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イヤイヤ期は突然に。

イヤイヤ期実録 その1
(下記は、イヤイヤ期突入 4日後くらいから10日後くらいまでの間に書きなぐっていた文章を整理したものです)

目次
1「これはイヤイヤ期だ」と認識するに至るまで
2 イヤイヤスイッチ回避のための日々
3 イヤイヤ期と黄昏泣きの違い
4 イヤイヤ期からの学び・思うこと
5 イヤイヤ期 とりあえずの対策・心がけていること

1 「これはイヤイヤ期だ」と認識するに至るまで

それは、突然やって来た。
振り返れば、という話ではある。
でも振り返れば、あれが確実に、それに突入した瞬間だった。
忘れもしない先週の水曜(注:10月10日。子供は1歳半をちょうど過ぎたところでした)の夕方。
子供をベビーカーに乗せて家に帰る途中、いつものパン屋(卵アレルギーかもしれず今まだ除去しており、近所にある卵不使用、色々無添加のパン屋さんを愛用)に寄ってパンを購入。
本当は公園にでも寄って、エネルギーを発散させてから帰るつもりだったのだが、お腹が空いていたのか「パン、パン」と言うので、ベビーカーを押しながら、袋からパンを少しちぎっては渡すを繰り返す。(まるでハトに餌をやるかのごとく。これ自体はよくあること。)
「お腹空いてるなら急いでお家帰ってご飯にしようね」と言いながら、公園方面に向かわず家方向へベビーカーを進めたら。
パンをむさぼりながら、「いやだーー!!!」とベビカーの中で暴れ出した。
もうベビーカーの肩の紐はしてくれなくなって久しく、一応腰のところで留めるのだけはしてくれているので、一応落ちはしないが、でも、「そこでそんなに動けるんだ?!」ってびっくりするくらいの激しい動き。道行く人は当然振り返るレベル。
お腹が空いていて機嫌が悪いのだと判断した私は、パンを丸々一枚与え、急いで帰るという選択をした。そこからの帰り道(とっても長く感じたけど実際は正味7−8分くらいかな)、ずっと泣き叫んでた。

考えてみると、ここ数ヶ月(断乳したときの10日間程度を除く)、大泣きの原因は眠いか空腹かのどっちかだった(そう書くととても本能的で、かつ手のかからない子に見えるなw でもここしばらくは考えてみればそうだった)。
だからそういう判断をしたわけだけど、イヤイヤ期になったという認識の下に今振り返れば、多分きっと、公園に行きたかったんだと思う。その意思が叶わず、家に帰ることになったがためのあの泣きだったのではないかと。

家に着いたら泣き疲れたのか、気分も少し変わったのか、ベビーカー降りて、普通にリビングにトコトコ歩いて行って、普通に遊び始め、そして普通に夕飯を食べた。

その日は、「いやーなんだったんだろう、今日の夕方は一体。。。」という感じ。うっすら、もしかしてこれが世に言う「イヤイヤ期ってやつかな?」と思いつつも、機嫌が悪かっただけかもね、そんな日もあるよね、という思いも。
そして翌朝、これはこっちも無防備だったので、何が原因だったか全然分からないけど、とにかくスイッチが入ってしまったらしく、リビングでひっくり返って手足をばたつかせながら「イヤだーー」と叫ぶ。しばらく、何を話しかけても、何を提示してもだめ。その日、外出予定があったが当然遅刻。

その日の夕方も、散歩中、今度は家に帰りたがらずあちこちウロウロし、いよいよさあ帰るよ、となって、泣きわめき。。。

その次の日も、同様に朝と夕方同じような状況に。
これで発生から48時間くらい。
そこへ来て、いよいよ、ああ、これはそのステージに突入してしまったんだな、と認識しました。

2 イヤイヤスイッチ回避のための日々

もうそうとなれば、そこからの日々は、
「♪君が笑ってくれるなら〜♪」です。
わかりますかね、中島みゆきです。(ちなみに本文タイトルは小田和正です。)え、誰の歌かではなく、意味がわからないですか?!

もう機嫌を損ねたくない、イヤイヤのスイッチ(どこに潜んでいるか謎めいている)を入れたくない一心で全てのことに臨んでいるという話です。(はい、分からない!)

帰宅後、手は洗っていなくても、
食事の時、エプロンはせず、ご飯粒でTシャツがベトベトになっても、
そのくせ外に行くときは、エプロンをしたがり、エプロンをつけていても、
家の中で帽子をかぶったままでも、
そして私も室内で帽子をかぶっていることを強要されても、
室内でサングラスをかけろと言われても、
晴れた日に傘をさせと言われても、
着せたい服を着てくれず、ものすごい微妙なコーディネートになっても、
もう、全部OK ! 全肯定! さあどうぞ! そのままいってくれ! 状態。

オムツ替えの後、しばらくオムツを履かなくてもいい。
(→それで放尿されること、今のとこ2回)
歯磨きなんて、しなくてもいい。
爪も伸びているけど、切りたくないならそのままにしよう。
オムツはパンパンだけど、替えたくないならそのままにしよう。
(→そしたら、今朝、座らせてた椅子の下に水たまりができていて、??。スープこぼしたかな?と思ったけど、なんとおもらしだった。オムツ一応していてこの状態って!!)
ミルクも飲みたいだけ飲めばいい。
(→これをやっていたら、数日前はついに、朝と晩、2度吐いた。。。風邪でもなく、飲み過ぎ・・・汗)

「適量」とか「バランス」とか「衛生的」とか「しつけ」とか。
それらの概念は、一度、全部捨てる
ことにしました。
もう、命に関わるところだけ!
車通りの多い道を歩きたがって車がきたときに、「イヤだーー!!」と叫びながら、めっちゃ漫画みたいに足をバタバタさせてるけど、そこは無理矢理抱き上げる、とか。
命って大切。生きてるって素晴らしい。(間違いなくその通りなんだけどね)もうそこだけを信じて(?)、生きていくのです、わたしは。

