サラ

立命館大学食マネジメント学部→🇩🇰

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【往復書簡デンマーク→京都 一通目】ルバーブにときめく春 

デンマークに来て2週間経った。 私と入れ違いでVISAのpermit letter が自宅の愛知県に届き、出発3日前にお世話になる予定だったホストにドタキャンされ、今のデンマーク(特にコペンハーゲン)では家も仕事も見つけづらいと多くの人に教えてもらい、 不安と心配な気持ちでいっぱいになりながら、ワルシャワ経由でデンマークに。 急遽見つけたホストファミリーは、とても温かく私を迎えてくれて、デンマークの伝統の食事を一緒に作ったり、街の散策をしたり。やりたいこと食べたいもの何で

    • 【遠月 バイトの卒業】

      懐かしい未来の夜 一日だけのはずだった。 2022年、7月7日 七夕の日にもともとアルバイトしていた京都の割烹料理屋(じき宮ざわ)の料理人さん(泉さん)と、京都の銀閣寺付近にあるFarmoonのオーナーシェフ(まさよさん)コラボレーションイベント「星まつり」がFarmoonで行われた。 有り難いことに、私はそのイベントのお手伝いとして関わることができた。 その日私は、素朴で温かくて、懐かしい感覚になるのと同時に、この瞬間を生きている実感をし、そして未来へ響く音を聞いた

      • 【大好きなバイトを卒業します。】

        ささやかな重みと温もり。 2021年7月に初めてバイト先となる大将とお話をした時、大将の思いが乗った言葉に感動し自然と涙がでてしまったのを覚えています。内容はうろ覚えだけど、ものが大切に受け継がれてきた話をしてくれた気がします。すごく引き込まれて、空間があるようでなく、ないようである。お店は広いわけではなかったけど、無限の広がりを感じました。体の内側からわくわくする何かが湧いてきて、あ、この感覚、忘れちゃってた大事なやつだって思いました。 アルバイトが始まり、とりあえず最

        • 【おいしくて面白いイタリア実習】~ケラスコ編~

          前回からのつづき 私の学部のモデルになった学校 9/15 朝4時起床。ケラスコへ移動するため過酷スケジュール。 サービスエリアで買った水は2.5ユーロ(日本円にすると400円)。 そして大学入学前から来たかった念願の食科学大学に来た。 ここでスローフードの講義を受けた。 夢~!!!やっと叶った待っていたよこの日を。 スローフードは、おいしく健康的で(GOOD)、環境に負荷を与えず(CLEAN)、生産者が正当に評価される(FAIR)食文化を目指す。 “食べる”ことは私

        【往復書簡デンマーク→京都 一通目】ルバーブにときめく春 

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        記事

          【おいしくて面白いイタリア実習】~モデナ編~

          前回のつづき 発展している草の根のプロジェクト 9月11日、午前中は困窮者食堂(レフェットーリオ)を運営したチームの女性スタッフと三ツ星レストランのシェフが始めたRootsという「女性のためのレフェットーリオ」を見聞した。 レフォットーリオとは、地元の恵まれない人々に無償で料理を提供する食堂のことである。 Roots: scopriamo storie,  食く介して人と人が出会うのだと教えてもらった。 移民(イタリア移民はアフリカ系が多い)を助け、彼女らを物理的にも

          【おいしくて面白いイタリア実習】~モデナ編~

          【おいしくて面白いイタリア実習】~フィレンツェ編~

          私の学部には、ガストロノミックスタディプロジェクトという講義がある。 入学してからの3年間はコロナによってこの講義は日本国内だけで完結していた。しかし今年はやっと海外プログラムが始動することになったので、大学生最後の夏休みはこの正課授業に参加することにした。 私の選んだプログラムは、イタリアのプログラム。日本人初のフィレンツェ市公認ツーリストガイドであり、スローフード協会イタリア本部の唯一の日本人スタッフとしてスローフードジャパンの創立に関わった私のゼミの先生が企画するもの

          【おいしくて面白いイタリア実習】~フィレンツェ編~

          【ソロ旅】~スローフードな国に着物と茶道具を持って行ってみた話~

          「好き」の確信は見逃してしまうほど些細な瞬間。 その瞬間にたまたまゼミの先生に話ができて、偶然サンマリノの方と繋がったことがきっかけで、私は10日間一人旅をしてきました。 前半は南イタリアで美味しすぎるフォカッチャを作ったり、 目が眩しいくらいの種類豊富に並ぶ朝市に行ったり、 ペコリーニチーズを作っている人や、 ドンキーミルク売っている人に会いに行ったり、 画家さんのお庭で小さなお茶会を開いてみたりしました。 街で現実に生きている文化を見て、何を守り、何を変え、どんな考えの

          【ソロ旅】~スローフードな国に着物と茶道具を持って行ってみた話~

          【料理人さんたちと田植え。】

          「このご飯美味しい!」 バイト先でご飯を提供すると、本当に多くの方がこのようにご飯に感動します。それは、お客様の食べるスピードに合わせて料理人さんたちがタイミングを見計らってご飯を炊いているということ、美味しく炊けるよう下準備されていること、お米一粒一粒の輪郭がわかる美味しそうな盛り方であること、そしてこのお米を一生懸命作ってくださった農家さんがおられるからです。 5月29、30日にいつもバイト先で使っているお米の農家さんの所に行って田植えをするよ、と料理人さんが誘ってくれ

          【料理人さんたちと田植え。】

          【三重県の魚屋さんのお話】

          「明日空いてる?魚屋さん行く?」 とバイト先の先輩から夜連絡があり、 ちょうど予定が何もなかったので、 「行きます!」 とどこに何をしに行くかわからなかったけれど返事をしました。 朝はバイト先(京都)に集合。 そこで初めて料理人さん3人とバイトの私でお取引させてもらっている三重県の魚屋さんに行くことを知りました。もっと近いところに行くと思っていたので驚きでした(笑) 魚屋さんに着くと、まず水槽の中で泳ぐ魚たちを見て、 この時期にいる魚、その大きさを知りました。 その後、

          【三重県の魚屋さんのお話】

          【唐津焼のすごさって?福岡・唐津・別府・湯布院へやきもの巡りの旅】

          正直に言うと、最初は唐津焼のすごさがわからなかったんです。 「なんか、素朴な普通の器だな」と思ってしまっていました。 バイト先で使う器は骨董品が多くて、お皿洗い担当の私は洗うのが毎回怖いです。最初はよくわからないまま洗っていましたが次第にこれはどんな器なのか、誰が作った器なのか気になり先輩に聞くと、その器の背景を沢山教えてくださいました。その中で、唐津焼の話を聞きました。ちょうど、唐津焼を作っている人の個展が近くであったので行ってみると、不思議と愛おしく見えて、目から離れま

          【唐津焼のすごさって?福岡・唐津・別府・湯布院へやきもの巡りの旅】