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【三重県の魚屋さんのお話】


「明日空いてる?魚屋さん行く?」
とバイト先の先輩から夜連絡があり、
ちょうど予定が何もなかったので、
「行きます!」
とどこに何をしに行くかわからなかったけれど返事をしました。

朝はバイト先(京都)に集合。
そこで初めて料理人さん3人とバイトの私でお取引させてもらっている三重県の魚屋さんに行くことを知りました。もっと近いところに行くと思っていたので驚きでした(笑)

魚屋さんに着くと、まず水槽の中で泳ぐ魚たちを見て、
この時期にいる魚、その大きさを知りました。


その後、海に行きました。
どんな海で、どんな地形になっていて、近くの山や浜の間隔、生け簀の状態を見て学びました。生け簀の魚が泳ぎにくそうにしていたらそれを改善したり、根こそぎ魚を捕る漁船を見ながら漁業の課題を教えてくださったり。湾内と外側の違い、 ほんの少しの距離の差でも取れる魚は違うそうで。魚屋さんは、質問されたことに対して的確に全て私でもわかるように答えてくださり、しっかり向き合われているからこそ出てくる言葉なんだろうなあと思いました。




「美味しい魚を見張ってる。どこに何があるか、俺がこの目で見張っている。」
「料理屋さんと俺たちは同じ組織の中にいる。だから本気で美味しい魚を見極めて、いつ全国大会があっても優勝できるくらいのものを提供する。」
「もしかしたら全国一かもしれない。」
「金じゃなくて人を持つ。」
「山が豊かだと栄養豊富な水となる。」

乱獲や黒潮の暖流の温度の上昇で海産物が少なくなってしまったり、漁業人口の減少があったり、漁業関係の未来は明るいとは言い切れません。

それでも
魚を愛し、一瞬を逃さないよう常にセンサーを働かせている魚屋さんがたどり着く世界。
そしてその尊さ。


今日は神様にここへ行けって言われてた気がするなぁ。



夜は魚屋さんでBBQ!!
こんな幸せで満たされる時間を過ごせて胸いっぱいです。

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