これって、子供に迎合しすぎですか?!
これって甘やかしてることになりますか?!
でも、延々とこの状況が続くわけではないだろうし、しばらくこれで行くことにする。。。

ちなみに、朝、子供が目が覚めた直後に「ミ!」(ミルクのこと)と言い、先週は私が寝ぼけて出遅れたらスイッチ入ってしまって大変だったので、この元来目覚めの全く良くない、朝弱い、低血圧気味の私が、「ミ!」の発動数秒後には起き上がり、ミルクを作りに台所に行っているのです。母の愛、いや、スイッチが入ってかえって大変な事態になるのを防ぐための自己防衛本能、は、すごい。

3 イヤイヤ期と黄昏泣きの違い

育児日記(1日行動記録する簡単なやつ)の記入ルールで、
ぐずった時は波線矢印を引いています。
というか、引いていました。しばらく、言われてみれば、全然波線ありませんでした(多少のぐずりでは引かなくなったということも大きいけど)。
それが、ここへきて久々に、波線、登場したわけです。

3カ月くらいのときもあった。
何をやっても泣き止まない。おっぱいあげても、抱っこしても、オムツ替えても、ガラガラであやしても、歌っても、しばらくずっと泣いていて、何をしていいのかわからなくて、途方にくれて、疲弊するやつ。「黄昏泣き」というやつで原因はわかっていないと確か本に書いてあった。

最近の、スイッチが入ってしまったら、何をやってもダメ。それはあの頃の再来のような。しかし、あの頃と違って、どこか痛いのか?具合が悪いのか?このままどうにかなっちゃうんじゃないか?という不安はない
逆に、普段コミニュケーションが成立しかかっている分、理解できないフラストレーションがある
「なんなの!」と言いたくなるけれど、
こちらが怒ると悪循環に陥るというのは、この1年半での学びである。
なので、怒らない。
怒るくらいなら、放置。(放置した上で、一人でイラつくという状況)

泣いているのを放置することには、抵抗がなくなった。
これは、前述の生命の危機を感じるわけではないこととも関係していると思う。

実際、放置しておくと、
本人も「あれっ?!」ってなる時があるようで、ふと泣き止んだりする。
多分自分でも途中からなんで泣いてるかわからなくなっているんだとは思う。
そして、よく観察していると、
何か自分で状況を咀嚼しようとしているのか、納得しようとしているのか、数秒考えてじっとするときがある。そして時々、小さいため息?みたいのをついている。深呼吸して落ち着こうとしてるのか?!

4 イヤイヤ期からの学び・思うこと

イヤイヤ期の子供と接しての学びとしては、
「人間、言いたいことは、言った方がいい」。
言葉が操れるならば、言葉で相手に伝えるべき。
例えば、夫婦げんかして、無駄に黙り込む、文句を言わずに、勝手に機嫌悪くしている、という状況(一般論としては、女性にありがちか?)。(かつて私もよくやっていたと思う、最近は意識的に言うようにしているが)。
この、「勝手に不機嫌」は、百害あって一利なしだと、言いたいことをうまく言えずに泣き叫んでいる子をみていると感じる。
「言ってくれなきゃわからない。」「なんだ、そんなこと思ってたのか、言ってくれればよかったのに。」ってやつね。その通りだわ。

今思っていること。

復帰してなくてよかった
仕事してたら(復帰していたら)これ、ホント大変だったと思う。
今は、遅れて困る予定、そこまでないし、まあいいやと言う感じで付き合っているけど、
これ、仕事してたら、「時間に間に合わないっ」ってなって、もっと怒ってたと思う。
復帰する頃まで続くんだろうか、この状況。。。
とりあえず今は先のことは考えまい。。。

断乳していてよかった
今、機嫌が悪くなりそうなところを、ミルクでなんとか乗り切っているのが、
これが全て、授乳だったらと思うと私の体力とそもそも母乳量が持たなかっただろうな、と。
そしてこの状態が後どれだけ続くか分からないけれど、この状態では断乳に踏み切るのがリスキーすぎて、断乳するタイミングを逸していた可能性がある。断乳がこれからの方には、イヤイヤ期突入前に断乳することを強くオススメしたい。母乳の利点とか完全無視で親の都合ですが、親の都合も超重要と、ワタクシ考えますです、はい。

5 イヤイヤ期 とりあえずの対策・心がけていること

・人参を切らさないようにする
・海苔は持ち歩く
・汁物も多めに作る   
→つまり、子どもの好きなものを常備する。

・子どもの発する言語が、意味不明の時は、こちらで勝手に「これかな?」と思うことを言うのではなく、笑顔で宇宙語をリピートする。
→勝手に解釈したものが違った場合、スイッチオンになるリスクあり(というか何回かそれで失敗)。宇宙語リピートしている空間は、かなり謎めいている(どこなんだろう、ここは)、けれど、本人はそれで満足している時もある。「通じてないな」という雰囲気で沈黙が走る時もあるけど。その時はこっちも謎の笑顔で応答。それで乗り越えられていることが今のところ多い。スマイル、ゼロ円!

・子どもがやりたいと言ったことには極力付き合う
→上述の、色々放棄していることとも、ある意味、子どもの要望に付き合うことではあるけれど。これはもうちょっとポジティブな意味での対応。
帰りたくないといったら、もう誰もいなくなった公園で、月明かりの下で滑り台する、とか。夜とか朝、とか、散歩なんて行かないでよーって時間でも、散歩に行きたがったら行く、とか。
そのためには時間的、体力的、精神的余裕があることが重要なのですが・・・

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