近な範囲になりますが複数のコミュニティで生まれていってるようにみえます。

お金の話はたくさんすればするほど、軽やかに話せるようになっていく、扱えるようになっていくと思っているので、(そしてその先にアップグレードがあるイメージ)、そういった機会が増えるのはとてもいいことだなぁと思っています。

タダの箱庭、気になる方はぜひサイトを見てみてくださいね。


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