反対意見は意外と味方をしてくれる
こんにちは、しがサラです。
仕事を進める上で、チームとして合意形成を図ることが多いと思います。
同僚や上司に、自分の企画や考えを述べる。
そして互いに議論を重ねる。
人事職や企画職に就いていなくとも、現場の営業でもメンバーと対話の中でディスカッションをしています。
その中で、反対意見を言われる、ことは多いでしょう。
中には頭ごなしに否定をしてくるセンスのない人も一定数います。
本日は、そのような「反対意見を言われる」ことは実は大きく自分を肯定してくれることに繋がるということを解説していきます。
反対意見を言う心理
反対意見を述べるとき人は、何を考えているのでしょうか。
当然、「自分の意見と違うから」だと思います。
働いているとよく分かりますが、同じ会社、同じチームで、向いている方向は同じであるのに、意見の相違が起こります。
それ自体は自然なことですが、ここでもう少し踏み込んで考えてみることにします。
「自分の意見と違うから」から
「(ゴールを意識したときに)自分の意見と違うから」
と考えるとどうでしょうか。
この、(ゴールを意識したときに)という枕詞を付けると、尖って見えていた反対意見は、自身へのパスのように感じてきます。
反対意見は相手からのパス
上述しましたように、反対意見は自分の意見をこき下ろすタチの悪いものではなく、むしろパスだということです。
では、そのパスにどんな意味があるのでしょうか。
ここで、ゴールを意識したときに、という言葉がポイントになってきます。
・ゴールは何だろう?
・この議論は何のためにある?
・相手はゴールをどう考えてる?
・相手の意見を突き詰めると?
・自分の意見を突き詰めると?
反対意見(パス)が出たときは、相手との間でこのような部分を確認していくと良いでしょう。
要するに、ゴールは同じはずであるのに、相手の思考と自分の思考のどこが境界となって意見が分かれたか、を知ることができます。
これらの確認を終えると、相互理解が進み、共通認識が取れている段階でしょう。
加えて相手の意見は、その後自分の意見の説得性を上げてくれる材料となります。
相手からの反対意見は、一石何鳥もの効果があるのです。
このように考えてみると、相手の反対意見は、最終的に自分を正当化するための手段となります。
私は、チームや同僚、後輩とディスカッションする際には反対意見を収集します。
なぜ反対であるのかを突き詰めることによって、自分の意見も洗練化されていくからです。
自分の意見が間違っていることに気付けることも、メリットです。
反対意見と聞くとネガティブなイメージがありますが、広い視点で見ると、自分を助けてくれます。
是非、ご参考になれば幸いです。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。
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