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ASDが失言してしまう理由と、対処法について考えてみた

ASD当事者の中には、失言に苦しんでいる人が少なくないようです。

何故、ASDが失言してしまうかというと、想像力が弱いからだと思われます。

当事者は、その人がどう感じるのか立場に立って考えるのが苦手であります。それ故に、気の利いたコミニケーションが苦手であり、結果的に相手を怒らせたり傷つけてしまいます。
建前を使えず本音で言ってしまう、または、言葉選びが不適切だった。
よって、対人関係に軋轢を生みやすくなるのです。

また、やり取りしている時、自他境界の曖昧さから、その人が分かっている前提で話を進めてしまう、そして主語が抜けてしまい余計な誤解を招くこともあるかと思います。そして、相手を傷つけ、苦しんでしまうのです。

対人コミニケーションにおいて、相手を思いやり時には嘘をついたり、オブラートな言葉選びをしたり、相手に伝わるようにハッキリ主語を付けて伝えるなどしていかなくては、なりません。見たまんま、感じたまんまのことをそのまま直球で伝えてもいけません。
心の理論が抜けてしまい、ドストレートに発言していては、キツい人だ、失礼な人だと思われてしまい、人間関係が上手く構築出来ません。
特に、日本のように空気を読むのが善とする国では、やっていくのが大変です。そして、ハッキリダメ出しはしてはくれる人は、少ないです。「ああ、こんな人だったんだね…」で、人間関係をこじらせます。

ASDの中には、ADHDを併発している人が少なくないでしょうし、それも相成って衝動的に失言してしまう…という人も少なくはないと思います。

相手を怒らせてしまい、敵を作ってしまったという結果になり苦しむことになるでしょう。

更に、相手を傷つけてしまった…と、なるともっと最悪です。
罪悪感が付き纏い、その人との関係修復は難しいことでしょう。また、その人に、苦しみやトラウマを与えてしまう恐れもあります。

ましてや、繊細な人相手だと深刻な悲劇をもたらしかねません。
自分も、罪悪感から、その事でずっと悶々と苦しみつづけるのです。

対処法ですが、気づいた時に即謝罪することです。
その人との関係を継続したい意思があるのなら、即謝罪しましょう。LINEでもメールでもいいので、即謝りましょう。

人とやり取りする際は、出来る限り言葉選びには慎重になりましょう。どんなに仲が良いからといって、何でも言っては良い訳ではありません。
お互いの為だからといって、何でも言っては駄目です。言って良いことと悪いことがあります。相手の身になり発言しましょう。ストレートに思った事を、本音をそのまま言うのは控えましょう。言葉選びは慎重にし、主語はきちんと使った方が良いでしょう。
第三者に「こういう言い方、どうかな?」「どうだったかな?」みたいに聞いてみたり、文章を見せるのも良いかと思います。
特に、繊細さんに対しては、細心の注意を払うようにした方が良いです。

気付いた時には、時間が大分経過してしまった、時既に遅しとなり、後悔しないようにしていきましょう。

折角出会った、大切な仲間、友達を失ってしまって、全てが台無しとならないように気をつけていきたいですね。

今までの、反省と自戒も込めて。


余談ですが、
私は、今まで昔から周りの人に対して調子乗って不快な発言や質問をして怒らせてきました。

今まで関係がずっと長く続いた人は、図太い人でした。
その人はHSP傾向がなく、感情より思考が優位です。変に気を使わず、事有る毎に冷静にこちらにダメ出しをしてきました。時に怒らせてしまうことがありましたが、彼は引きずることはありませんでした。

ASDは、図太い人相手だと交流は何とかなるのかも知れないです。

以下の記事に、ASDが孤独を回避する解決策を書いてます。↓





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