インド映画「RRR」の感想【結末を書きます。】

 まずは、なぜ観たかを書く。

●「あさイチ」の映画紹介で取り上げられていて気になっていたから。
●「太田光のつぶやき英語」でナートゥダンスブームを中心に紹介され、おもしろそうだと思ったから。
●藤井風が好きなインドのことを知りたいと思ったから。(※藤井風がインドのどのあたりを中心に好きなのかは知らないし、この映画にふれたことはない。)

 映画紹介は結末をネタバレしないこと、ナートゥダンスが楽しいダンスであること、藤井風の平和的イメージなどから、私は勝手に「非暴力闘争」の話かとカン違いしてしまい、さらに自分が新鮮に観られるように下調べしないまま、小学生三男を連れて行ってしまい後悔した。後半はがっつり殺しばっかり。
 中盤までは、連れ去られた村の娘を絶対に助けようとするビーム達、ビームとラーマの友情、誰に対してもフラットな態度のイギリス人女性、差別的イギリス人男性とダンス対決をすることで、その場のみんなが笑顔になるという話が続いたので、その後にビームとラーマが人を殺す流れになるとは予想外。また、武器を手に入れたいがそれを最重要とすべきかというラーマの葛藤が描かれたのちに、武器を手に入れめでたしめでたしという結末になったことには拍子抜けした。
 私と夫は映画館を出てすぐに、三男に暴力シーンの多い映画を見せてしまったことを謝り、「家族を殺されたばかりのジェニーが笑顔になれるわけないよ」など、気になる点をいくつか言った。

 R指定するべき映画というのが一番の感想。その引っかかりはあるけれど、全体的にはとても面白かった。3時間の中で飽きる場面が全くないし、ビームとラーマをすっかり大好きになった。

 またインド映画を観たいと思った。