見出し画像

入学式だからこそ、伝えられることがある!!

私は、小学校で指導教諭をしています。

教師と保護者の2つ視点から、
『家庭でもできる教育の一工夫』を発信
しています。

もうすぐ入学式

さて、みなさんの地域でも、そろそろ入学式というところも多いのではないでしょうか。
桜が散らなければいいのですが。

ここ数年、入学式の時には桜が散っていて…ってことが多いだけに
今年はなんとか、持ちこたえてほしいものです。

さて、今回は
入学式に親にできることといった視点で書いてみます。

その前に、卒業式のときの記事を紹介します。
入学式前にも、クラスの子に同じようなことを伝えます。
卒業式でも、入学式でも「おめでとう」ですよね。

入学式は、やっぱり緊張する。

出会いの日。この日って、親も子も緊張しますよね。
特に子どもが緊張するはずです。

午前中で学校が終わるところが多いと思いますが、
意外と疲労感があるものです。

…となると、この日は体調万全で臨みたいものです。

だからこそ、春休み終わり数日前から徐々に
生活リズムを整え、
朝はゆとりをもって起き、
すっきりした頭で登校したいものです。

親ができる声掛け準備編

入学式の日でも
進級でも、親の声掛けは基本は変わりません。

もし、加えるとすれば
新しい生活、持ち物、立ち姿、自転車?を見た際に、
「かっこいい!」
「かわいい。」と
見た目を褒めることでしょうか。

見た目が素敵だと自信がもてますよね。


帰ってきた際にする親の声掛け

これも、
基本の声掛けは変わりません。

ただ、一緒に参加した入学式の場合、
「〇〇先生って、かっこいいなって思った~。」
「〇〇先生って、楽しそうな先生だと思ったよ。」
など先生をプラスに捉えたり、

「〇組は、元気がいいっぽいね。」
「〇〇組に、~さんがいて、お父さんは嬉しかった。」
などと、学級をプラス面を伝えたりすることができます。

ここは、
アイメッセージで伝えるのが、おすすめです。

他にも入学式の入退場の歩き姿、立ち姿を見て、
「大きくなったなって感じてうれしかったよ。」と成長を喜んだり、
「緊張してたけど、一生懸命な感じがしてかわいかったよ。」と一生懸命さ(愛らしさ)を褒めたり
一緒に参加したからこそ、伝えられることを伝えたいものです。

入学式は応援式でもある。

そもそも入学式は、何のためにするのか。
何度か考えたことがあります。

もちろん、
成長を喜ぶためや
成長を感じるために行うものだと思います。

一方で、
主役である1年生たちを
これから、みんなで応援していくぞ!と伝える式でもあると思うのです。

だからこそ、
1年生・保護者のほかに
在校生や
職員、来賓が参加するのです。
また、祝電という形でいろいろな方からメッセージが届くのだと思うのです。

伝えたいのは、
「みんなには、こんなに応援してくれる人がいるんだよ。」ということです。

高学年をもつことが多い私は、
在校生として式に参加する子どもたちに、
次のような話をすることが多いです。

〇年前、みなさんも入学式を迎えましたね。
たくさんの人からおめでとうを言われたはずです。
それは、〇歳までよくぞ立派に成長したね。という成長をお祝いする、喜ぶメッセージです。
先生も、そういう思いから、入学式に来られた1年生、おうちの方に気持ちを込めて「おめでとうございます。」と声をかけたいと思います。

一方で、入学式は成長をお祝いするだけの式ではないと思っています。
成長をお祝いしながらも、
これから始まる学校生活で、
「私たちは、あなたたち1年生のことを応援していますよ。困ったら助けるからね。」というメッセージを伝えるために行うのだと思います。
つまり、入学式は、1年生に応援していることを伝える式でもあるのです。

だからこそ、在校生であるみんなには、頼りがいのある存在になってほしいのです。明日は入学式に参加しますね。いいと思ったことはどんどんしましょう。できることを探してパッと動きましょう。

頼りがいのあるお兄さん、お姉さんとして1年生のみんなが安心できる1日を作ってあげましょう。

のように。
上のメッセージは、担任として、在校生に向けたものですが

親としては

今日の入学式は、たくさんの人が来ていたね。あれは、あなた達1年生を応援してくれる応援団の人たちだよ。
たくさんの人がお祝いしてくれたり、応援してくれたりしてるんだよ。
応援団の人たちには、しっかりあいさつをするんだよ。
困ったら、絶対に助けてくれるから。

小学校1年生向けの声掛け。

などと声をかけたいものです。(中学生でも同じです。参加してくれた人たちは、その地域に住むみんなの応援団に変わりありません。)

最後に…

ご入学おめでとうございます!!

入学式がすてきな節目になりますように。

この記事が参加している募集

新生活をたのしく

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?