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韓国のプールで溺れかかった話

どのくらい前だか忘れてしまった。

数年前に日本を離れ韓国の知人を訪ねてソウルから高速バスにゆられ地方都市へ。

夏なのでプールにでも行こうという話になり、企業の保養所のようなところのプールで遊ぶことになった。関係者しか利用できないところらしい。
混雑もなく、快適な環境で泳いだり、プールサイドでくつろいでいた。

日本では水で怖い思いをしたことはない、、
のだが、旅行の解放感からか。この時プールで溺れかかった。いや、認めたくないが溺れたのだ。しかも海外で。泳ぐのは苦ではないほうなので完全に油断していた。

これまでで死が一番近くに迫った瞬間の1つだ。

ここのプール、手前側は1.2メートルくらいなのにもかかわらず、奥側は水深2mのプールだった。

普通に泳いで奥のほうまで行き、泳いで戻ろうとしたその時になんと脚がつってしまい、パニックになってしまった。

水深が身長以上で足がつかないエリアでバタバタとしていたところ、過去プールで監視員もやってたらしい知人が助けに来てくれた。

水を沢山飲んでいた。

途中から不思議と苦しくなくなり、青い景色だけが目の前にひろがり、もうダメなのかと思いかけた。記憶があるのはここまでだ。

おそらくその力つきる少し手前くらいで、顎をつかまれるようにして浅いエリアまで引っ張られたらしい。

あまり実際の記憶がないのだが、後日談を総合するとそのようにして助けられたらしい。

なんとも情けない思い出の1つ。

それ以来、世界中どこでも、身長を越える水深のプールには近づかないことにしている。