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親が求める子供にならなくても。

母にピンクの服を着せられた私は癇癪を起こした、『なぜ女の子だからといってピンクの服を着なければいけないのか?』と。
兄と野山を駆け回る私を見て母は『女の子は大人しくお家に座ってなさい』と言った。
私は、次からは母の目が届かない遠くまで行くことにした。
読書好きが高じて知識をインプットするのが好きになり成績がうなぎのぼりで上がった時親に褒めて欲しくて通知表を見せて自慢した。
母は『勉強よりも人間としての道徳心を持つことが大事よ、頭の良さを自慢するような人間になってはいけない』と言った。
私は寝たふりをした。そして暗闇の中、本を読んで夜を明かした。
母の言うことは何一つ聞かなかったし聞けなかったが私はこうして無事成長し生きている。
今はそれなりに幸せである。
私はどうやら母の望むか弱く守られる存在、または家庭的な女性的な女ではないようだ。
私は普通の人のように親の望むように生きてはいないが何だか今とても楽しい。
最近母が言わんとしてたこともわかってきた。大学に入ってただ頭の良さをひけらかすだけの人の周りに人が居ないのもたくさん見たし
ピンク色のザ女の子な服装をして可愛らしい子がちゃんとモテてるのも見た。多分私がその当時求めていなかった言葉なだけで母の言うことは何一つ間違っていなかった。でも。どうしても

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