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傑作を作りたければ、ゴミを作る勇気を持とう

最近は、自分で考えたこととか思ったことを書いた記事が多かったんですけど、読書してインプットしたことを久しぶり書いてみようと思います。

今回参考にした本は、これです。

noteでは創作したものを投稿するので、創造力や独創性が大事になることはみなさんご存知だと思います。この本は、「面白いアイデアを作り出すためには、どうしたらいいの?」ということが書かれていて、noteでもそれを活かせると思い、一部その内容をまとめることにしたのです。



まず初めにみなさんに聞きたいのが、「なぜ創作活動するのか?」ということです。文章だけに限らず、曲を作ったり絵を描いたりすることも含めてです。YouTubeやTikTokで動画を撮るのも、創作活動です。

僕が考える「人間が、創作活動をしたいと思う」理由は、「傑作を作りたいから」です。

自分の中にあるものを何かの形で表現して、たくさんの人を感動させるような素晴らしい作品を作りたいというのが、大きなモチベーションになっているのではないかなって思います。

「自分が満足できればそれでいい」という人もいると思いますが、「できれば多くの人に、自分の作品が良いと評価してもらいたい」という人がほとんどだと思います。

実際、僕の記事でも「書く」ことを書いた記事は、読まれやすいです。これは多くの人が「どうやったら書き続けられるか」や「読まれやすくするにはどうしたらいいか」といったことを、知りたいと思っていることの証拠だと感じています。これらは僕も、今現在進行形で悩んでいることです。




「傑作を作るには、どうすればいいか?」

その答えは、「大量に創作すること」なのだそうです。つまり、「数打てば当たる」は正しい戦略だったんです。本の文章を引用すると、

サイモントンの研究によると、ある分野における天才的な創作者は、同じ分野に取り組む他の人たちよりも、とくに創作の質が優れているわけでない、という。

サインモントンは「影響力のあるアイデアや成功するアイデアを生み出す可能性は、創出されるアイデアの総数が多いことがプラスに働く」と述べている。

と書かれています。例としてシェイクスピアやピカソ、アインシュタインなど(これらの人物を知らない人は、ほとんどいないだろう)がこの本で挙げられています。

私たちは彼らの有名な作品(アインシュタインの場合は、「相対性理論」の論文)しか知りませんが、実は彼らはその他にも大量の作品を、作っていたのです。しかも、その多くは平凡な作品だったのだそう。

また心理学者のサイモントンによると、分野を問わず、もっともクリエティブな作品を生み出した時期は、もっとも多くの作品を生み出した時期であると述べています。多くの作品を生み出すと、それだけ失敗作も増えます。だから、この時期には駄作も多かった。


よくわからないアイデアや、とんでもない失敗となるアイデアをたくさん出すことは、無駄にはならず、それらが蓄積されることで斬新なアイデアが生まれるそうです。

私たちはよく、失敗作を作るのが怖くて、大量に創作することをやめてしまいがちですが、このやり方では独創的な作品を生み出しにくいのです。

圧倒的な作品を目の前にすると、創作者がいきなりこのレベルの作品を作れたのだと感じてしまいますが、それまでに大量の試行錯誤があったのです。受け手には、その試行錯誤が目に見えないので、なかなか気づくことができませんが。


僕が「書けそうだったらとりあえず文章にする」というスタンスでいるのは、このサイモントンの研究結果を知っていたからです。僕が書いた記事のほとんどは駄作だと思いますが、たまにすごい多くの高評価をいただける記事も生まれます。

「なんでこの記事がそんなに伸びるの?」と思うことはたくさんあって、何が当たるかは正直全然わかりません。だからこそ、おもしろいのかもしれません。


頑張って書いた文章の評価が悪かったら、めげそうになりますが、すばらしい文章を書けるようになるためには、いろいろ試して書き続けるしかないのです。

周りから迷走していると思われるような失敗作をたくさん作っていく中で、その人にあった独創的な文体が生まれるのだと思います。

タイトルにもしましたが、「ゴミを作る勇気」を持つことが創作活動をする上で大切です。大量のゴミの中で、光り輝く傑作が生まれるのです。


僕はこれからも、たくさんのゴミを創ることになると思います。もちろん、それは真剣に書いた上でのゴミで、手を抜いている訳ではありません。何が良い作品になるかは、全然わからないからです。

迷走することもたくさんあるかもしれませんが、暖かく見守って応援していただける方がいてくだされば、嬉しいです!

いつかは自分のオリジナルな文体を、見つけれたらいいなー。そのために、大変なことも多いけど書き続けるぞ!


みなさんも「こんな作品は投稿しないほうがいいんじゃないか」と思うことはあるかもしりませんが、反応を恐れず投稿してみてはどうでしょうか。自分が気づいていないだけで、実はすばらしい作品なのかもしれないですよ。


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