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⭕話題の脂肪減少薬アライ、4月8日に発売❗詳しく説明します🤔

 発売前から話題となっていた脂肪減少薬「アライ」は、大正製薬から
4月8日に発売されまとた。この薬はダイレクトOTC(医療用では発売せず、
薬局で初めて発売)として承認された「要指導医薬品」です。その為に
薬剤師がいる薬局・薬店のみで購入できる製品です。
 ご購入は誰でも出来るわけでは無く、「一定の条件」を満たしている方
のみになります。
 その条件とは、①18才以上であること、②腹囲(へそ周り)➡男性85cm以上、女性90cm以上 の方②生活習慣改善の取り組みを行っている方
 具体的にはアライ購入前の3ヵ月前から生活習慣の改善(食事・運動の改善)に取り組んでいる方で、これは購入者の自己申告になります。
 購入前の1ヵ月間からは生活習慣改善として、購入者の1ヵ月間の生活習慣記録(食事内容・運動内容・腹囲・体重)の確認となりますから、初めて購入する場合は、記録が必要となり薬剤師が確認します。
継続して購入するには生活習慣改善の記録も必要です。
要指導医薬品のため、1回に1個までしか購入できません。
販売は指定の薬局・薬店のみです(スギ薬局、ウエルシア薬局、くすりの福太郎、日本調剤、サンドラック、富士薬品、ツルハドラッグ、ドラッグセイムスなど)。 店舗検索は https://maps.taisho.co.jp/alli/

  下記に簡単なQAをまとめました
Q1:アライの有効成分は?
A1:
リパーゼ阻害作用を持つオルリスタットを60mg配合されています。

Q2:用法用量は?
A2:
食事中又は食後1時間以内に水又はぬるま湯で服用してください。
成人(18才以上)➡1回1カプセル💊 1日3回(1週間分 21カプセル)

Q3:アライは何故、内臓脂肪を減らすことが出来るの?
A3:
食事中に含まれる脂肪は、膵臓から分泌される脂肪分解酵素(リパーゼ)によって分解され、消化管から吸収されます。アライ中のオルリスタットは、この脂肪分解酵素(リパーゼ)の働きを阻害し、食事由来の脂肪の吸収を抑制します。即ち、体内に吸収されるはずの脂肪の約25%をからだの外へ排泄させます。その為に服用後は“油状の便”がでるといった事象が起こることがあります。

Q4:どれくらいで効果があるの?
A4:
服用日数が長くなるにつれて効果が認められています。
●腹囲 ➡ 8週後:1~1.5cm減、12週後:1.4~2cm減、24週後:2.5~3.6cm減、52週後:4.7cm減
●内臓脂肪 ➡ 24週後:14~16%減、52週後:21%減

Q5:血中コレステロールや中性脂肪も減少するの?
A5:
確認されていません。

Q6:副作用はどんなものがあるの?(参考を見て下さい)
A6:
下痢や軟便が生じる可能性があります。服用を開始して早い時期に
出ることが多く、短期間でなくなる傾向があります。
できる限り、油(脂肪)の多い食事を避けることで軽減できます。

Q7:価格は?
A7:
18カプセルで2,530円、90カプセルで8,800円(各金額は税込
購入は基本 90カプセル入り(4週間分+6カプセル)、18カプセルはお試し用(副作用などの確認の為)      医薬品は消費税10%

Q8:アライはなぜ医療用ではないの?
A8:
1990年代、スイスの製薬会社ロシュからオルリスタット120mgを
有効成分とする医療用医薬品「ゼニカルカプセル」が欧米で発売されていましたが余り売れずに、2007年に製薬会社グラクソ・スミスクラインがアメリカでオルリスタット60mgの「アライ(alli)」を市販薬として発売し、かなり売れました。2009年に大正製薬が日本における開発・販売権を取得し、
その後有効性・安全性試験を行っていました。

Q9:他の薬を飲んでいたも大丈夫なの?
Q9:
ワーファリン服用中の方は服用不可、また脂溶性ビタミン薬(チョコラA錠・パンビタン・ユベラ錠・ユベラNカプセル)服用の方は、服用注意
などがありますので、治療を受けている方は、薬剤師に確認して下さい。

Q10:商品名アライ(alli)の意味は?
A10:
アライ(alli) は減量の努力をしている方の味方・協力者(allied)と
なりたいと言う意味との事。

*要指導医薬品
 
取扱いに十分な注意が必要で、より安全に使用されるように、購入の際には必ず薬剤師から対面での指導や情報提供を受ける薬剤、インターネットでの購入はできません。
<参考>アライの臨床試験
3,000人以上を対象とした5つの大規模な臨床研究をまとめると、アライによる治療を受けた方は、プラセボを使用した方と比較して1年間で約3.2%の体重減少を示した。https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/10730683
②国内の臨床試験によると、アライの副作用の多くは薬理作用(食事から摂取した脂肪の一部を便に排泄する作用)に関連していると報告されている。具体的には、肛門からの油の漏れが20.0~34.2%、おなら(放屁)をすると便がもれるのが21.0~23.3%、便失禁が4.0~6.7%



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