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北海道が大好きで2000年に東京より移住。 スポーツも全般に好き。北海道にチームがあっ…

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北海道が大好きで2000年に東京より移住。 スポーツも全般に好き。北海道にチームがあったり縁があったりする競技やアスリートは特に応援してます。あとはテニスとボクシングも好き。あと、CDと本・マンガの収集が趣味です。

最近の記事

北海道が好きになったわけ【特別編④】

最終日。東京から帰る日。やっぱり4日程度では短い。そんなにしょっちゅう来れるわけではないし、両親も80歳を数えている。息子が部活でも入ったら忙しくなるだろうし、皆んなで会えるのはたぶんこれが最後だろう。 多少、感慨深いものはあるが、それにしても歩き疲れた。しばらく東京に来ないうちに感覚を忘れてしまった。昔からこんなに歩かないといけない不便な町だったっけ? なんか、今回東京来て常に感じたんだけど、一見便利そうだったり新しい方法だったりして良さげなんだけど、実際やってみると面

    • 北海道が好きになったわけ【特別編③】

      3日目は嫁は別行動を宣言し、自分の好きなパン屋さんやケーキ屋さんに行くそう。僕はお土産を買うために自由ヶ丘に妹と一緒に向かう。妹は色々な食材も買うそうなのでその荷物持ちも兼ねている。そして、秋葉原では元気だった息子は疲れ果てており、両親と一緒に興味のないグルメ系ツアーに行く気は全く無く、実家でダラダラ静養しながら爺ちゃん&婆ちゃん孝行をすることに。 嫁も東京の道に慣れている訳ではないし、僕と妹からお土産を買いに行くのも自由ヶ丘の予定だったので、自由ヶ丘駅まで嫁と一緒に行くこ

      • 北海道が好きになったわけ【特別編②】

        2日目は、天麩羅好きな息子に前から食べさせてやりたかった神保町「天ぷら いもや」に行って、息子の希望でドラゴンボールのフィギュアを探しに秋葉原へ。途中で嫁の見たがってる紙メーカー「竹尾」の展示会へ。 まず、1軒目の「いもや」が、何故か今日に限って臨時休業ですって。。。明日は定休日で明後日は成田から帰るので早めに行かないとならないので無理。このタイミングしかないのに。。。これでまた何年かしないと「いもや」に来れない。かれこれもう30年くらい食べられていない。。。 息子に「い

        • 北海道が好きになったわけ【特別編①】

          息子の春休みを利用して家族で東京に行った。 実家の親も80歳を過ぎ弱ってきたと妹から連絡があり。 息子が春から高校に進学することもあり、これからは忙しくなる事が予想され、なかなか3人家族揃って北海道から東京に行くのも難しくなりそうということもあり。 また、昨年僕が癌の手術をした事もあり、元気になった顔を両親に見せたいというのもあった。 元々は仕事が終わってから行く予定だったので夜遅い便に乗った。しかし、道民の翼はここのところ、たまたま僕の乗る便がそうだっただけなのかもしれな

        北海道が好きになったわけ【特別編④】

          北海道が好きになったわけ35

          大学のリーグ戦や駒大・専修大・拓大の3校で争う3大定期戦の他、市民大会にも参戦する事もあった。 一般参加の大人達に混ざって試合することで、試合経験を積んだり試合度胸をつけたりするために大事な大会だった。 そして、僕達、貧乏学生にとってその大会に参戦する大きな大きな理由がひとつある。 それは、試合に出る日には、必ず唐揚げ弁当が支給されること。 我々お貧しい学生達にとって「唐揚げ弁当」は憧れの弁当だった。それが試合に出るだけで一食分頂けるので、普段試合に出ないヤツらもとりあ

          北海道が好きになったわけ35

          北海道が好きになったわけ34

          北海道の公共交通機関は雪に強い。 当たり前と言えば当たり前かもしれないけど、道外の人が思っているよりも強いと思う。 たまに東京で積雪があって、飛行機や電車が運休になるっていうニュースを見ることがあるが、北海道の人は、たぶん皆んな指差してそのニュースを笑って見ていると思う(あれ?僕だけ?)。 だって、なんも積もってないしょ🤣 まぁ、車で言えばタイヤの性能が違うから仕方ない。東京にいる時、群馬や長野のゲレンデにスキーやボードに行く時は、ノーマルタイヤにチェーンをつけて走っ

          北海道が好きになったわけ34

          北海道が好きになったわけ33

          叔父さんの弟さんが札幌から東京に持ってきてくれたジャガイモは、それまで食べていたものよりも二回りくらいデカかった。その大きなジャガイモを蒸して(ふかして)、アツアツなところにバターをたっぷりと乗せて食べたら、もう感激の旨さだった。 北海道に来てから「その上にイカの塩辛を乗せて食べるとさらに美味い」という話を聞いてやってみたらマジで美味い!今ではポテチもバター味にはイカの塩辛を乗せて食べるようになった。 他にも、東京には無かった「食べ方」が北海道には幾つかある。 「おにぎ

          北海道が好きになったわけ33

          北海道が好きになったわけ32

          田舎の小さな短期大学でも文化祭はある。けどまぁ、正直言って東京の大学とは規模が全く違うので期待は全くしていなかった。 なのでいつも通り無料のスキーバスに乗ってカムイスキーリンクスで滑りまくり、帰って来た頃はすっかり日が落ちていた。 バスの降車場からアパートまで、スキーの板を担ぎ、面倒くさいのでそのまま履いてきたスキー靴でガコンガコン歩いていると、体育館の方が騒がしかった。 疲れていたし、ショボい文化祭に興味は無かったけど、とりあえず覗きに行ってみた。 体育館にはステー

          北海道が好きになったわけ32

          北海道が好きになったわけ31

          先日聴きに行った講演会がきっかけで、その時の講師の方がやったという「1年間毎日ノートに何か書く」を真似してみようと思い書き始めて、ようやく1ヶ月が経った。これはなかなかシンドイ。その講師の方は「3ヶ月までしんどかった」って仰っていたので、とにかく頑張ってみようと思う。 北海道が好きになったのはドラマ「北の国から」だと思っていたが、そういえば同時期にもう一つのキッカケがあった。 一昨年、叔母が亡くなった。母の妹に当たるが、母とは8歳離れていたので、僕が生まれた時にはまだ17

          北海道が好きになったわけ31

          北海道が好きになったわけ30

          夏合宿、最終日の1年vs2年の試合を翌日に控え、本来ならもう寝ていなきゃいけない時間に、僕ら1年生は先輩達に日本酒をたらふく飲まされ、気がついたら自分以外の1年生が居なくなっている。 去年は飲まされまくった1年生の1人が、スリッパのまま海まで逃げてたらしい。 去年そんなことがあったのに、よく寝てられるな、山里さん。。。 まず、玄関の鍵をチェックすると開いていないので、どうやら誰も外には行っていない。となるとまずはトイレか。 トイレに行ってみると個室の扉が一つ閉められ、中

          北海道が好きになったわけ30

          北海道が好きになったわけ29

          大学にはいくつかの部活があったが、毎日のように活動しているのは硬式テニス部しかなかった。多分、北海道の大学リーグに所属していたのもテニス部だけだったんじゃないかと思う。 一応、真面目に体育会していたせいか、学校から予算を出してもらって夏合宿があった。僕らが入った年の1年は師匠・谷中ちゃん、軟式国体野郎・小浜、そして何故かバンド小僧・音尾ちゃん、と僕の4人が参加した。 先輩は部長に副部長、あとはいつもの元族の先輩達の計6名、総勢10名の部員とマイルド組幹部の顧問・山里さん。

          北海道が好きになったわけ29

          北海道が好きになったわけ28

          何回か書いていますが、僕らはとてもお貧しかった。僕の場合、親からの仕送りが届くとまずはアパートの家賃を払い、次に銭湯のチケットとタバコを1カートン購入。残ったお金で米とパンと納豆を買った。 浦茂アパートの住人はそれぞれの貧乏レシピを持っていて、色々と教わった。 中でも気に入ったレシピが3つある。 朝食でよく食べたのは、青森ボーイ・澤村のマヨネーズパン。食パンにマヨネーズをモリモリっと乗せてトースターで焼くだけ。マヨネーズが少し茶色っぽくなったら出来上がり。コレが激うま。

          北海道が好きになったわけ28

          北海道が好きになったわけ27

          僕らの大学は名前の通り短期大学なので、1年生と2年生しかいない。 けど同じ5部リーグには医療系の大学もあり、そうした医療系大学は6年制だった。つまり、大学に入ってからテニスを始めた人も卒業する頃にはテニス歴6年になるのだった。 高校から始めた人だって短期大学卒業する時、テニス歴5年なのに。なんかズルい。 しかも医療系ってことは頭が良いわけで。僕らの最大のコンプレックスをツンツン突かれる感じ。 しかもしかも女子部員もいるし、女子マネージャーもいる。 なんかありとあらゆる

          北海道が好きになったわけ27

          北海道が好きになったわけ26

          一応、体育会テニス部だった我々は、5校か6校か覚えていないけど、5部リーグはそれくらいの数の大学で構成されていて、1年間、と言っても北海道は半年近く雪で覆われているので、実質約半年間でリーグ戦を戦っていた。 リーグ戦は団体戦で、記憶が定かでは無いが、ダブルス×3、シングル×6で5試合以上勝った方が勝ちだったと思う。 僕は一応、1年生からシングル戦に出場させてもらっていたので、全ての遠征に連れて行ってもらった。 ご存知の通り北海道はとても広いので、遠征も簡単には行けない。

          北海道が好きになったわけ26

          北海道が好きになったわけ25

          僕が行っていた頃の北海道拓殖短期大学は、大きく分けると3つの学部に分かれていた。 北海道内各地の農業や酪農業を家業とする家の息子さんが主に農業の経営を学ぶ「農業経済コース」。男子ばかりで、外見はヤンキーっぽいんだけど優しくて本当にピュアなヤツが多かった。 そして、北海道内各地から保母さんを目指してやってくる「保育科」。僕らはあまり縁が無かったので何をしているのかは知らなかったけど、多分、ピアノとかやってたんじゃないすかね。知らんけど。 そして、主に北海道外各地から、北海

          北海道が好きになったわけ25

          北海道が好きになったわけ24

          この話は遥か昔、日本にまだ「ハラスメント」なる言葉や「コンプライアンス」なる概念など何処にも無い、むか〜し昔の話。 僕らのテニス部は、当時の北海道リーグの1番最下層の5部リーグにいたが、一応は体育会で、しかもテニス部のくせに何故か女子が皆無。 男塾みたいなテニス部だったので、先輩の言葉は「白いモノでも先輩が黒と言えば黒」と言うほど、先輩の命令は絶対的なものであった。 遠征試合のある日は、1年生が先輩達を起こしに行き、先輩がまだ布団の中でグダグダしている間にコーヒーとトース

          北海道が好きになったわけ24